シバリンガムの豆知識天然石コラム
産地について
シバリンガムの主な産地はインドです。エネルギースポットとして有名なインドのヒマラヤ山脈の広大な地層から産出されるクォーツです。ちなみにインドのナルマダ川でまれに採取される茶色とグレーの色味が混ざり合った色の石も、同じシバリンガムと呼ばれていますが異なる鉱物です。
こちらのシバリンガムはクォーツの形状の名前であり、まるで卵のような縦長の楕円形をしています。クォーツの中でもヒマラヤ産は特に優れたパワーを持っており、世界中のヒーラーから注目されています。
名前の由来について
シバリンガムはシバ神が由来です。インドのシバ神はヒンズー教の最高神であり、破壊と再生を司ります。
リンガムは男性を象徴するもので、男性的なエネルギーを強めたい方にも人気があります。和名は特になく、ヒマラヤで産出される水晶としてヒマラヤ水晶と呼ばれることが多いです。
シバリンガムの水晶の形状の特徴は?
シバリンガムは卵のように丸みを帯びた形をしています。中にはインクルージョンによるベージュやブラウンなどの色が確認でき、細かいひび割れが入ったものもあります。
基本的には透明なクォーツですが、従来のクォーツは三角形にとがったものなど角が目立つものがほとんどです。そんな中でもシバリンガムは卵のように丸みを帯びていて角がありません。
1つ1つ楕円の形に若干の違いがあり、中のインクルージョンの色の濃さや範囲も異なります。
シバリンガムができる理由
シバリンガムの形は川底を転がっているうちに、丸みを帯びた状態になると言われていますが、実際はヒマラヤ水晶を研磨して丸みを帯びたクォーツを楕円形に整えていると言われています。
ちなみにシバリンガムは鉱物名ではなくクォーツの名称であり、クリプトクリスタン(潜晶質石英)と呼ばれています。これはカルセドニー、ジャスパーなど細かい石英が集まってできた鉱物であることを意味しています。
つまり、シバリンガムは石英の結晶が集まって生まれたクォーツであり、シバリンガムという独自の鉱物ではないのです。また、セドナサンドストーンと同じく、砂岩でもあります。この砂岩の部分がシバリンガムにブラウンやベージュのインクルージョンを作っていると考えられています。
どんな効果が期待できる石なの?
シバリンガムはインドのヒマラヤ山脈のエネルギーを持っており、とても神聖な石としてお守りにされています。マイナスエネルギーを浄化するだけでなく、傷ついたインナーチャイルドを癒し、持ち主本来の姿へと近付けてくれるのです。
ほかにも才能開花や才能の向上など、持ち主が持っている能力を引き出して、より良い人生へと進むきっかけを与えてくれるのです。
シバリンガムの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:ヒマラヤ水晶
色 彩:ベージュやブラウンが混ざった透明
石言葉:強さ・純粋
原産地:インド
組 成:SiO2
硬 度:6.5~7.0
比 重:2.65
シバリンガムと組み合わせると良い石
ピンクトルマリンは「恋愛運を高める」
ガーネットは「子孫繁栄のお守り」
インカローズは「恋愛エネルギーを高める」
本水晶は「マイナスエネルギーを浄化する」
ムーンストーンは「神秘的なエネルギーを高める」
アクアマリンは「コミュニケーション能力を高める」
アメジストは「ヒーリングで心を落ち着ける」
シバリンガムのヒーリング
・傷ついたインナーチャイルドを癒す
・マイナスエネルギーを遠ざける
・子宝のお守り
・クリエイティビティを養う
・いろいろなインスピレーションを受け取りやすくする
・古い慣習を手放す
・男性性と女性性を調和させる
・持ち主のマイナスエネルギーを浄化する
シバリンガムの浄化・お手入れ
シバリンガムはヒマラヤ水晶のため、単体で優れた浄化作用があります。基本的に浄化の必要はありませんが、エネルギーが弱まっているときは水晶クラスターやホワイトセージを焚くなど好みの方法で浄化しましょう。
シバリンガムの汚れが気になるときは、流水で軽く洗い流して清潔なクロスでふき取りましょう。クロスで水分をしっかりと取るとシバリンガムに跡がついてしまうことを防げます。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 〇
月光 〇
浴水 〇
シバリンガムのまとめ
シバリンガムはインドのシバ神が名前の由来であるクォーツの1つです。独特の楕円形をしており、そこには浄化作用だけでなく直感力や創造力を高めて、持ち主の才能を開花させるエネルギーもあります。
特にインドではシバリンガムを神聖な石として崇めており、さまざまな儀式に使ってきました。災いから持ち主を守り、マイナス感情を寄せ付けないパワーストーンとして注目されています。
強力な浄化作用があるクォーツを身に着けたい方は、希少なシバリンガムを入手してみてはいかがでしょうか。