イエローアパタイトとは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

イエローアパタイトという天然石をご存知ですか？イエローアパタイトは黄色の美しい天然石で、隠し事のない堂々とした人生を歩む手助けをしてくれます。この記事ではイエローアパタイトの特徴や産地をご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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イエローアパタイトの豆知識天然石コラム

産地について

イエローアパタイトの主な産地は、スリランカやブラジルが代表的です。アパタイトとはリンとカルシウムが主体となった鉱物グループで、パワーストーンとして流通するイエローアパタイトにはフッ素が入っています。

アパタイトと聞くと歯磨き粉を連想する方も多いのではないでしょうか？アパタイトは歯のエナメル成分のほとんどを占めている人体にある成分です。そのため歯磨き粉にもアパタイトが入っており、人工骨にも使われているおなじみの素材です。

歯磨き粉や人工骨のアパタイトはハイドロキシアパタイトで、パワーストーンのイエローアパタイトとは異なる成分です。

名前の由来について

イエローアパタイトのアパタイトは、ギリシャ語で「惑わす」「だます」などの意味を持った「apate（アパタオ）」が語源と言われています。

アパタイトは世界各地で採れる石ですが、その中でも黄色の色彩を持ったものだけをイエローアパタイトと呼びます。このアパタイトという名前は、今ほど科学的な鑑別技術が発展していなかった昔、アパタイトがまるでサファイアやエメラルドとそっくりだったことから、間違われることが頻繁にあったのです。

その歴史的背景から「宝石商を惑わせる石」であり「ほかの宝石に紛れる石」として、アパタイトと名付けられました。アパタイトはプロが鑑定に苦労したように、美しくカラーバリエーションが豊富で、産出量も安定した石です。

今でも人気のパワーストーンに数えられており、生活にもなじみが深い鉱物として知られています。

イエローアパタイトの見た目と輝きは？

イエローアパタイトは透明感がある黄色や淡黄色の石です。黄色の石はまるでシトリンのように美しく、素人目ではほかの石と簡単に判別できません。

しかし、メインがリンとカルシウムで構成されているため、硬度は5.5とかなり低めです。特に衝撃に対する強さをあらわす靭性（じんせい）にいたっては3.5と低い数値が出ています。

やわらかく衝撃に弱いため、固いものにぶつかると破損する危険性があります。それゆえアパタイトは1カラット以上の大きなイエローアパタイトが見つかることはごく稀です。

これは地中の土や岩などにぶつかることで、衝撃に弱いイエローアパタイトが欠けてしまうことが原因と考えられています。まれに1カラット以上のイエローアパタイトが見つかることもありますが、耐久性は低いため取り扱いや加工には最新の注意が払われます。

どんな効果が期待できる石なの？

イエローアパタイトは、惑わす石として持ち主の魅力を高めると言われています。また創造性を高めて、持ち主に眠るクリエイティブな才能を引き出してくれます。

もともとクリエイティブな活動をしている方はもちろん、想像力を高めて斬新なアイデアを得たい方にもおすすめです。

また、アパタイトの癒しのエネルギーも持っています。持ち主を癒してストレスを和らげるため、疲れがたまっている方や穏やかな日々を送りたい方はお守りとしてイエローアパタイトを身に着けてみてはいかがでしょうか。

こんなアイテムに加工されています

イエローアパタイトは壊れやすく1カラット未満の小さな石がほとんどという理由から、ペンダントトップや指輪、ピアスなど小ぶりなアクセサリーに加工されています。

また、カットした美しいルースの状態でも販売されており、1カラットを超える宝石質のものになると10万円前後の高額なイエローアパタイトも存在します。

多くの宝石たちに間違われてきたように、その透明感とカットによる輝きは目を奪われるような美しさがあります。

イエローアパタイトの基本情報（原産地や石言葉など。）

イエローアパタイトと組み合わせると良い石

イエローアパタイトのヒーリング

イエローアパタイトの浄化・お手入れ

イエローアパタイトのまとめ

イエローアパタイトはほかの宝石に間違われてきた、美しい光沢と透明感がある黄色の天然石です。アパタイトの癒しのエネルギーと、周囲を惑わすような魅力を与えてくれるため、毎日をさらに豊かにしていきたい方におすすめです。