ブラウンスキャポライトとは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

ブラウンスキャポライトという天然石をご存知ですか？ブラウンスキャポライトは、スキャポライトの中でもゴールドやブラウンカラーを持った石です。メイオナイトとマリアライトが混ざった鉱物です。そんなブラウンスキャポライトの産地や特徴をまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。

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ブラウンスキャポライトの豆知識天然石コラム

産地について

ブラウンスキャポライトの主な産地は、カナダやブラジル、パキスタンなどです。

ブラウンスキャポライトは、スキャポライトという鉱物の中で、ブラウンカラーを持った石の呼び名です。
灰柱石であるメイオナイトと、曹柱石のマリアライトの2つが混ざっている石です。

主にカルシウムやナトリウムでできており、通常は紫色、黄色などが定番。ブラウンは紫色や黒色、そこに黄色が混ざり合って生まれる独特のオレンジやゴールドがかった見た目をしています。

名前の由来について

ブラウンスキャポライトの名前は、鉱物単体の名前ではなく複数のグループの鉱物を意味するものです。

スキャポライトは柱状結晶の呼び名で、ブラウンスキャポライト単体ではなく柱石のメイオナイトやマリアナイトに分類される石をスキャポライトと呼びます。

このスキャポライトは、ギリシャ語で柱を意味している「Scaps」が由来です。そこに、石を意味する「Lithos」を組み合わせた言葉として名付けられました。

日本ではアルファベットをそのまま読んでいる、スカポライトと表記されることがあります。

ブラウンスキャポライトの見た目と輝きは？

ブラウンスキャポライトは、名前のとおりブラウンっぽい色合いをしています。スキャポライトは含まれている成分によって、色味のちがいが生まれやすい石です。

黒色や黄色、オレンジなどがある中、ブラウンスキャポライトは透明感がほとんどない濃い茶色の石の呼び名です。

スキャポライトはメイオナイト（灰柱石）で、マリアライト（曹柱石）の2つがそれぞれ20パーセント以上混ざり合っていることが特徴。純粋に単体での石はめったに存在せず、お互いが共存しあっていることが特徴です。

ちなみにブラウンスキャポライトの良質なものの中には、なんとキャッツアイ効果やシラー効果を持つことがあります。

キャッツアイ効果とは鉱物に光を当てると、まるで猫の目のような細長い光の線が生まれること。これはフランス語でシャトヤンシー、日本では変彩効果と呼ばれます。

シラー効果は石の表面に、白色、青色の光の反射があらわれて、角度を変えると光る部分が移ろう独特の輝き方をしています。これは内部の層状の影響を受けて、石の中で起きる光の反射が元で起きる効果です。

一見地味な印象のブラウンスキャポライトですが、光を当てることで違った印象を楽しめる味わい深い見た目をしています。

どんな効果が期待できる石なの？

ブラウンスキャポライトは、幸運を呼び込む石だと言われています。人生に悩んだときに、はっきりと行き先を示してくれるような羅針盤の石としても人気があり、迷わずに信じた道を進むことがさらに幸運へとつながっていきます。

物や人への依存心を取り払ってくれるため、何か依存していることをやめたい人や、誰かに対する執着をなくしたい人のお守りとしてもおすすめです。

こんなアイテムに加工されています

ブラウンスキャポライトは主にパワーストーンブレスレットとして販売されています。

研磨することで、ブラウンの色味が変わり、中には透明感が生まれる透き通ったガラスのようなブラウンをしたブラウンスキャポライトがあります。

落ち着いた色味のため、服やほかの装飾品とも合わせやすいです。

ブラウンスキャポライトの基本情報（原産地や石言葉など。）

ブラウンスキャポライトと組み合わせると良い石

ブラウンスキャポライトのヒーリング

ブラウンスキャポライトの浄化・お手入れ

ブラウンスキャポライトのまとめ

ブラウンスキャポライトはブラウンの見た目をした、落ち着いた印象の石です。しかし、混ざり合った鉱物だからこそ、研磨するとキャッツアイ効果やシラー効果が生まれ、美しい輝きを楽しめます。

持ち主の依存心、執着を取り払ってくれるため、何か執着していることを捨てて、新しい人生を歩みたい人におすすめです。