ラブシリカの豆知識天然石コラム
産地について
ラブシリカの産地は愛知県の田口鉱山です。田口鉱山は、マンガン鉱床で、1億7千万年からある地層です。
もともと水晶や、日本ではバラ輝石と呼ばれるロードナイトが算出されていました。現在は一般人の立ち入りが禁止され、採掘できる量が限られています。
田口鉱山は高品質なマンガン鉱物がとれる鉱山として有名です。しかし、現在では良質なラブシリカの採掘はとても少なく、もはや幻の石とまで言われているのです。
名前の由来について
ラブシリカの名前は、見た目がピンクや赤色を持っていることが由来です。
また、ラブシリカの主な成分であるロードナイトは友愛の石であり、見た目の赤色と相まって愛情のエネルギーを持つことから名付けられました。
もともと国産の石のため、和名も同じくラブシリカと呼ばれています。もしくはメインの鉱物である、ロードナイトシリカの和名であるバラ輝石と呼ばれることもあります。
ラブシリカの見た目と輝きは?
ラブシリカには、次のように複数の鉱物が入っています。
- ロードナイト
- ロードクロサイト
- ガーネット
- 水晶(クォーツ)
- バイロクスマンガン
ロードナイトはピンク色や紫に近い濃い赤色を持っている石です。友愛の意味を持つパワーストーンで、世界的に有名です。
そしてロードクロサイトはインカローズとも呼ばれる、ピンク色の石です。ロードナイトと同じく愛情を意味する石で、恋愛運アップのお守りとして知られています。
また、濃い赤色のガーネット、そして透明な水晶、薔薇色のバイロクスマンガンが混ざり合っています。
複雑に鉱物が混ざり合うことで生まれる、淡いピンクから赤色の細かい色が分かれている姿は、幻想的で奥深いです。
どんな効果が期待できる石なの?
ラブシリカは愛を司る石です。その理由は、含有されている好物のほとんどが、友情や愛情のエネルギーを持った石であるためです。
メインのロードナイトは友愛で、友人との関係性を円滑にしてくれます。
また、恋愛運を司っているロードクロサイトも含まれており、今のパートナーとの関係性を深めたり、新しい出会いをもたらしてくれたりします。
ほかにも水晶など空間や心を浄化する石も含まれています。心身が清らかになることで、マイナスエネルギーをはらい、しっかりと愛情や喜びを感じられるようになります。
こんなアイテムに加工されています
ラブシリカは産出量が少ないとても珍しい国産の天然石です。そのため、原石のまま販売されることが多いです。
しかし、ほかにもパワーストーンブレスレットに加工されたものもあり、きれいな赤色やピンク色のマーブルカラーは、ファッションアイテムとしてもとてもオシャレです。
ラブシリカの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:バラ輝石・ロードナイトシリカ
色 彩:淡いピンク色
石言葉:愛情
原産地:愛知県の田口鉱山
組 成:Mn,Fe2+Ca)SiO3
硬 度:5.5〜6.5
比 重:2.65
ラブシリカと組み合わせると良い石
ガーネットは「真実の愛に気づく」
マザーオブパールは「母性を育む」
インカローズは「恋愛運を高める」
ロードナイトは「友達との友情を深める」
モリオンは「負のエネルギーを寄せ付けない」
モルダバイトは「高次の存在との関係を深める」
ピンクトルマリンは「パートナーとの関係が深まる」
ラブシリカのヒーリング
・最愛のパートナーに巡り会える
・無条件の愛を相手に与える
・持ち主の心を癒す
・エネルギーを活性化させる
・真実の愛に気づく
・母性が育つ
・喜びや楽しみといったポジティブな感情を育てる
・ストレスから解き放たれる
ラブシリカの浄化・お手入れ
ラブシリカはいろいろな鉱物が混ざり合ってできています。
水晶やロードナイトなど、通常であれば浄化方法を選ばずに好きな形式でお手入れもできます。
しかし、複合している石だからこそ、無闇に扱うと破損の危険性があります。できれば流水による浄化は避けましょう。
また日光による影響を受けて、変色や変質の可能性もあります。できれば長時間日光にあたるような保管方法は控えてください。
クラスター ○
セージ ○
太陽光 △
月光 ○
浴水 △
ラブシリカのまとめ
ラブシリカは、日本生まれのとてもめずらしい鉱石です。美しい赤色やピンク色をしており、その中でもほかの鉱物の影響を受けることで、まるでマーブル模様のような見た目になっています。
ラブシリカは見た目どおり、愛情にまつわるエネルギーをたくわえています。実際に今パートナーがいる人であれば、さらに良好な関係を築いていけることでしょう。
また、出会いを求めている人は、運命の人に出会う何らかのきっかけが近づいてくるチャンスです。国産だからこそ産出量が少ない天然石のため、購入を希望する人はパワーストーン専門店などをチェックしてみてはいかがでしょうか。