ピンクコーラルの豆知識天然石コラム
産地について
ピンクコーラルは海にある天然のサンゴをピンクに染色したものです。サンゴは世界中の海岸で見つかりますが、ピンクコーラルとして加工、販売されるサンゴの多くは地中海沿岸やアフリカなどが産地です。
日本でも海岸沿いでサンゴが見つかりますが、地中海などのほかの国と比較すると、ピンクコーラルの素材になる機会はほとんどありません。
もともとサンゴは植物や鉱物ではなく、サンゴ虫と呼ばれる微生物が生み出すものです。動物に分類されるもので、サンゴ虫による炭酸カルシウムが長時間かけて、少しずつ骨格のように形を成していったものがサンゴです。
名前の由来について
ピンクコーラルのコーラルは、サンゴの別名です。つまり、ピンク色をしたサンゴのことで、日本でも奈良時代には地中海からシルクロードを経由して、持ち込まれたと言われています。
日本に持ち込まれた最初のサンゴは赤いレッドコーラルで、そのカラフルな色彩から一気に有名になりました。
ピンクコーラルの見た目と輝きは？
ピンクコーラルはサンゴをピンク色に染色した人工物が中心です。まれに、桃色をした天然のピンクコーラルも存在しますが、昔から希少で幕府けの献上品や、海外に持っていく外交用のプレゼントとして重宝されてきました。
そのため、ピンクコーラルとして流通するサンゴの多くは、白いサンゴを染色しているケースがほとんどです。コーラルは母なる海のエネルギーを蓄えた、パワーストーンとして人気があります。
また、ピンクのかわいらしいビジュアルも、女性を中心に支持されている石です。
どんな効果が期待できる石なの？
ピンクコーラルは母性を高めるパワーストーンだと言われています。海はすべての生物のはじまりであり、不思議なエネルギーを持っているお守りとして扱われてきました。
生命エネルギーの塊であり、出産や妊娠祈願のお守りにピンクコーラルが贈られることもあります。
古くから権力者の肖像画のアクセサリーにピンクコーラルが描かれていたり、遺跡から出土したりした記録も多く残されています。母なる海のエネルギーを持つピンクコーラルは、持ち主に前向きなエネルギーを与えるとも言われています。
明るい未来に向けて、夢や目標を実現するやる気や継続力がほしい方も、お守りとして身に着けてみてはいかがでしょうか。
こんなアイテムに加工されています
ピンクコーラルは染色した後に、防腐処理された加工品として販売されています。主にブレスレットやストラップ、ネックレスなどのアクセサリーが人気です。
サンゴならではのナチュラルな風合いは、ファッションのさり気ないアクセサリーとしてもおすすめです。
ピンクコーラルの基本情報（原産地や石言葉など。）
和 名：珊瑚（サンゴ）
色 彩：ピンク・オレンジピンク
石言葉：創造・精神安定
原産地：地中海・アフリカ・日本など
組 成：CaCO3+MgCO3
硬 度：3.5～4.0
比 重：2.6～3.0
ピンクコーラルと組み合わせると良い石
アクアマリンは「マイナスエネルギーを寄せ付けない」
クリスタル（本水晶）は「持ち主の邪気を払う」
バリサイトは「富と幸運をもたらす」
ブラッドストーンは「安産のお守り」
ボツワナアゲートは「マイナスな出来事や不運から持ち主を守る」
クイーンコンクシェルは「女性性を高めて魅力をアップさせる」
ラリマーは「強い癒しで持ち主の精神を落ち着ける」
ピンクコーラルのヒーリング
・物事の理解力を高める
・母性を強める
・持ち主に幸運を呼び寄せる
・子宝のお守り
・人間関係を良好な状態に導き
・周囲の邪気を浄化する
・新しい価値やアイデアを生み出す
・家族やパートナーとの仲を深める
ピンクコーラルの浄化・お手入れ
ピンクコーラルは簡単に壊れないよう加工されていますが、一般的な鉱石と比べて軽くひび割れやすいものです。
衝撃によって破損する危険性があるため、運動時や家事の最中は外しておきましょう。また、水や日光も変色や変質の可能性があるため、浄化方法は水晶クラスターのそばに置く方法がおすすめです。
クラスター 〇
セージ △
太陽光 ×
月光 〇
浴水 ×
ピンクコーラルのまとめ
ピンクコーラルは古くからお守りに使われてきた、サンゴを加工したアクセサリーです。母性を高めるヒーリングストーンとして、女性的な魅力を高めたい方や、出産のお守りに人気です。
ピンク色の濃淡やアクセサリーのデザインなど、幅広いアイテムがそろっているため、好みのピンクコーラルを探してみてはいかがでしょうか。
