バライトの豆知識天然石コラム
産地について
バライトの主な産地はアメリカやカナダ、スペインなどが有名です。バライトは割れやすい性質上アクセサリーに加工されることはほとんどなく、流通量も少ないパワーストーンです。産地は幅広くても取り扱いは非常に少なく、パワーストーン専門店など一部のお店でのみ取り扱いがあります。
価格も高価で、人気カラーであるイエローやブルーといったバライトは特に高値で取引されてます。
名前の由来について
バライトの名前は主成分であるバリウムが由来です。バリウムは胃カメラなど胃のレントゲン検査でおなじみのバリウムと同じ成分。X線造影剤として古くから親しまれている硫酸塩鉱物です。
和名でも比重がとても重い石として、重晶石(じゅうしょうせき)と呼ばれています。
バライトの見た目と輝きは?
バライトは縦に細長く伸びた柱状の結晶が並んだ姿をしています。柱が花びらのように横向きに成長する姿が、まるで花々をつないだ冠のような姿から、砂漠地帯で見つかるバライトのことを「砂漠のバラ」と呼ぶこともあります。
バライトは無色のものからブラウンやグレー、ほかにもイエローやブルーといったカラフルな色合いが存在します。これはバライトに混ざった不純物や、共生しているほかの石からの影響を受けたもので、1つとして同じ色や形は存在しません。
全体的にやや透明感がある薄い色をしており、硬度がとても低くカットを施すと破損する危険性がある繊細な石です。しかし、実は胃のレントゲンでおなじみのバリウムをはじめ、電化製品や石油製品といった工業製品に多く使われており、生活に欠かせない天然石という側面を持っています。
どんな効果が期待できる石なの?
バライトは普段関わることがない高次元な世界へと導く手助けをしてくれると言われています。瞑想を強化してくれるため、枕元にバライトを置いて眠ると、高次からのメッセージを受け取ったり夢の中で気づきを得たりと、人生で必要な情報を見つけるきっかけを与えてくれるのです。
また、バライトは実行力を高めて夢の実現に向けて進むよう、ポジティブなエネルギーを与えてくれるスピリチュアルストーンでもあります。精神を安定させて、本来進むべき道へと真っすぐと進むベースを作るサポートをしてくれます。
こんなアイテムに加工されています
バライトは硬度が低く欠けやすい性質から、アクセサリーに加工されることはほとんどありません。ほかの石と共生した状態の原石結晶のまま流通することが多く、パワーストーンというよりも鉱物標本としての人気が高い石です。
しかしバライトは、スピリチュアルな世界へと持ち主をいざなうヒーリングストーンであり、ヒーラーの間では根強く支持されています。もともと工業用にされることが多く、そのまま一般用に流通する機会が少ない石のため、入手したいのであれば専門性が高いパワーストーンショップがおすすめです。
バライトの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:重晶石
色 彩:白色・黄色・オレンジ色・茶色など
石言葉:実行力
原産地:アメリカ・カナダ・スペインなど
組 成:BaSO4
硬 度:3.0~3.5
比 重:4.3~4.6
バライトと組み合わせると良い石
ヒーラーライトは「深い癒しをもたらす」
レインボームーンストーンは「物事を冷静に見極める」
モルダバイトは「持ち主の実行力を高める」
スモーキークォーツは「持ち主を保護する」
ローズクォーツは「深い愛情を育てる」
スピネルは「物事の本質に気づく」
ブルートパーズは「新しいことに挑戦する勇気を得る」
トルマリンは「物事のチャンスをつかむ」
バライトのヒーリング
・実行力を高める
・物事に対して前向きに取り組める
・夢を現実にするために行動を起こす
・持ち主のエネルギーを高める
・マイナス感情を和らげる
・高次元へと導く
・夢の世界とのつながりを深めて鮮明にする
・瞑想を深める
バライトの浄化・お手入れ
バライトは衝撃にとても弱く、流水にさらすような浄化方法は避けましょう。また、太陽光も変色の原因につながってしまいます。汚れがつかないように、標本ケースに入れるなどしてホコリができるだけかからない環境で保管しましょう。
また、浄化するときは水晶クラスターのそばに置くか、ホワイトセージを近くで焚く方法がおすすめです。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 ×
月光 〇
浴水 ×
バライトのまとめ
バライトは私たちの生活に密着しているバリウムを主成分にしている石です。縦に伸びた結晶が密集する姿は神秘的で、結晶が花びらのように横に伸びた様子は迫力があります。
実行力を高めるパワーストーンとしても人気があり、目標に向けて進んでいきたい人や、より高次なものとのつながりを深めたい人のお守りにおすすめです。