バナジナイトとは？産地や硬度なと天然石が持つ特徴

バイヤー山本

バナジナイトという天然石をご存知ですか？鮮やかな赤色やオレンジ色をしており、まるで燃え盛る炎を閉じ込めたような美しい石です。結晶はとても輝きが強く存在感ある見た目から、鉱石コレクターの間で人気があります。また持ち主の忍耐力や決断力を育て、目標遂行のサポートをしてくれると言われています。この記事ではバナジナイトの産地や名前の由来、見た目の特徴を解説します。ぜひ最後までお読みください。

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バナジナイトの豆知識天然石コラム

産地について

バナジナイトの主な産地は、モロッコやアメリカのニューメキシコ州やアリゾナ州が有名です。バナジナイトが最初に見つかったのは、1801年頃のメキシコだったと言われています。

当時、スペインの鉱物学者アンドレス・マヌエル・デル・リオが発見したバナジナイトは、まだ新しい鉱物だと断定ができませんでした。そのため、美しい赤色を持つ石として注目を集めつつも、名前がない「謎の石」と呼ばれていたのです。

バナジナイトの名前が決まったのは、それから約30年が過ぎた1830年頃のことです。ニルス・ガブリエル・セフストレームが、バナジナイトの主成分である新元素を発見します。この新元素にバナジウムと名付けけられたことで、結晶にバナジナイトという名前がつけられたのです。

名前の由来について

バナジナイトの名前は、主にバナジウムを含んだ石であることから名付けられました。また、ほかにも北欧神話に登場する愛と豊穣の女神「バナディス」が、名前の由来だという説もあります。

和名では、鮮やかな赤やオレンジの見た目から褐色系の鉛の石として、「褐鉛鉱（かつえんこう）」と名付けられました。バナジナイトは産業用に使われる石でもあり、燐灰石グループのバナジン酸塩鉱物と呼ばれています。

バナジナイトの見た目と輝きは？

バナジナイトは美しい赤色の輝きが特徴で、六角板状の結晶です。とてもツヤがあり、結晶は光をよく反射させる特徴があります。

方鉛鉱や白い貝殻のような重晶石に付着した状態で見つかることが多く、白い母石にオレンジや赤のキラキラした結晶がよく映える美しい見た目をしています。

母石を覆うように、明るいオレンジ色や赤色の結晶が連なった姿をしています。結晶の硬度が3ととても脆く衝撃に弱いです。

基本的に母石つきの鉱物標本や、インテリア用の原石結晶が販売されています。ごくまれにジュエリーとして加工されるときは、母石つきの結晶そのままの状態でペンダントトップなどに加工されています。

どんな効果が期待できる石なの？

バナジナイトは魂が今ここにあるという実感を生む、グラウンディングの石と言われています。また、体に活力を会貯めて今を生きるエネルギーとなることで、日々を前向きに生きていけるようになります。

精神面では忍耐力と辛抱強さ、決断力を養うことで、困難を乗り越える勇気を与えてくれます。目標を定めて遂行するサポートをしてくれるため、叶えたい夢や願望がある方のお守りとして身に着けてみてはいかがでしょうか。

こんなアイテムに加工されています

バナジナイトは硬度3であるため、原石結晶そのままの状態が販売されています。六角板状の結晶が集合した美しい形は、原石ならではの魅力です。

また、コンパクトな原石の一部は、ペンダントトップなどのアクセサリーに加工されています。とても壊れやすい天然石なので、もし普段から身に着ける際は衝撃を加えないよう、十分注意して過ごしましょう。

バナジナイトの基本情報（原産地や石言葉など。）

バナジナイトと組み合わせると良い石

バナジナイトのヒーリング

バナジナイトの浄化・お手入れ

バナジナイトのまとめ

バナジナイトは表面がつややかで、受けた光をよく反射させます。キラキラと結晶が光り輝く姿はとても美しく、その光沢はダイヤモンドにも負けません。

結晶が並ぶ姿は自然の力強さと美しさを感じることができます。炎が燃え上がるような赤やオレンジの色は、インテリアとしても映えます。

持ち主に活力を与え、物事を決断させる意思力を鍛えると言われています。現状を変えて前向きな日々を過ごしたい方や、新しいことに積極的に取り組みたい方は、ぜひバナジナイトを近くに置いてみてはいかがでしょうか。