サルファーとは?産地・硬度と天然石の特徴

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愛知県岡崎市にある天然石専門店「天然石sakura」のご紹介です。 定番の人気商品から、1点物の希少でレアなパワーストーンまで豊富に取り揃えておりますので、皆様のお越しを心よりお待ちしております。
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サルファーとは?産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

皆様、サルファーはご存知ですか?

原子記号はS、元素番号16の元素鉱物で、温泉の成分として名高い硫黄が結晶化した鉱物です。

通常時は斜方晶系に分類されるサルファーですが、加熱した場合95.3℃を境いに単斜晶系に変質する特性を持っています。

古代ギリシャで消毒薬として使われたり、日本でも8世紀には書物に残ったりするほど歴史ある鉱石で、最も重要な酸といわれる硫酸のもととしても挙げられます。

ゴムの弾性を上げる材料や、漂白剤などにもよく使われるこの硫黄は、結晶になると石言葉を持つパワーストーンとしても有名です。

そんな、古くから生活に根付いたサルファーについて紹介するので、最後までお読みください。

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天然石コラムの目次

サルファーの豆知識天然石コラム

産地について

サルファーは、硫黄の単体鉱物ということもあり、温泉の湧く場所、噴出口など火山の火口にまつわる場所で産出されます。主な産出地域としては、火山島と知られるイタリアのシチリア島が非常に有名で、そのほか、南アメリカ州にあるボリビアのポトシやアメリカ・テキサス州、チリ、南アフリカなど、火山地帯では多く見られる鉱物です。サルファーを産出する際には、結晶を取る他に、火山性ガスを冷やして析出するなど様々な方法が用いられ、鉱物として産出される際は他の石と共生することはあまりありませんが、カルサイト(方解石)や石膏などの硫化塩鉱物や石英とは一緒に取れることがあります。

硫黄が取れるのは火山国の日本も例外ではなく、昔は栃木県の茶臼峠や神奈川県の大涌谷など日本中で、露天掘りで取れるほど盛んに発掘されていました。かつては黄色いダイヤと呼ばれるなど鉱山の花形産業として隆盛しましたが、昭和30年代には資源が枯渇傾向になり、それ以降はどんどんと鉱山が減少して行きます。石油精製時や発電の際の脱硫装置から硫黄成分を生成することが可能となり、昨今の大気汚染対策の影響も続き、既にほぼ残っていなかった硫黄鉱山や硫化鉄鉱山は1972年には、原料としての採掘は完全に廃山となりました。世界的にみても同様で、現在出回っている硫黄はほとんどが脱硫されてできたものです。サルファーの結晶鉱石は、現在は美しい色味を生かして、その多くが観賞用として出回っています。

温泉でよく嗅ぐ硫黄臭ですが、硫黄自体は無臭です。臭いの原因は、硫黄と水素が化合して生まれる硫化水素の臭いで、硫化化合物が付着している結晶は臭いを発し、日本で取れるものは化合物が付着している割合が多く、比較的臭いがついて産出されていました。観賞用の鉱石が臭う場合、水分や水素と化合している可能性があります。

名前の由来について

サルファーは、ラテン語の燃える石という意味で、鉱石と同じ読みのサルファー(Sulpur)が由来とされています。硫黄はマッチの原料としてや、黒色火薬に用いられるなど、硫黄そのものは可燃性固体に分類されることから、語源の正しさがうかがえます。

硫黄という名前は、古来はユオウやユワウなどの名前で呼ばれていて、それが転じてイオウとなったという説があります。「硫」という字が石と流れるという、火山活動での流動体から生まれる鉱物のことをいい、中国の呉の発音で「黄」のことをオウと呼んでいたことから繋げて、ユオウと読んだとするお話もあります。

サルファーの見た目と輝きは?

サルファーは、硫黄が結晶化してできたもので、非常に鮮やかな黄色が特徴の鉱石です。樹脂のような柔らかな光沢を持っており、ほんのりと透明感があり、原石は結晶が密集したような見た目をしています。

サルファーそのものはジュエリーなどにされることはありませんが、石英がサルファーを内包して層のようになった珍しい色合いのサルファーインクォーツや、サウルファーが石英内に溶け込み混入した鮮やかな黄色い色彩を持つレモンクォーツなどは、アクセサリーとして人気があります。

どんな効果が期待できる石なの?

サルファーは、見た目の明るさから輝きや金運を高める石言葉を持っています。明るく未来を照らし、希望を持って歩く原動力としての意味があり、ネガティブな思考やストレスを緩和して苦難を乗り越えられるなど、非常に前向きな効果が期待できます。そのため、悩みがあって解決がなかなかできていなかったり、自信を無くしてしまっていたりする方におすすめです。人間関係の改善など、対人の意味合いもあるので、様々な事柄をポジティブに乗り切るお守りとして人気を集めています。

こんなアイテムに加工されています

サルファーは、工業用として昔は加工されていましたが。現在は観賞用として流通しています。硬度が非常に低く脆いため、アクセサリーなどへの加工は向いておらず、大半は原石のまま販売されています。

サルファーの基本情報(原産地や石言葉など。)

英 名:Sulphur
和 名:硫黄(いおう)
色 彩:樹脂光沢を持つ黄色や黄褐色
石言葉:
原産地:イタリア・シチリア島、ボリビア・南アメリカ州、アメリカ、メキシコ、チリ南アフリカ、中国など
組 成:Ca2Fe3+Al2(SiO7)
硬 度:7.0
比 重:2.65

サルファーと組み合わせると良い石

サルファーは硫黄の結晶で、硫酸の原料としても挙げられることから、他の石の変色や変質を招く恐れがあり、特に、金属系のパワーストーンは組み合わせると予期せぬ影響がある場合も考えられます。組み合わせて使用する場合は、サルファーを内包しても問題のない、石英をベースに考えると良いでしょう。
・クリスタルは「負のエネルギーを浄化し、生命エネルギーへと転化する」
・アメジストは「精神の¥を安定させ、おおらかな心を手に入れる」
・ブルーレースアゲートは「明るい気持ちを全面に出し、よい人間関係を構築する」

サルファーのヒーリング

・悩みごとの解決
・生命エネルギーを高める
・ストレスの解消
・苦難を乗り越える
・心を明るくする
・明るい未来を指し示す
・自信を取り戻す
・人間関係の構築

サルファーの浄化・お手入れ

サルファーは、化合して硫化水素を生み出すので浴水は避け、熱に対してもデリケートな鉱物なので、太陽光での浄化も行わないようにしましょう。
クラスター ◎
セージ   ◎
太陽光   ×
月光    ◎
浴水    ×

サルファーのまとめ

サルファーは、硫黄ということもあり工業用や医療用の原料として古来より使われ、重要な元素鉱物としても知られています。過去には産業のかなめとして隆盛していたものの、現在は石油由来のものに置き換わり、原料として使われることはめっきりとなくなってしまいました。

原石の見た目が美しいことから、観賞用として現在でも人気を集めており、その輝くような色合いから明るさを象徴する天然石として知られています。もし、悩みごとが晴れなかったり、自信を喪失して困っていたりする方は、ぜひサルファーをチェックしてみてください。

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ガネーシャ編集長

株式会社さくらの情報配信担当ガネーシャ編集長です。愛知県岡崎市にある天然石sakuraというお店とネットショップコムローズ(Comrose)を運営する傍ら、天然石の情報を日々お届けしております。コラムが参考になった方はぜひSNSからフォローよろしくお願いします。お店へのご来店もおまちしておりますよ!

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