ブラックアイアンスギライトとは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

皆様、ブラックアイアンスギライトはご存じですか？

ブラックアイアンスギライトは六方晶系の結晶を持つ珪酸塩鉱物で、日本と縁深い鉱石として知られるスギライトの一種です。

スギライトは一般的に紫色の鉱物として有名ですが、ほかの鉱物と共生することにより黒く、金属のような艶のある石に変化しました。

通常のスギライトと異なる、光沢や落ち着きのある色合いが人気を呼び、近年はアクセサリーとして使われるようになりました。

スギライトはヒーリングストーンの効果も非常に強く、ラリマーやチャロアイトと並び、世界三大ヒーリングストーンの一つに数えられています。

黒色のスギライトの場合、スギライト意味に加え、魔除けのお守りとしても高い効果が期待できるパワーストーンといわれています。

そんなブラックアイアンスギライトについて紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

 

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ブラックアイアンスギライトの豆知識天然石コラム

産地について

スギライトは日本で見つかった鉱物です。発見場所は愛媛県にある岩城島で1940年代に発見され、1970年代に新種の鉱物に認定されました。しかし、日本では採取量があまりなく、現在、市場に流通しているスギライトのほとんどが南アフリカ・ケープ州にあるウェッセルズ鉱山から産出されたものです。そのほか、オーストラリアやカナダ、インド、中央アジアなどでも産出されるといわれています。

スギライトは微細な結晶が集まり固まった粒状集合体で、単一の結晶で生成されるのは極めて稀です。ブラックアイアンスギライトはヘマタイトと共生することにより、ヘマタイトの特徴を有して生まれたもので、このようにスギライトはほかの鉱物の要素を巻き込んで生成される場合があります。

名前の由来について

ブラックアイアンスギライトは、金属質の光沢と黒ずんだ色合いをしていることから付けられた呼び名です。

スギライトという名前は、鉱石が日本で発見し新種の鉱物と認定された際、学者の村上氏から、発見者は恩師の杉健一教授だということで、杉教授の名前にちなんでスギライトと命名されました。和名は杉氏の名前そのままに杉石と名付けられています。

ちなみに、スギライトが日本より先に流行したアメリカでは、スギライトではなくスジライトと呼ばれています。そのほか、ルブライトやローヤルアーゼルなどの別名で呼ばれる場合があります。

ブラックアイアンスギライトの見た目と輝きは？

ブラックアイアンスギライトは、ヘマタイトが持つ黒色が混ざった色合いをしており、金属光沢を有しています。ヘマタイトの含有率により色が変わり、黒に限りなく近い色から紫が強くでている色まで、さまざま濃淡の種類があります。

日本で発見された当初、スギライトはウグイス色のような黄褐色の色合いでしたが、南アフリカで取れるものは紫色で、現地では古くから使われていたといわれています。

どんな効果が期待できる石なの？

ブラックアイアンスギライトは、ヘマタイトの特徴を色濃く引き継いでおり、黒色が強いものは魔除け効果が高いといわれています。それに対し紫色が強いものは、スギライトが本来持つ癒やし効果をもたらすとされています。スギライト自体も邪気を払う意味を持っており、石の手入れが必要ないほどの浄化力を持ち、困難の克服、人徳の獲得などの効果が期待できます。そのほか、トラウマから精神を守ったり、不安感を解消したりといった精神の安定化にも作用するとされています。

また、ブラックアイアンスギライトは持ち主に試練を与え、困難に立ち向かうための不屈の精神をもたらすといわれています。そのため、邪気払いのお守りが欲しい人や強いメンタルを手に入れたい人などにおすすめです。

こんなアイテムに加工されています

ブラックアイアンスギライトは一般的に、ビーズやペンダントヘッドなどに加工され、アクセサリーとして使用します。

ブラックアイアンスギライトの基本情報（原産地や石言葉など。）

ブラックアイアンスギライトと組み合わせると良い石

ブラックアイアンスギライトのヒーリング

ブラックアイアンスギライトの浄化・お手入れ

ブラックアイアンスギライトのまとめ

ブラックアイアンスギライトは、ヘマタイトの魔除け効果とスギライトのヒーリング効果がミックスされた、非常に強い意味を持つ天然石です。ストレスの解消や、周囲に漂う負のエネルギーから身を守る効果が期待できるため、精神的なショックを和らげトラウマを克服したい人におすすめです。

深い黒色に紫色が混ざった色合いはほかの石とも相性がよく、アクセサリーにも適しているので、ブラックアイアンスギライトが気になる人は、ぜひお好みの石と合わせてみてください。