バイヤー山本
アゲート(Agate)は世界各国で産出され、古来から装飾品やお守りなどに加工され人々に愛されてきたパワーストーンです。その特徴的な縞模様で人々を魅了してきたアゲートを今回はご紹介させて頂きますので、最後まで是非お読みください。
アゲート(めのう)の豆知識天然石コラム
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アゲートの名前の由来について
当時、ギリシャの植民地であったイタリア・シチリア島のAcate(アカーテ)という川の付近で発見されたことからAgate(アゲート)と名付けられることになりました。また和名である〈瑪瑙〉は、アゲートが馬の脳に似ているということに由来してこのように名付けられたそうです。
アゲートと成分が似ている鉱物
アゲートは水晶と同じ成分である石英(quartz)の小さな結晶が集まってできた鉱物です。このように小さな石英の集合によって形成された鉱物は他に〈カルセドニー〉と〈ジャスパー〉などがあります。〈アゲート〉は縞模様があり不透明なものを指し、〈カルセドニー〉は縞模様がなく半透明なものを指し、〈ジャスパー〉は縞模様がなく不透明なものを指します。また石英自体が大きく育ったものが水晶となります。
アゲートの種類
アゲートには色や産地、含まれる成分の違いで様々な種類のものが存在します。
- バンデットアゲート:縞模様が特徴的
- デントリチックアゲート:内包物により樹木のように見えるもの
- ブルーレースアゲート:青い石にレース状の模様が見えるもの
- ファイヤーアゲート:褐色のアゲートの中に鱗のような結晶が重なっているもの
- モスアゲート:〈緑泥石〉という苔のような色合いの鉱物が内包されたもの
- ドゥルージーアゲート:表面に石英の小さな結晶が見受けられるもの
アゲートの産地について
アゲートはブラジル、ウルグアイ、マダガスカル、エジプト、ギリシャ、インド、中国、インドネシア、ドイツ、日本など世界各国の様々な場所で産出されます。
※一部抜粋
アゲートの見た目や輝き
アゲートには様々な種類のものが存在し見た目も様々です。アゲートは一般的に綺麗な縞模様が特徴的で、白、黒、灰、青、赤など他にも様々な色合いのものがあります。アゲートの持つ縞模様は一つとして同じ模様のものはなく、一期一会で気に入ったものを入手することができます。また吸い込まれそうなほど漆黒で、一般の認知度も比較的高い〈オニキス〉ですが、実はオニキスの和名は〈黒瑪瑙〉です。オニキスはアゲートの仲間として分類されていますが、現在流通しているオニキスの多くは黒色に染色されており、縞模様は見られません。
どんなアクセサリーに加工されるの?
アゲートは硬度が比較的高く加工がしやすいため、ブレスレット、ペンダントトップ、置物、勾玉、天珠、念珠、お守り、印鑑など様々なものによく加工されます。
アゲートの基本情報(原産地や石言葉など。)
英 名:Agate(アゲート)
和 名:瑪瑙(めのう)
色 彩:白色、黒色、灰色、褐色、赤色、青色、黄色、緑色など様々
誕生石:ーー
石言葉:人間関係の修復、幸せ、結婚、健康、長寿
原産地:ブラジル、ウルグアイ、マダガスカル、エジプト、ギリシャ、インド、中国、インドネシア、ドイツ、日本など
組 成:SiO2
硬 度:7.0
比 重:2.57~2.64
アゲートのヒーリング
アゲートは種類によってそれぞれ違ったヒーリング効果を持っていますが、アゲートは全般的に職場や家族、友人などとの人間関係の結びつきを強め、関係性を良好に保つ効果があると言われています。また持ち主のエネルギーのバランスを整え、心身ともにリラックスすることができます。わかってはいるけど向き合ってこなかった、心の中にある不安の原因を見つめ直し前向きに人生を歩んでいくことができるようになります。人間関係で悩んでいる方には特にオススメのパワーストーンです。
アゲートの浄化・お手入れ
アゲートは紫外線に弱いため、変色、変質の原因となる太陽光を用いた浄化は避けた方が良いでしょう。また微細な石英の集合体であるアゲートには目に見えない細かい穴が存在しており、塩などで浄化を行うとその穴に塩分が入り込み、劣化を早めてしまう恐れがありますのでご注意ください。アクセサリーなどとして着用した際に付いてしまった汗などは必ず拭き取るようにしましょう。水晶クラスターやセージを用いた浄化は、とても相性が良いので大変オススメです。
クラスター ◎
セージ ◎
太陽光 ×
月光 ◎
浴水 △
アゲートまとめ
今回は、成分の近い〈カルセドニー〉や〈ジャスパー〉とはまた一味違った模様や効果を感じることができるアゲート(めのう)をご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。アゲートは古来から世界中で、魔除けや厄除けなどのお守りとして使用されてきました。現在でも欧米圏では特に人気が高く、アゲートの専門書などが出ているほどです。硬度も高く、大事に扱ってあげればかなり長持ちする石なので、どんどん愛着も湧いてくるでしょう。