人工アンバーの豆知識天然石コラム
産地について
人工アンバーは、主にロシアやアメリカなどで産出される樹脂から作られています。もともとアンバー(琥珀)は、西洋と東洋どちらも宝飾品として重宝されてきました。
鉱物と変わらない硬度を持ち、飴色に黄色を帯びたような見た目をしています。天然アンバーの中には、樹脂が固まる際に中に植物や虫などが閉じ込められた状態で固まったものがあります。
化石コレクターの間で人気が高く、通常の化石とくらべてはるかに状態が良く保存されることから、化石資料として活用されています。
名前の由来について
アンバーの名前の由来は「不死」を意味するアンブロワーズに由来しています。中に閉じ込められた虫や植物が、そのままの状態で数万年、数千年にわたって保存されることから、不死の意味を持つ言葉がつけられました。
ほかにもアラビア語のアンバル(龍涎香)が由来とも言われています。アンバルとはマッコウクジラから採れる香料のことです。
アンバルの見た目とアンバーが似ていることから、名付けられたと考えられています。ちなみに化石化が完全に終わっていないアンバーのことは、コーパルと呼ばれています。
基本的に人工アンバーは、人の手によって化石化が進められているため半化石ではありません。
人工アンバーの見た目と輝きは?
人工アンバーの見た目は、天然アンバーとほとんど同じで見分けがつきません。アンバーの人工処理方法は、半化石状態のコーパルを融解させて型に入れて硬化させる方法が一般的です。
原材料である樹液の状態や化石化する過程の環境によって色味が異なります。べっ甲飴のような茶色がかった色合いや、透明感がある黄色など、色の濃淡や模様の出方が違うため、人工アンバーごとに違った雰囲気を楽しめます。
どんな効果が期待できる石なの?
人工アンバーは持ち主に富と健康をもたらすと言われています。アンバーは長い時間をかけて化石化していくことで、多くのエネルギーを含んでいます。
マイナスエネルギーをプラスに転換するヒーリングストーンでもあります。また、持ち主のストレスを和らげて肉体、精神ともに落ち着きをもたらしてくれます。
穏やかな日々を送りたい方のお守りとしておすすめですよ。
こんなアイテムに加工されています
人工アンバーはネックレスやブレスレット、指輪などのアクセサリーに加工されています。ほかにもボタンやカフスなど、男性のスーツに合わせる装飾品としても人気があります。
旧石器時代の北海道では、約2万年前の天然アンバーが装飾品として産出された記録があります。また、ヴァイオリンの弓のフロッグ部分にアンバーが使われることもあります。
人工アンバーの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:琥珀(人工)
色 彩:琥珀色・黄金・オレンジなど
石言葉:子孫繁栄・不老長寿
原産地:ロシア・アメリカなど
組 成:樹脂
硬 度:2~2.5
比 重:1.05-1.10
人工アンバーと組み合わせると良い石
アベンチュリンは「ヒーリングによってリラックスした状態をもたらす」
タイガーアイは「持ち主の金運を高める」
翡翠は「体内のエネルギーを循環させる」
アクアマリンは「穏やかな人間関係を構築するサポート」
アイオライトは「持ち主のネガティブ感情を排出する」
アベンチュリンは「溜まった毒素を排出するデトックス」
スモーキークォーツは「持ち主に癒しをもたらす」
人工アンバーのヒーリング
・人間関係を良好にする
・持ち主のエネルギーを活性化させる
・精神を安定させてやる気をもたらす
・持ち主の金運を高めて富をもたらす
・健康運を高めて精力的な日々を過ごすサポート
・マイナスエネルギーをプラスに転換する
・女性の魅力を高めて恋愛運を向上させる
・子孫繁栄
人工アンバーの浄化・お手入れ
人工アンバーは紫外線や水に弱い性質があります。
退色や変質を防ぐために、お手入れをする際は水にさらさず表面をやわらかい布でふきとりましょう。
水晶クラスターやセージを焚くなど、人工アンバーに直接触れない形での浄化をおすすめします。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 ×
月光 〇
浴水 ×
人工アンバーのまとめ
人工アンバーは天然アンバーとほとんど変わらない化石です。品質も天然と同じなので、特にこだわりがなければ天然よりも安価な人工アンバーをおすすめします。
人工的に作られたものでも、アンバーに秘められたエネルギーは変わりません。持ち主に富と健康をもたらすお守りとして、性別年代問わず身に着けやすいアイテムです。
アクセサリーにもインテリアにも活躍するため、ぜひお気に入りの人工アンバーを探してみてください。