アイアンタイガーアイとは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

皆様、アイアンタイガーアイはご存じですか？

和名で虎目石と呼ばれるタイガーアイの一種で、角閃石グループに属し繊維状の単斜晶系結晶で産出される鉱物です。

タイガーアイはまるで虎の眼のような模様を持つのが特徴で、見た目のインパクトと豊富な産出量により、世界中で人気を博しています。

パワーストーンとしても効果は高く、古代エジプトでは強力な魔除の護符としてや幸運を招く聖なる石として重宝されていたといわれています。

アイアンタイガーアイは通常のタイガーアイ効果に加え、石を構成する成分により、より高いヒーリング効果があるとされる天然石です。

そんなアイアンタイガーアイについて紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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アイアンタイガーアイの豆知識天然石コラム

産地について

タイガーアイは、造岩鉱物のアンフィボール（角閃石）グループに属する鉱石で、採掘量が多いため比較的安価で流通しています。主な産出地は南アフリカで、北ケープ州にあるクリカランドの鉱山で発見されてからは爆発的に世界中へ広まり、一躍人気パワーストーンとなりました。そのほかの産地として、西オーストラリアやナミビア、ミャンマー、中国、インドなどの多くの国で採掘されています。

タイガーアイは青石綿（クロシドライト）に石英が混ざり、固まってできるとされる鉱石です。石綿（アスベスト）は健康に被害がある危険な物質として広く知られていますが、タイガーアイに含まれる石綿は繊維の隅々まで石英が染み込んでいるためしっかり硬化しており、非常に細かく削った粉末を吸い込むなど故意に身体へ入れない限り問題はないといわれています。

名前の由来について

タイガーアイは、青石綿の繊維が結晶内部で平行に並んでおり、石を研磨した際に現れるシャトヤンシー（光線状）が虎の眼に見えることから名付けられました。和名も英名と同様で、虎の眼という意味を込めて虎目石（とらめいし）、もしくは虎眼石と呼ばれています。そのなかでもアイアンタイガーアイは、ヘマタイトなどの鉄が多い成分を含んでおり、金属質の部分が表出しているため、アイアン（鉄）という名称を冠してします。

アイアンタイガーアイの見た目と輝きは？

アイアンタイガーアイは、通常のタイガーアイのほか、ヘマタイトやジャスパーを含んだ鉱石で、ジャスパーによる赤色や、ヘマタイトに含まれる鉄分の茶色や黒色が混ざりあっており、タイガーアイに比べずっしり重く、落ち着いた印象を受ける見た目をしています。

古代エジプトなどの、太古の文明ではその見た目を指して「第三の目」と呼ばれ、神像の眼に使われる天の瞳としてや身を守るお守りとして扱われていたといわれています。しかしながら、タイガーアイは南アフリカの鉱山が見つかるまではさほど認知されておらず、古くから使われていた石はタイガーアイと同じく猫の目のように見えるクリソベリル・キャッツアイだったのでは、という説もあります。

どんな効果が期待できる石なの？

アイアンタイガーアイは金運や仕事運のアップ、魔除け、祈願成就、人間関係の改善などの、タイガーアイが持つ石の意味に加え、勝負運の向上というアイアンタイガーアイ独自の意味を持っています。仕事の成功や目標達成など、なにかを成し遂げたい願望を持っている方や、これから大一番に挑戦する方などにおすすめの天然石といえるでしょう。

また、本来は自己を司り自信に繋がる事第三チャクラへの影響が強いタイガーアイですが、アイアンタイガーアイはヘマタイトを内包していることもあり、物事の土台となる心身・生命を司る第一チャクラへの効果もあわせ持ちます。グラウンディングにより大地と一つになり、心身の強化をはじめ穏やかな心になるといった効果が期待できます。

こんなアイテムに加工されています

アイアンタイガーアイは、シャトヤンシーを美しく見せられるようビーズにしてブレスレットにするほか、ペンダントヘッドなどに加工し、アクセサリーとして使用するのが一般的です。

アイアンタイガーアイの基本情報（原産地や石言葉など。）

アイアンタイガーアイと組み合わせると良い石

アイアンタイガーアイのヒーリング

アイアンタイガーアイの浄化・お手入れ

アイアンタイガーアイのまとめ

アイアンタイガーアイは、心身を健やかにする石の意味を持っており、通常のタイガーアイの効果に加えて、土台となる生命力を高めたい方におすすめの天然石です。

仕事運や金運といった本来の効果も期待でき、勝負運も味方にできるとあって、試験などに挑戦する方をよい結果に導いてくれるかもしれません。魔除けの効果なども持ちあわせた大変強力なパワーストーンなので、ぜひチェックしてみてくださいね。