オーシャンアゲートとは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

皆様、オーシャンアゲートはご存じですか？

アゲートは、地殻にある火成岩や堆積岩の空洞などに石英質の溶液が沈殿してできた、縞模様が特徴の天然石です。

オーシャンアゲートは、地球上に数多く存在するアゲートのなかでも特異な存在で、含まれる不純物によってさまざまな模様が浮かび、一見するとアゲートには見えません。

同じ模様のものは一つもない極めて希少な鉱石で、産地も限定されるため流通量は非常に少なく、あまり市場に出回りません。

アゲートと同じく人と絆を繋ぐような意味を持ち、コミュニケーション能力を向上させるなどの効果が期待できるほか、健康運の上昇効果もあるパワーストーンとしても知られています。

そんなオーシャンアゲートについて紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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オーシャンアゲートの豆知識天然石コラム

産地について

アゲートは細かな石英結晶が集まってできた微晶質の鉱石で、カルセドニーやジャスパーなどと同じ種類に分類されます。造岩鉱物の一種で、地殻を形成する岩石に含まれているため、通常のアゲートは世界中の様々な地域で産出されるポピュラーな鉱物として知られています。

そのなかでもオーシャンアゲートは特殊で、マダガスカル共和国にあるマハジャンガ州でのみ産出されるレアな天然石として有名です。名前の通り海辺で産出される場合が多く、浅瀬で干潮時にのみ採集できると発見当初は思われていました。内陸部でも採掘可能になりましたが、国立公園になるなどの要因が重なり、採掘量は減少傾向にあります。

名前の由来について

オーシャンアゲートは、発見された場所が海岸沿いだったことにちなんで名付けられたと言われています。似た名前で成分も同じ鉱石にオーシャンジャスパーがあり、オーシャンアゲートもジャスパーの名前で売られている場合があります。これはオーシャンジャスパーのほうが一般的に知名度が高く、かつ見た目上も大きく変わらないことによりますが、アゲートとジャスパーは不純物の量で名前と外観が異なり、似ているものの種別は違います。なお、鑑別書ではオゥライトインドットアゲートやスフェルリティックアゲートなどの名前で記載されます。

オーシャンアゲートの見た目と輝きは？

オーシャンアゲートはガラス光沢を持ち、不純物によって緑色や黒色、ピンクなどの赤系着色による個性的な模様が特徴の鉱石です。ほとんど見た目が変わらないオーシャンジャスパーと異なる点は、石英に20%以上不純物を含んでいるため不透明になったジャスパーに比べ、アゲートは不純物が少なく半透明になっているのが挙げられます。そのため、オーシャンアゲートと呼ばれる石は、半透明な部分がアゲートで不透明なジャスパーと共生、もしくはインクルージョンし、柄が生まれたものといえるでしょう。アゲートは、鉱石としてはカルセドニーのほうが酷似していますが、堆積時の環境により縞模様が入っている点でカルセドニーとも異なります。

どんな効果が期待できる石なの？

オーシャンアゲートは、強い癒しのエネルギーを持っており、健康運上昇や生命力を回復させるなどの効果が期待できます。これは大地を形成する鉱石ながら海のパワーも宿していることによるもので、自然な姿で生きる手助けをしたり、気持ちを穏やかにし心身ともに癒したりといった意味があり、ネガティブな気分から抜け出せない人や体調を良くするお守りを探している人におすすめです。

また、通常のアゲートと同じくコミュニケーション能力を高める意味も持っているため、人間関係の構築、家族仲の改善など、普段の生活で周囲と上手に付き合いたい人にはもってこいの天然石といえるでしょう。

こんなアイテムに加工されています

オーシャンアゲートは、個性的な見た目を生かしてビーズやカボションカットを施したアクセサリーパーツに加工し使われるのが一般的です。

オーシャンアゲートの基本情報（原産地や石言葉など。）

オーシャンアゲートと組み合わせると良い石

オーシャンアゲートのヒーリング

オーシャンアゲートの浄化・お手入れ

オーシャンアゲートのまとめ

オーシャンアゲートは、大地をそのまま内包したような力強い見た目が特徴の天然石です。同じ模様のものはないため、オリジナルの組み合わせのアクセサリーを作る際に活躍してくれるでしょう。パワーストーンとしても癒しのエネルギーが強く、健康的に生きるサポート効果が期待できます。そのほか、人間関係を良好にしたい人などにもおすすめの天然石ですので、気になる人はぜひチェックしてみてください。