ハウライトとは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

ハウライトという天然石をご存知ですか？ハウライトは白色の石に、ターコイズのようなマーブル模様が入った見た目をしています。磨くとなめらかな光沢が生まれ、染色がしやすい性質から彫刻や宝飾品に使われてきました。ヒーリングストーンとしても優れた浄化作用と鎮静作用で、気持ちを落ち着かせてくれる癒しの石として人気です。心身を清らかに保ち、豊かに暮らしたい方におすすめですよ。そんなハウライトの特徴や産地などをご説明しますので、最後までお読みください。

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ハウライトの豆知識天然石コラム

産地について

ハウライトは、ブラジルやインド、オーストラリアから主に採掘されています。実は市場に出回っているハウライトという石の多くはマグネサイトです。

もともとハウライトという石は、1868年にカナダの鉱物学者ヘンリー・ハウによって発見されました。しかし現在は世界的に産出量が少なく、非常に希少な天然石となっています。

そこで代用品として、市場に出回るようになったのがマグネサイトです。見た目が酷似していますが、ハウライトはケイ酸塩鉱物で、マグネサイトは炭酸塩鉱物に属する別の石です。本物のハウライトは非常に価値があるレアストーンで、見かける機会はほとんどありません。

名前の由来について

ハウライトの名前の由来は、発見者である鉱物学者ヘンリー・ハウです。和名は「ハウ石」と翻訳されています。

ターコイズに似た見た目から別名「ホワイトターコイズ」として、市場に出ていることもあります。元の色が白く、細かい穴が空いた多孔質なので染色がしやすい特性があります。この特性を活かして白を青色や水色に染めた、ターコイズ風に加工したアクセサリーも人気です。

ターコイズと名前はついていますが、こちらも本物のターコイズとは違うので購入の際は気を付けましょう。

なぜマグネサイトがハウライトという名前で、流通するようになったのか原因ははっきりとわかっていません。
ハウライトの産出量が減ったため偽物として出回った説もあれば、見た目が酷似しているためマグネサイトと気づかずに流通していた可能性もあります。

ハウライトとマグネサイトは同価格帯で、どちらにしても金額的価値はほぼ変わりません。そのため、現状はマグネサイト=ハウライトとして扱われることが定番化したと考えられています。

ハウライトの見た目と輝きは？

ハウライトは大理石のような、不透明な白色に灰色のマーブル模様が特徴の天然石です。マーブル模様は蜘蛛の巣のように中心から広がっていく形もあれば、黒色の網目のような見た目もあります。

光沢は原石のままだとほとんどありませんが、研磨するとガラスのようにつるりとした質感が楽しめます。

どんな効果が期待できる石なの？

ハウライトの白は「純粋」「無垢」を表す色です。浄化作用に優れており、人が抱えるネガティブな感情や怒り、不満、悲しみなどを鎮め、本来の自分を取り戻してくれます。

また、感情をやわらげて気持ちを安定させるので、深い睡眠やリラックス状態をもたらしてくれることでしょう。ハウライトはインスピレーションに働きかけるとも言われています。

クリエイティブな活動を成功させたい方のお守りにもおすすめです。

こんなアイテムに加工されています

ハウライトは本来の白を活かした、シンプルなネックレスやブレスレットに加工されています。形も球状だけでなく、ハート型や星型などかわいらしいデザインも人気です。

染色しやすい特性を活かして、青く染色をしたターコイズ風や濃い青色のラピスラズリの代用品にもよく使われています。ほかにも黄色に染めたハウライトは「イエローターコイズ」、「レモンクリソプレーズ」などとも呼ばれています。

ハウライトの基本情報（原産地や石言葉など。）

ハウライトと組み合わせると良い石

ハウライトのヒーリング

ハウライトの浄化・お手入れ

ハウライトのまとめ

ハウライトはかつてカリフォルニアで見つかった天然石でした。しかし流通量の減少から、見た目が似ているマグネサイトの流通名としてハウライトが定着しています。

ハウライトは白を基調とした石に、灰色や黒のマーブル模様が入ったやさしい雰囲気の天然石です。感情を落ち着け穏やかにしてくれるので、日々のストレス解消におすすめです。

染色しやすい性質のため、白だけでなく青や水色、黄色などのさまざまなカラーストーンに加工されています。ヒーリングストーンとしてはもちろん、ファッションアイテムとしても活躍する石ですよ。