バンデットアゲートとは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

バンデットアゲートという天然石をご存知ですか？縞模様が美しいアゲートの一種で、魔除けの石として古くから愛用されてきました。そんなバンデットアゲートの産地や特徴について解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

「ComRose」でバンデットアゲートを検索

バンデットアゲートの豆知識天然石コラム

産地について

バンデットアゲートの産地は主にブラジルやオーストラリアで見つかっています。アゲートはメノウのことで、水晶と同じケイ素と酸素によって構成されています。そのため、通常のアゲートはブラジルだけでなく、中国やアメリカなどさまざまな国で見つかっています。

しかしバンデットアゲートは、水晶のように透き通った見た目ではなく、複数の色が折り重なったような特徴的な縞模様をしています。この縞模様を持ったものだけをバンデットアゲートと呼ぶため、通常のアゲートよりも希少性が高く、その美しい見た目からインテリアとしても人気があります。

名前の由来について

バンデットアゲートは、縞模様を意味するバンデットと名付けたアゲートです。アゲートはギリシャの植民地であるイタリアのシチリア島にある、アカーテ（Acate）という川の付近で見つかったことから、地名に由来したアゲートと名付けられました。

ちなみにアゲートは和名でメノウ（瑪瑙）と呼ばれていますが、これはまるでアゲートが馬の脳のような形に似ていることが由来だと言われています。バンデットアゲートは縞模様が特徴的なメノウとして、縞瑪瑙（しまめのう）の和名で呼ばれています。

バンデットアゲートの見た目と輝きは？

バンデットアゲートは何層もの細かい色味の石が重なり合ってできた、繊細な縞模様が特徴です。層1つ1つはとても薄く、1つのアゲートだけで赤色や黒色、グレーやブラウンなど、複雑なカラーが混ざり合っています。

この色はアゲートに含まれる不純物によって生まれるため、バンデットアゲートが生成されていく過程で混ざり合ったほかの成分の影響で色味や層の数は変わります。

縦に割ってみると、まるでろうそくの火が灯っているかのように中央が赤く、周囲がオレンジや黄色のカラーでまとまったユニークなデザインもあります。この赤色は鉄分が入ったことで色づいたもので、高い芸術性が感じられます。

ほかにも白色や黒色といった対照的なカラーが混ざり合ったものなど、1つとして同じものがない繊細な縞模様こそがバンデットアゲートの魅力なのです。

どんな効果が期待できる石なの？

バンデットアゲートは水晶に近い成分の構成でできており、古くから持ち主に降りかかる災いから守る魔除けの石として扱われてきました。

たとえば旅人を不運から守るためにネックレスなどのアクセサリーに加工され、古くから足袋の無事を願ってプレゼントするなど、願掛けに使われてきたのです。

ほかにもマイナスエネルギーを取り除いて、持ち主の心を清らかにしてポジティブなエネルギーを取り込む手助けをしてくれます。

こんなアイテムに加工されています

バンデットアゲートはカットしたときに見える、複雑に折り重なった縞模様の色合いが美しい天然石です。そのため、縞模様がわかりやすいようにカットと研磨しただけの鑑賞用や、コレクション用に作られた商品が多く流通しています。

また、小さいバンデットアゲートの中には研磨してペンダントトップにするなど、アクセサリーに加工されることもあります。美しい色合いと個性的な模様を描いたバンデットアゲートは希少で、なかなか手に入らない石として知られています。

バンデットアゲートの基本情報（原産地や石言葉など。）

バンデットアゲートと組み合わせると良い石

バンデットアゲートのヒーリング

バンデットアゲートの浄化・お手入れ

バンデットアゲートのまとめ

バンデットアゲートは、アゲートの中でも細かい縞模様を描いている特徴的な見た目の天然石です。自然が生み出すまさに天然の芸術と言えるバンデットアゲートは、見る人を魅了し続けています。縞模様の色の組み合わせ、幅などで、とある動物や物に見えるなど、バンデットアゲートが描く模様は、その姿や風景が思い浮かぶかのようなユニークなものも存在します。

ぜひお気に入りのバンデットアゲートを見つけて、部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。