ミックススピネルとは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

皆様、ミックススピネルはご存じですか？

スピネルは等軸晶系の八面体の結晶で生成される酸化鉱物の一種で、豊富なカラーバリエーションがあることで知られています。

透明感のある美しい色合いをしており、長い歴史のなかでルビーやサファイヤといったコランダムグループの石と間違われてきましたが、近年は独立したグループとして扱われるようになりました。

ミックススピネルは、ベースとなるカラーに他色が混ざって産出される希少なもので、アクセサリーとして人気を集めています。

また、スピネルグループの天然石は、目標達成の後押しをしてくれたりエネルギーを活性化させたりといった効果が期待できるパワーストーンとしても注目を集めています。

そんなミックススピネルについて紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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ミックススピネルの豆知識天然石コラム

産地について

スピネルは、石灰岩や火成岩、片麻岩などの変成岩のなかで生成される鉱石です。主要産地としてはミャンマー、特にルビーの産地として有名なモゴク地方がスピネルの代表的な産出地として知られています。そのほか、スリランカのラトゥナプラやアフガニスタン、タイ、タンザニア、ロシアなどで産出されます。

スピネルグループの鉱石は、ルビーやサファイヤが属するコランダム系の天然石と同じ鉱床で産出される場合も多く、見た目も似ていることから判別が難しかった結果、間違われ続けていたのではないかといわれています。

名前の由来について

ミックススピネルは単色ではない色の特性上付けられた名前で、ミックスカラースピネルやマルチカラースピネルという別名で呼ばれることもあります。アクセサリー作りにおいては多色の石を混ぜて作成したものも、そうした名前で呼ばれる場合があるため、注意が必要です。

スピネルという名前の語源は、結晶が等軸晶系かつ先端が尖ったような八面体で生成されることがあるため、その見た目からラテン語で棘を意味するspinaや、ギリシャ語で火という意味のSpithaが由来となったなどの諸説あります。和名が付けられた方向性も英名と近く、尖った原石を指して尖晶石と呼ばれるようになりました。

ミックススピネルの見た目と輝きは？

ミックススピネルは、結晶のなかにほかの色の要素を含んでいたり、クラックによって模様のようなものが入っていたりといった個性あふれる見た目をしています。ベースとなる色は赤色やピンク色、無色や黒色などさまざまで、混ざる色もそれぞれ異なるため、一つとして同じ物はありません。

スピネルの着色要因は、赤色の場合はクロム元素、鉄を含むと青色、そのほかコバルトや含有される成分の比率によって変わるなど多岐に渡ります。レッドスピネルとルビー、ブルースピネルとサファイヤのように同じ発色要素をもつスピネルとコランダムの石は、肉眼で見分けるのはほぼ不可能といわれています。

どんな効果が期待できる石なの？

ミックススピネルを含むスピネルグループの石は、目標達成の後押しという意味を持つ石として知られ、目標へ向かう推進力を強烈に高める効果が期待できます。そのため、仕事に限らず、学業から趣味、人付き合いまで、さまざまな事柄で前に進みたい、成功したいという人におすすめの天然石と言えます。

また、停滞した運気を高めたり、怠惰や悪い習慣を払拭したりといったネガティブなエネルギーを払う魔除けのお守りとしても人気があります。エネルギーを活性化してやる気を引き出し、日々を楽しく過ごせるようサポートするといった意味を持ちます。生活習慣の改善したい人や不安感を和らげたい人にピッタリの石と言えるでしょう。

こんなアイテムに加工されています

スピネルはカットを施してジュエリーとして使用される場合が多い天然石です。それに対しミックススピネルは半透明かつ控えめな発色のものがほとんどで、ビーズなどに加工してアクセサリーとして使用するのが一般的です。

ミックススピネルの基本情報（原産地や石言葉など。）

ミックススピネルと組み合わせると良い石

ミックススピネルのヒーリング

ミックススピネルの浄化・お手入れ

ミックススピネルのまとめ

ミックススピネルは個性的な色合いながらほかの色との相性が良い天然石です。さまざまなカラーを組み合わせて自分だけのアクセサリーにするのもよし、似た色合いのミックススピネルと合わせてグラデーションを楽しんでもよしの、使い勝手の良さが特徴として挙げられます。

また、目標達成の石言葉を持つスピネルは、仕事で成果を上げたい場合や新しいことに挑戦したい場合などにおすすめのパワーストーンでもあります。これから引っ越しや転職をする予定で不安な人はぜひチェックしてみてください。