12星座占いとは?
12星座占いは名前のとおり、12星座の運勢を判断する占星術です。夜空にある星座ではなく、一定の誕生日の期間ごとに分けられた星座で運勢を判断します。
これは生まれた日に、太陽が十二宮(サイン)のどこに位置したかで判断します。その人の性格や運命、星座同士の相性などを占うことが得意です。
12星座占いの歴史
12星座占いが生まれたのは、古代シュメール人の時代まで遡ります。シュメール人は時計がない時代に、星が動く様子を見て時間や季節の流れを判断する技術を身に着けていました。
はじめは畑の種まきや刈り入れの時期を知るために星の動きをチェックしていましたが、やがて惑星の動き全体を見る星占いに発展していったのです。
本格的に星占いがスタートしたのは、シュメール人がバビロニアやアッシリアに征服された頃。占いが好きだったバビロニア人によって占星術が広がり、12星座占いの原型が生まれました。毎日星の動きを見て、その日の運勢の良し悪しを判断するという人々の生活は、今もなお私たちの生活に密着しています。
12星座をきっかけにギリシャにも星座が生まれ、かの有名なギリシア神話が誕生しました。ギリシア神話に登場する神様は親しみやすく、物語性があったことから、ますます人々は星座に親近感を抱き、星を参考した占いが広がりを見せていきます。
12星座の成り立ち
地球から空を見ると、星は時間や季節ごとに少しずつ西の方角へ動いているように見えます。このような星座が並ぶ空の様子を天球と呼び、同じ動きをする星以外の天体を惑星と読んでいます。
惑星は太陽や月、火星などで、星座が日々動いている中、天体は別の動きをしていることが特徴です。
星座は80個以上が存在していますが、12星座占いはその中から12個を厳選したものです。この12個の星座が選ばれた理由は、太陽が決まった通り道を通る「黄道」が関係しています。
星占いでは、黄道の通り道にある星座の中でもわかりやすい12星座が選ばれました。
これこそ12星座占いの星座で、古代の天文学者は天体の動きを観測して、そこから未来の道を占ったのです。ちなみに星座はその人の性格や生まれ持っての気質に影響すると言われていますが、必ずしもそうとは限りません。
なぜなら太陽が動くペースとルートは同じですが、星座は種類によって大きさが異なります。つまり12等分した状態は、本来の12星座とは違う位置です。
たとえば12等分ではおうし座でも、実際に黄道を参考にした12星座では、隣のおひつじ座に当たる生まれ日時である可能性があります。
12星座占いは占星術の簡易版のため、多くの人に当てはまる形の占いであり、詳細な個人の人生を調べるには占星術がおすすめです。
12星座占いのやり方
12星座占いは星座だけでなく、占星術で使われている10個の惑星と組み合わせて、運勢や性格、相性などを占います。
1.ホロスコープを作る
ホロスコープとは占星術に必要な星の設計図です。円が何重か重なった見た目で、その人が生まれた瞬間の星座や惑星を元にして作成します。
必要な情報は生年月日、出生時間と出生場所の3つ。ホロスコープ自体は無料で専用サイトなどで気軽に作ることができます。
2.ホロスコープの太陽星座を調べる
太陽星座とは、いわゆるおひつじ座やいて座といった12星座です。12星座には生まれながらの人生の宿命や、総合的な能力などがわかります。
自分の星座がわかったら、どんな特性や特長があるのか調べてみましょう。
3.ホロスコープの月星座を調べる
太陽星座のみでもある程度12星座を占えます。しかし、より詳しくその人を占うには月星座も調べましょう。
月星座は太陽星座とは対極に位置するもので、性格や感情など占う方の内面がわかる星座です。
4.惑星を調べる
占星術では星座のほかに、ホロスコープの中にあるハウスという場所の惑星をチェックします。
惑星はそれぞれエネルギーの性質がわかるため、占う方が持っているエネルギーが発揮される場所や職業などが判断できます。星座占いは、生まれながらの特性と、占う方の年齢や時期ごとにある星座で、どんなことが起きるのか予測できます。
これにより、その日の運勢や来年などの近未来の運勢を判断できるのです。
12星座占いのまとめ
12星座占いは、自分が生まれたときの星座を元にその日や未来の運勢を占えるおなじみの占術です。
本来は星の動きや惑星を見る占星術から生まれたもので、時計や暦がない時代に星を見て季節を感じていた人々の知恵によって発展してきました。
12通りの運命のため、シンプルで占い初心者でも気軽に占えるところも12星座占いの魅力です。12星座占いをきっかけに、占星術など、さまざまな占いに挑戦してみることもおすすめです。