セレナイトとは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

皆さんはセレナイトという石をご存じですか？

セレナイトは繊維質の透明感があるホワイトカラーが特徴的な石で、和名では「透石膏（とうせっこう）」と言います。

世界中で年間１億トン以上産出されており、身近なところでは学校のグラウンドで白線を引く石灰の原料にもなる石です。とても柔らかく、水や湿気、人の油脂に弱く加工にあまり向いている石とは言えませんが、その美しさからこの石を愛して止まない人も多く存在します。

浄化や癒しの力が強く、潜在意識やカルマを癒す石といわれており、特にリラックス効果が高いと言われるセレナイトについて紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

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セレナイトの豆知識天然石コラム

産地について

セレナイトは、主にアメリカのユタ州とメキシコのチワワ州で産出されている天然石です。

硫酸塩 (Ca[SO4])・2H2O が結晶してできており、柔らかい光沢と線のように見える模様が入ったホワイトカラーのものがセレナイトといわれる天然石になります。

特に、メキシコのチワワ州にあるナイカ山地下において世界最大の洞窟が発見され、その洞窟がジプサムでできていたことはよく知られています。（現在は閉山されています）

名前の由来について

とても儚くて、清らかな見た目をしているセレナイト。

この名前は、ギリシャ神話の月の女神に由来しています。

語源となっているのは、ギリシャ神話に登場する月の女神、セレーネです。

セレナイトが持っている神秘的で儚い美しさが、ムーンストーンと同じように「月」や「月光」を印象付けるものだったために、この名前が付けられとも言われています。

セレナイトの見た目と輝きは？

セレナイトは、無色透明から白っぽい色をしており、真珠の輝きのような光沢を持っています。

おぼろ気で弱い日光がガラスを透過したような、うっすらとした儚げな印象を与えます。

特に透明度が高くて大きなものは希少で、愛好家がこぞって手に入れたがるほどの人気を誇っていますが、硬度も低く壊れやすいために取り扱いが難しい面があります。

また、絹糸のような細い線が浮き上がったものはキャッツアイ効果と呼ばれ、とても神秘的な印象です。

その見た目から月の満ち欠けに深く関係していると信じられており、ケルト民族やネイティブアメリカンなどの間では神聖な石として扱われていたとも言われています。

どんな効果が期待できる石なの？

セレナイトは、その儚くて優しい見た目と同じように、持ち主に働きかけるパワーがとても優しいと言われているほどです。

持つ人の直感力や決断力を高めるだけでなく、思考クリアにして、集中力を高めてくれます。

勉強や仕事に集中したいときにとても頼りになる石ではないでしょうか。

また、持ち主の能力をアップさせてくれますので、優柔不断さやイライラした気分を落ち着かせてくれる癒しの力も持っています。

そのほかには、浄化作用やカルマを消化させる力があるといわれています。

マイナスエネルギーや不要なものを吸い取り、前に進むためのエネルギーを与えてくれるだけでなく、ストレスや妬みなどから守ってくれて持ち主に安定と健康をもたらす石です。

こんなアイテムに加工されています

古来、ヨーロッパの教会や宮殿では窓ガラスなどに利用されており、「聖母マリアのガラス」と呼ばれていたともいわれています。

硬度が非常に低く、脆いため加工が難しいとされてきました。しかし、近年は加工技術が向上したため、ビーズやブレスレットに加工されており、人気がとても高い石です。

セレナイトの基本情報（原産地や石言葉など。）

セレナイトと組み合わせると良い石

セレナイトのヒーリング

セレナイトの浄化・お手入れ

セレナイトのまとめ

セレナイトは無色透明から白っぽい色をした、まるで真珠のような白い光沢を持った石です。

脆く、壊れやすいだけではなく汗や水・皮脂にも弱く扱いが難しいところもありますが、癒しのパワーは絶大で持つ人を深く癒し、決断力や直観力を高めてくれるとても優しい石といえます。

自分自身の内面を安定させて、目標達成に向けて頑張りたい方にもおすすめです。

優柔不断なところや、イライラしやすい気持ちをフォローしてくれますので、ぜひセレナイトの力を借りて仕事や勉強に取り組んでみてください。