ブラックスキャポライトとは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

皆様、ブラックスキャポライトはご存じですか？

ブラックスキャポライトは、正方晶系の珪酸塩鉱物で、四角柱状結晶で生成されるスキャポライトの一種です。

スキャポライトはカルシウムを多く含むメイオナイト（灰柱石）と、ナトリウムの含有量が多いマリアライト（曹柱石）の固溶体として知られています。

色の種類が豊富なスキャポライトのなかでも黒色が強いブラックスキャポライトは、滑らかに研磨しアクセサリーに用いられて人気を博しています。

また、精神的な自立をサポートするパワーストーンとしても有名です。

そんなブラックスキャポライトを紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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ブラックスキャポライトの豆知識天然石コラム

産地について

スキャポライトは、地中の岩石のなかでも石灰質片麻岩や変成岩から産出される天然石です。主な産地として、カナダのケベック州やブラジルのエスピリトサント州、アフガニスタン、マダガスカル、ミャンマー、パキスタンなど多くの国や地域で産出されています。

産地が多いスキャポライトですが、キャッツアイ効果や紫外線照射で色が変わるテネブレッセンス効果などさまざまな効果を持つ種類があり、それらの特徴を備えた石は希少性が非常に高いレア鉱石として扱われます。

名前の由来について

ブラックスキャポライトはその名の通り、黒色の見た目をしていることから付けられた名前です。正式名称はスキャポライトの語源は、ギリシャ語で棒や柱を意味するskaposと石を意味するlithosを合わせて名付けられたのが由来です。

スキャポライトという名前は単一の石の名前ではなくグループ名で、以前はカルシウムとナトリウムの含有比率によりウェルネライト（ミッゾナイト）、ディパイライト、シルビアライトなどの名前で呼ばれていました。現在はグループに属する石の鑑別上の名称は全てスキャポライトになります。

ブラックスキャポライトの見た目と輝きは？

ブラックスキャポライトは、名が表す通り黒色の見た目をしています。黒色のスキャポライトは、成分的にカルシウムを多く含んでおり、メイオナイトに近い鉱石といえます。ブラックスキャポライトのなかには、棒状の結晶を内包するチューブインクルージョンという現象により、研磨を施せばキャッツアイ効果が見られるようになる個体もあります。

スキャポライトのなかには、UV照射で蛍光するものや、暗所で照らすと虹彩を放つレインボースキャポライトなどさまざまな効果を持つものもあります。産地によって色合いも違うため、同じ黒でも見た目が異なる場合もあります。

どんな効果が期待できる石なの？

ブラックスキャポライトは、精神的自立を促しサポートする石の意味を持っています。あなたが何かに依存し離れられない傾向にある場合、その依存心は危険をはらむ可能性もあります。精神的に自立することにより人生をより良く、自分らしく生きられるよう手助けしてくれるといった効果が期待できます。

また、スキャポライトは正しい方向へと導く性質を持つといわれています。未来への不安があったり、どのような方向に進めばよいのか悩んだり、人生の指針が見つけられないといった場合に、どの道を行けばよいのか指し示す羅針盤として機能するとされています。そのため、進路に迷いが生じている人や転職するべきか悩んでいる人など、その先の人生において重大な決断をする場面のお守りとして適しています。

こんなアイテムに加工されています

ブラックスキャポライトは、ビーズやペンダントヘッドといったアクセサリーパーツに加工されるのが一般的です。また、キャッツアイ効果やシラー効果を持った石の場合は、キレイに効果が見られるよう研磨されます。色味の美しい個体はカットを施してジュエリーとして扱われます。

ブラックスキャポライトの基本情報（原産地や石言葉など。）

ブラックスキャポライトと組み合わせると良い石

ブラックスキャポライトのヒーリング

ブラックスキャポライトの浄化・お手入れ

ブラックスキャポライトのまとめ

人生の岐路に立ったとき、どこへ進むべきか一人で決めるのは大変なものです。ブラックスキャポライトは、人生に迷いが生じた時に行くべき道を照らし、背中を押してくれる意味を持っています。学業や就職、転居など、その先の人生に大きく関わる決断をする際、お守りとしてブラックスキャポライトを持っておけば、間違いのない選択をできるかもしれません。

アクセサリーとしても、ほかの石と合わせやすいだけではなく、キャッツアイ効果を持つものならブラックスキャポライト単体でブレスレットにするのもおすすめです。そんな、ブラックスキャポライトが気になったなら、ぜひチェックしてみてくださいね。