ユークレースとは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

皆様、ユークレースはご存じですか？

単斜晶系の結晶で生成されるベリリウム珪酸塩鉱物の一種で、澄んだ青色が目を引く天然石です。

産出量が非常に少ないレアストーンとしても有名で、市場になかなか出回らず、めったに見つけられない石としてコレクターから注目されています。

ユークレースが持つ特性により加工は極めて困難ですが、その美しさも相まって宝石としても愛されています。

また、奇跡を司る石としても有名なだけではなく、自己強化の意味を持つパワーストーンとしても知られています。

そんな、ユークレースについて紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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ユークレースの豆知識天然石コラム

産地について

ユークレースはベリリウム珪酸塩鉱物に属する鉱物で、主にペグマタイト鉱床や熱水鉱床で産出されるレアストーンです。主要産地はジンバブエ・西マショナランド州にあるロストホープ鉱山のほか、ブラジルのミナスジェライス州やリオ・グランデ・ドノルテ州、コロンビアのエメラルド鉱山などが挙げられます。そのほか、ロシアのウラル山脈やエクアドル、コンゴ、インド、オーストリアでも産出されることもありますが、世界中のさまざまな地域で産出されますが産出量は非常に少なく、市場へ流通する石のほとんどがジンバブエやブラジルのものです。日本国内でも、岐阜県にある福岡鉱山で発見されましたが、極めて小さな結晶だったため流通するには至りませんでした。

名前の由来について

ユークレースは、特定の方向に対しての割れやすさを表す劈開性が完全で、非常に割れやすい鉱物として有名です。その割れやすさに注目したフランスの鉱物学者、ルネ＝ジェスト・アユイが1792年にギリシャ語で簡単にという意味の「eu」と、割れるという意味の「klasis」を組み合わせてEuclaseと名付けました。

簡単に割れるという名前にある通り、すぐ割れてしまうため加工難度があまりに高く、宝石としてカットするのもままならないという性質から、職人泣かせの石とも呼ばれています。

ユークレースの見た目と輝きは？

ユークレースはさまざまな色で生成される鉱石ですが、一般的には青色のものが多く流通しており、色合いは非常に薄いものから濃い色のものまで濃淡に幅があります。また、透明な部分と発色のある部分が分かれているのもユークレースの特徴としてあげられます。透明な部分に帯状の発色が入っており、宝石にする際はこの見た目を活かしたカットを施される場合があります。

ユークレースは見た目が似ているということで同じベリリウムを含むベリル属のアクアマリンと間違えられ、割れやすさが異なるため別の石だと判断された過去があります。アクアマリンのほかにエメラルドやサファイヤなどもベリル族として有名ですが、ユークレースの発色もそれらの石と同じく鉄やチタン、マンガンなどの不純物が要因となり変化すると考えられています。

どんな効果が期待できる石なの？

ユークレースは自己強化という意味を持つ天然石です。知性をより高める効果が期待でき、論理的な思考をできるよう頭のなかを整理してくれると言われています。また、洞察力を向上させるとも言われ、物事の本質を見極めそれに対する自身の意見を適切な言葉で伝えられるように、精神面を強化するとされています。

ユークレースはめったにお目にかかれない希少な石としても有名で、出会えるのが奇跡とまで言われており、そうした背景もあって奇跡を司る石とも知られています。チャンスを引き寄せたり新しい出会いを果たしたりといった効果が期待でき、仕事や学業で飛躍したい人やより豊かな人生を送りたい人におすすめのパワーストーンです。

こんなアイテムに加工されています

ユークレースは、非常に加工が難しい鉱石として有名です。そのため、宝石としてカットされることもありますがあまり数は多くなく、鉱物標本として扱われる場合がほとんどです。

ユークレースの基本情報（原産地や石言葉など。）

ユークレースと組み合わせると良い石

ユークレースのヒーリング

ユークレースの浄化・お手入れ

ユークレースのまとめ

ユークレースはジュエリーとしても扱われる澄んだ色合いの美しい天然石です。硬度はそれほど低くありませんが、劈開性が完全のため非常に脆い石としても知られています。産出量も大変少なく、出会えるのが奇跡と言われるほどレアな鉱石としても有名です。奇跡という石言葉も持っており、新しい人やものとの出会いやチャンスを引き寄せる効果が期待でき、人脈を広げたい人や仕事や学業で成功したい人などにピッタリの石と言えるでしょう。宝石としてだけではなく置き石として飾れば、ユークレースが持つプラスの力を感じられ、より豊かに人生を送れるかもしれません。気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。