ボルダーオパールとは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

ボルダーオパールという天然石をご存知ですか？通常のオパールの成分のほかに、堆積岩や鉄鉱石などが混ざり合った、独特の模様を楽しめるオパールです。ボルダーオパールならではの美しさは、宝石やパワーストーンなどさまざまなアイテムに加工されています。この記事ではボルダーオパールの特徴や、期待できるヒーリングなどを紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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ボルダーオパールの豆知識天然石コラム

産地について

ボルダーオパールの産地は、オーストラリアのクイーンズランド州が中心です。オパールはブラジルやメキシコなど、さまざまな国で産出されますが、ボルダーオパールは特殊な環境下でのみ生まれる特殊なオパールです。

それゆえ、産出量は少なく、オパールの中でもめずらしい種類として、コレクターを中心に人気があります。

名前の由来について

ボルダーオパールの「ボルダー」とは、英語で大きな石や岩、塊などを意味する単語です。つまり、ボルダーオパールとは岩のオパールであり、クイーンズランド州から産出される丸い石や岩から見つかることが名前の由来です。母岩と呼ばれる岩の一部にオパールの成分が入り、母岩とともに研磨されることが特徴です。

クイーンズランド州では20世紀の初頭から、アクセサリーとしてオパールの加工をスタートしました。1960年代から母岩部分と一緒に研磨する手法が広がり、ボルダーオパールならではの複雑な模様を活かした、独特の宝石として愛されるようになったのです。

ボルダーオパールの見た目と輝きは？

ボルダーオパールは母岩の影響を受けて、見た目や色合いが違う石です。
黒っぽい岩をベースにしたものもあれば、透明感のあるボルダーオパールも存在します。
特定のカラーを持たず、さらに母岩によって波打って見える特徴的な模様の大きさやバランスも異なります。
幅広い色彩と独特な輝きは、見る人々を魅了し続けています。

模様によって、主に次の4つの種類に分類され、別名で流通することがあります。

・ブラックホルダー
茶色や茶褐色、黒などのボルダーオパール。ブラックオパールのような遊色の輝きがあるため、産地である名前を加えた「クイーンズランドブラックオパール」と呼ばれることがあります。

・クリスタルホルダー
ホワイトオパールの中でも、明るいカラーや透明度が高いボルダーオパールを呼びます。

・ボルダーマトリックス
パターンボルダーのカットによって、複雑な遊色効果の輝きが見られます。模様の出方は石によって違いがあり、同じものは一切ありません。
コレクション性が高いオパールとして人気が高く、中でも模様に規則性がある美しいものや、何かの絵に見える石は希少です。

・ナッツ
原石がナッツの形に似ている希少なボルダーオパールです。オーストラリアの先住民アボリジニは「目を持つ石」として、霊的パワーを持っているシャーマンオパールと読んでいます。

産地名をつけたヤワナッツなどの名称で流通することもあります。

どんな効果が期待できる石なの？

ボルダーオパールは、幸運の石としてお守りに使用されてきました。また、大地を司る母岩と天とつながりがあるオパールが組み合わさった石として、天や大地からのメッセージを受け取り、現実的に行動していけるよう導きます。

実行力を高めたい方や願望成就に向けて前進したい方は、ボルダーオパールを身に着けてみましょう。

こんなアイテムに加工されています

ボルダーオパールは、アクセサリーやパワーストーンブレスレットに加工されています。同じボルダーオパールでも、母岩によって色合いが全く異なるため、ブレスレットでも同じカラーではなく、複数の色合いが混ざった存在感のある見た目が楽しめます。

大ぶりのボルダーオパールを使ったペンダントなどは、通常のオパールとは少し違う、独特の波のような模様を楽しめます。

ボルダーオパールの基本情報（原産地や石言葉など。）

ボルダーオパールと組み合わせると良い石

ボルダーオパールのヒーリング

ボルダーオパールの浄化・お手入れ

ボルダーオパールのまとめ

ボルダーオパールは、堆積岩や鉄鉱石などが混ざり合った特殊なオパールです。その独特な輝きはコレクターに人気があり、希少なアクセサリーとしても注目されています。

通常のオパールとは違った、個性的な石をお探しの方はぜひ身に着けてみてはいかがでしょうか。