珪化木（ペトリファイドウッド）とは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

珪化木（けいかぼく）という化石をご存知ですか？木が長年の時間を経て石化したもので、別名ペトリファイドウッドと呼ばれています。木目調がそのまま残っており、植物ならではの温かみを感じられる化石です。自然とつながりを深め、癒しをもたらす石だと考えられています。この記事では、そんな珪化木（ペトリファイドウッド）の産地や特徴などをくわしく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

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珪化木（ペトリファイドウッド）の豆知識天然石コラム

産地について

珪化木（けいかぼく）はアメリカやブラジルなどを中心に、世界各地で発見されています。アメリカのアリゾナ州では、直径70㎝以上の大きな杉の木の断面がまるごと珪化木になった巨大なものも見つかっています。

また、日本国内でも全国的に珪化木が見つかっています。特に北海道や北九州の炭坑近くでは、石炭とともに珪化木が多く見つかっていました。

古い珪化木になると、なんと約2億年が経っている長い歴史があるものも存在します。悠久の時を経て珪化した化石は、太古のロマンを感じられます。

名前の由来について

珪化木は、木が時間を経て珪化した状態であることが名前の由来です。ほかにも和名では「化石木（かせきぼく）」と呼ばれることがあります。

ちなみに英名では「ペトリファイドウッド」と呼ばれています。「ペトリファイド」は、「石化した」という意味を持つ単語です。つまり、石化した木（ウッド）として、ペトリファイドウッドと名付けられました。

珪化木は産地や含まれる成分、元の木の種類によって、比重や硬度、色味などが大きく異なる石です。

石の状態によって、違った名前で呼ばれることがあります。たとえば、アゲート（メノウ）化した珪化木は「シリシファイドウッド」と名付けられています。また、オパール化したものは「オパライズドウッド」と呼ばれています。

珪化木（ペトリファイドウッド）の見た目と輝きは？

珪化とは、木の細胞に珪酸が染み込んでいくことで、化石になった状態のことです。珪酸はオパールや玉髄などの天然石に含まれる成分です。

木に染み込んだ珪酸がそのまま硬化することで、木目調を残した化石になります。木ならではの木目や細胞の模様、そしてブラウン系の優しいカラーは味わい深い魅力があります。

色や木の種類によってベースとなる色も違えば、珪化する過程で緑や赤、黄色などの模様が生まれることがあります。特に大分県の別府では、珪化によってオパールとなったものを「別府オパール」として販売しています。

どんな効果が期待できる石なの？

珪化木は不安や恐怖を恐れずに、強い精神力を養うパワーストーンと言われています。また、優しい木目調の見た目から、傷ついた心を深く癒して日々に安らぎをもたらしてくれます。

木が珪化した植物化石なので、大地とのつながりが深い石とも考えられてます。大地に根付いて今ここに生きる「グラウンディング」にも優れた石です。

心身を安定させるので、うっかりミスを減らしたい方や、問題をすみやかに解決したいといった安定を求める方におすすめです。

こんなアイテムに加工されています

珪化木はブレスレットやネックレスなどの加工品が人気です。木ならではの優しく温かみのある風合いは、ユニセックスで男女ともになじみます。

宝石のような強い輝きではなく、持ち主の体になじむような安心感のある見た目が魅力です。

珪化木（ペトリファイドウッド）の基本情報（原産地や石言葉など。）

珪化木（ペトリファイドウッド）と組み合わせると良い石

珪化木（ペトリファイドウッド）のヒーリング

珪化木（ペトリファイドウッド）の浄化・お手入れ

珪化木（ペトリファイドウッド）のまとめ

珪化木は日本国内でも各地で見つかっています。オパール化したものもあれば、メノウ化した珪化木まで、いろいろな表情が楽しめます。

誰でも身に着けやすいため、プレゼントとしてもおすすめですよ。ただし、木でできているので水濡れには注意しましょう。

もし雨や汗で濡れてしまったときは、すばやく拭き取って湿気がこもらない場所で乾燥させることで美しさをキープできます。