皆様、ホワイトカルセドニーはご存じですか?
カルセドニーは水晶やアゲート類と同じ石英が主成分で、さまざまな色の種類がある鉱石として知られています。
そのなかでホワイトカルセドニーは、オフホワイトのような色合いをした、大変優しい雰囲気を持った天然石です。
カルセドニーに分類される鉱石は、古代より宝飾品や彫刻などで使用されてきた歴史があり、現在でもアクセサリーとして多くの人に愛されています。
また、コミュニケーションを円滑にするといった意味を持つパワーストーンとしても有名で、人間関係の改善のお守りとしても人気を博しています。
そんな、ホワイトカルセドニーについて紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
ホワイトカルセドニーの豆知識天然石コラム
産地について
ホワイトカルセドニーの産地はオーストラリアや南アフリカのほか、ブラジルや中国などで産出されます。特にオーストラリアのクイーンズランド州はホワイトカルセドニーと同系統の天然石、クリソプレーズの主産地としても有名で、オーストラリアの多くの地域からさまざまな色合いのカルセドニーが採れると言われています。
カルセドニーは地中にある岩石の隙間や空洞などに石英の成分を含んだ液体が堆積して生成されます。石英は地殻を形成する造岩鉱物としても有名で、そのため石英が主成分の鉱石は多くの場合、世界中のさまざまな地域で産出されます。
名前の由来について
ホワイトカルセドニーはその名の通り、白色のカルセドニーをほかの色のものと区別をするため付けられた流通名です。一般的にカルセドニーはほとんどの場合、ブルーカルセドニーを指した名前で、赤色のものをカーネリアンと呼んだり、緑色のものをクリソプレーズと呼んだり色の種類によって名前が異なります。
カルセドニーは、古代ギリシャにあった都市のカルケドン(Chalcedon)が語源のラテン語chalcedoniusから付けられた名前と言われています。
カルセドニーは和名で玉髄と呼ばれ、ホワイトカルセドニーは白玉髄などとも呼ばれます。
ホワイトカルセドニーの見た目と輝きは?
ホワイトカルセドニーはガラス光沢を持った鉱石で、同じ石英を主成分とするクォーツなどとは異なり、半透明の見た目をしています。真っ白ではなく少しミルキーなオフホワイト気味の柔らかい色合いが特徴です。
カルセドニーは石英を含んだ液体が堆積する際、微細な結晶が集まって生成される潜晶質の鉱石で、集合して結晶化した際に細かな穴が開く多孔性という特色を持っています。この多孔性を利用し、ピンクや青色などに染色して流通する場合があります。
どんな効果が期待できる石なの?
ホワイトカルセドニーは心を落ち着かせ、純粋に物事を見極め取り組む意味を持っています。心を穏やかにすることで周囲と溶け込み、暖かな人間関係を築くようサポートしてくれるといった効果が期待できます。そのため、苛ついてしまい友人や恋人、仕事仲間などと関係が悪化してしまっている人や、焦ってしまい上手くコミュニケーションが取れない人などにおすすめの天然石と言えます。
カルセドニーという天然石自体、集合や共有などの石言葉を持っており、コミュニケーション面で良い効果をもたらすと言われています。他者とのわだかまりや軋轢を解消し、円滑にコミュニケーションを取れるよう働きかけてくれるでしょう。
こんなアイテムに加工されています
ホワイトカルセドニーはビーズやペンダントヘッドなどのパーツに加工し、アクセサリーとして使用されることが多く、上質なものは宝石としても使われます。
カルセドニーやアゲートなどの石英質の鉱石は加工しやすく、見た目も美しいため古来よりカメオや印章などの装飾品に使われてきたという歴史があります。
ホワイトカルセドニーの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:玉髄(ぎょくずい)
色 彩:半透明、白色
石言葉:人間関係の改善
原産地:オーストラリア、南アフリカ、ブラジル、インドなど
組 成:SiO2
硬 度:7.0
比 重:2.5~2.6
ホワイトカルセドニーと組み合わせると良い石
・インカローズは「幸福な結婚に至る、パートナーとの出会い」
・シトリンは「金運アップ。自信を取り戻す」
・ミルキークォーツは「邪気を祓うお守り。マイナスな感情の抑制」
ホワイトカルセドニーのヒーリング
・コミュニケーション能力の向上
・人間関係の改善
・共有
・集合
・心を穏やかにする
・内面の魅力を引きだす
ホワイトカルセドニーの浄化・お手入れ
クラスター ◎
セージ ◎
太陽光 ◎
月光 ◎
浴水 ◎
ホワイトカルセドニーのまとめ
ホワイトカルセドニーは優しい色味で持つ人の心をそっと和らげてくれる天然石です。リラックス効果やコミュニケーション能力の向上、人間関係の改善といった効果が期待できるパワーストーンでもあるため、人との関わりで悩みを抱えている人や、人と話すのが苦手な人などにおすすめです。
ほかの石との相性もよく、色合いもバッティングしにくく組み合わせしやすいので、色の強い天然石と合わせてブレスレットにするとよいでしょう。価格も比較的リーズナブルなので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。