アパタイトの豆知識天然石コラム
産地について
アパタイトの産地はマダガスカル、ミャンマー、スリランカ、ブラジル、スペインなどが有名です。
現在日本ではあまり採取されていませんが、埼玉県秩父鉱山などでもアパタイトの採取が行われていました。
スペインの産地で、ラ・リオハ州にあるナバフン鉱山で採取できる黄緑色のアパタイトは特に希少価値が高いとされます。また、マダガスカル産のアパタイトは最高品質として扱われます。
名前の由来について
アパタイトの名前の由来は、ギリシャ語で「騙す・ごまかす」などの意味を持った「apate」という言葉から由来しています。
なぜその名前がついたのかというと、他の石と色味や見た目が似ていることでアクアマリン・トルマリン・ペリドットなどの石に間違えて分類されてしまうことが多かったからです。
「アパタイト」の名前はアパタイトグループの総称で、石にはいくつか種類があるのも特徴です。
見た目の色味によって、イエローアパタイトやグリーンアパタイト、ブルーアパタイトなどと呼び名が変わることがあります。
アパタイトの見た目と輝きは?
アパタイトにはいくつか種類がありますが、主に青、緑、黄色などの発色で透き通った見た目が特徴的です。
スペインで算出される黄緑色のアパタイトは「アスパラガスストーン」と呼ばれ、大変希少価値の高い石として有名です。硬度があまりないため、アクセサリーに適さない石とも言われますが、見た目の美しさから様々なアクセサリーとして愛されている石です。
どんな効果が期待できる石なの?
絆を繋げる・強めるパワーが強く、対人関係を良好にする効果や家族・友人・恋人との関係性を保ちより良くする効果があります。近しい人との関係性だけでなく、仕事でチームワークや連携を大事にする人のお守りとしても最適です。
対人関係だけでなく、精神と肉体の繋がりにも作用するので、精神的な疲労や不安感を軽減してしっかりと未来を見据えて物事を考えられる冷静さを取り戻すことができます。
芸術家・アーティストなど自己表現をする仕事や発想力を求めたい時におすすめです。
こんなアイテムに加工されています
アパタイトはネックレス、リング、ピアス、ブレスレットなど基本的なアクセサリーアイテムに加工されています。
原石はもちろんですが、浄化用や水槽などの飾り付けとしてさざれ石でも購入することができます。
さらにアパタイトグループの一部では「リン酸塩鉱物」として、虫歯予防や歯を健康に保つ効果があるとされ歯磨き粉などにも使われています。歯磨き粉だけではなく、人工骨として、歯科治療でのインプラントの材料としても使われたりすることもあります。
アパタイトの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:燐灰石
色 彩:深いブルー、グリーン、稀に黄色系など
石言葉:自信、信頼、表現力、手放す、心機一転
原産地:スリランカ、ブラジル、ミャンマー、マダガスカルなど
組 成:(Ca5(PO4)3F
硬 度:5
比 重:3.2
アパタイトと組み合わせると良い石
・アベンチュリンは「心を癒し物事の本質を捉えられるようになる」
・シトリンは「癒し効果を高め、金運を呼び寄せる」
・アマゾナイトは「絆を深め、夢や希望を与えてくれる」
・モルガナイトは「愛情を深くして関係をより強く発展」
アパタイトのヒーリング
・自己表現力を高める
・対人関係を良好にする
・不安感を和らげる
・骨格や臓器を健康に保つお守り
・精神と体のバランスを繋げる
・冷静な判断力を取り戻す
・他のパワーストーンとの相乗効果を発揮
アパタイトの浄化・お手入れ
長時間の太陽光や浴水は劣化や退色の恐れがあるので、クラスターや月光浴での浄化がおすすめです。クラスター ◎
セージ ◎
太陽光 ×
月光 ◎
浴水 ×
アパタイトのまとめ
アパタイトは絆を繋げる・深める効果の高いパワーストーンです。
人間関係の絆だけではなく、心と体のバランスを繋げて正しい判断力を取り戻す作用や、子供の健康祈願のお守りとしても有名です。モース硬度があまり高くないため、アクセサリーとして身につける場合は取り扱いには気をつけて入浴やお休みの際には取り外しして丁寧に扱いましょう。
種類によって、緑色、黄色、青色、黄緑と違った表情を見せるのが魅力的な石です。ぜひ気分や好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。