チューライトとは?産地・硬度と天然石の特徴

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    チューライトとは?産地・硬度と天然石の特徴

    バイヤー山本

    皆様、チューライトはご存知ですか?

    チューライトは和名を桃簾石と呼び、斜方晶系の珪酸塩鉱物でゾイサイトグループに属しています。

    ゾイサイトは通常、緑がかった色をしていますが、チューライトは成分に鉄とマンガンを多量に含み、その影響を受けてピンク色や赤色に変色して生成された天然石です。

    チューライトと同じゾイサイトに属するもののなかには、アニョライトやハイブランドとして有名なティファニーが名付けたタンザナイトが挙げられるなど、同じ成分でも様々な表情を持つグループとして知られています。

    チューライトは目標への道標といった石の意味を持つためパワーストーンとして人気です。そんな、成功へ導き心に安寧をもたらすといわれるチューライトについて紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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    チューライトの豆知識天然石コラム

    産地について

    チューライトは、ゾイサイトと同じグループに属することもあり、石英やペグマタイト、花崗岩などを取ることができる場所で産出されます。有名な産地としては、ノルウェーのテレマルク県ソーランドやオーストリア・チロル、オーストラリア西部、ブラジル、タンザニア、アメリカ・ノースカロライナ州などが挙げられます。ゾイサイトグループのものは世界各国で取ることができますが、マンガンを含み色味を変えたチューライトは希少性が高いことでも知られており、産出量はそれほど多くはなく、色の濃いものは更に貴重なものとして知られる鉱石です。

    日本でも新潟県糸魚川で取れる桃簾石が有名で、流通名としてピンク翡翠という名前が使われることがありますが、同地で取れる鉱石は一説にはチューライトの同質異像体のクリノチューライト(斜桃簾石)ではないかといわれています。

    名前の由来について

    チューライトは、主要産出国のノルウェーに因んでつけられた名称で、北欧神話のなかで語られるチュール島(Thule)から名付けられました。神話のなかでチュールは世界の果てにあるといわれており、それに関連付けて未知への探求、限界を超える力などを象徴する石として有名です。そのほかの由来としては、同じく北欧神話に登場する軍神のテュールや天空神から名前が付けられたという説もあります。

    チューライトのもととなるゾイサイトの最初の発見は1805年で、オーストリアで見つかり、発見者のシグムント・ゾイスに因み名付けられました。チューライトは別名でロザリンと呼ばれるほか、正式にはゾイサイトの一種のため、ピンクゾイサイトと呼ぶこともありますが、透明でジュエリーとして使用されるもののことをピンクゾイサイト、不透明なものをチューライトと分けて呼ぶのが一般的です。

    チューライトの見た目と輝きは?

    チューライトは、ガラス光沢を持つ赤系の色味の不透明な鉱石で、柔らかなピンク色のものから力強い赤色のものまであり、濃いものになるほど希少性が高く、高値で取引される天然石です。チューライトにはカルサイトが入り込み白い斑模様になっているものや、ピンクと赤色が層になり縞模様を浮かべるものもあり、石によって違った雰囲気が楽しめます。

    チューライトと同じゾイサイト系の鉱物には、緑色のゾイサイトのほか、バナジウムを含む透明感のある青色が印象的なタンザナイトや、ルビーを緑色のゾイサイトで内包したルビーインゾイサイト(マサイ・アニョライト)などが挙げられます。ゾイサイトと名前がつくもののなかで、見た目がよく似ているクリノゾイサイトと呼ばれるものがありますが、こちらは同じ成分で結晶系がエピドート(緑簾石)などと同様の単斜晶系に分類される同質異像の鉱石で、マンガンを含むとクリノチューライトと呼ばれ、チューライトとは別の鉱物です。

    どんな効果が期待できる石なの?

    チューライトは、神話に登場する世界の果ての島という背景もあり、世界の限界を超えて進むことができる力や未知への探求といった石の意味を持つため、目標を見失った際の道標、成功への導き、受験などの勝負のときに勝利をもたらすお守りとしての効果が期待できます。

    女性性を象徴する石としても知られており、日本産出の淡いチューライトは大和なでしこをイメージさせるといわれています。そのため、産地は問わずチューライト全般が、慈愛や癒し、コミュニケーション能力の向上、母子関係の円満、優しさといった石の意味をもつとして人気を集めています。

    こんなアイテムに加工されています

    チューライトは、原石を観賞用にするほかには、色の濃淡や他の石の模様が表面に現れた不透明な鉱石のため、ジュエリーとしてではなくパワーストーンのアクセサリーとして、ビーズや勾玉、カボションカット(オーバル・ラウンドなど)加工を施すのが一般的です。

    モース硬度は6~7と高めで完全に近い劈開性があるため、比較的加工しやすい鉱石といえますが、一定の方向に割れやすい面もあるため取り扱いには注意が必要です。

    チューライトの基本情報(原産地や石言葉など。)

    英 名:Thulite
    和 名:桃簾石(とうれんせき))
    色 彩:ガラス光沢を持ちピンク色か赤色
    石言葉:慈愛・コミュニケーション能力・目標への道標など
    原産地:ノルウェー・テレマルク県、オーストリア・チロル、オーストラリア西部、ブラジル、タンザニア、アメリカ・ノースカロライナ州、日本など
    組 成:Ca₂AlAl₂(SiO₂O₇)(SiO₄)O
    硬 度:6~7
    比 重:3.15~3.38

    チューライトと組み合わせると良い石

    ・水晶は「失敗できない場面で心を静めるお守り」
    ・ゴールドルチルクォーツは「仕事で目標を達成し、金運をもたらす」
    ・カーネリアンは「目標を見出し、成功へ向けて進む」
    ・スギライトは「心に安寧をもたらし、日々を平穏に過ごす」
    ・モルガナイトは「良縁をもたらし、愛を育む」

    チューライトのヒーリング

    ・目標への道標
    ・成功への導き
    ・コミュニケーション能力の向上
    ・受験や試験のお守り
    ・未知への探求心
    ・限界を超えて進む力
    ・心に安らぎをもたらす
    ・慈愛の心
    ・母子関係の円満

    チューライトの浄化・お手入れ

    チューライトは、紫外線により変色や劣化する恐れがあるため、太陽光・浴水は避けた方がよいでしょう。また、割れやすい性質を持っているため衝撃に注意が必要です。
    クラスター ◎
    セージ   ◎
    太陽光   ×
    月光    ◎
    浴水    ×

    チューライトのまとめ

    チューライトは、北欧神話に因んで名付けられた天然石で、もととなる逸話にあやかり限界を超えて進む力や未知への探求といった力強い石の意味を持っており、目標を見失ってしまい悩んでいる方や試験のお守りを探す方に人気のパワーストーンです。

    女性性の象徴としても有名で慈愛や癒しといった石言葉もあるため、コミュニケーションがうまく取れないという方や親子関係の円満祈願といった、安らぎや人付き合い関係にお悩みの方におすすめの鉱石といえます。

    薄いピンク色や鮮烈な赤色など色の濃淡も幅広く、お好きな色の石と組み合わせて使えば、きっとお気に入りのアクセサリーに仕上げることができるでしょう。

    チューライト

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    ガネーシャ編集長

    株式会社さくらの情報配信担当ガネーシャ編集長です。愛知県岡崎市にある天然石sakuraというお店とネットショップコムローズ(Comrose)を運営する傍ら、天然石の情報を日々お届けしております。コラムが参考になった方はぜひSNSからフォローよろしくお願いします。お店へのご来店もおまちしておりますよ!

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