ピンクアポフィライトの豆知識天然石コラム
産地について
(ピンク)アポフィライトは、主に「インド」「南アフリカ共和国」「ブラジル」「ドイツ」「アメリカ」など世界各国で産出される天然石です。
その中でもヘマタイトやマンガンを含まれたものがピンクや赤味を帯びた色となり、ピンクアポフィライトと呼ばれています。
特に有名なのはインドのパシャン鉱山産と言われていますが、1989年にインドのパシャン鉱山産が閉山しているため、現在ではとても希少なストーンとなっています。
またピンクアポフィライトとは別に、グリーンアポフィライトという緑色のアポフィライトについては、閉山されたパシャン鉱山からしか産出されないため、現在は特にレアストーンと言われています。
名前の由来について
(ピンク)アポフィライトの名前の由来について。(ピンク)アポフィライトは水分の含有量が高い石です。そのため熱を加えると水分が失われ、表面からはがれ落ちていく様子が葉のように見えることから、ギリシア語で「離れる(apo)」「葉(phyllon)」を掛け合わせてアポフィライトと呼ばれております。
またアメリカでは結晶を上から見たとき、特定の平面に平行に割れた部分が真珠光沢を帯びて光り、その光沢が魚の眼に見えるため、「Fish-eye stone(フィッシュアイストーン、和名では魚眼石)」とも呼ばれています。
ピンクアポフィライトの見た目と輝きは?
ピンクアポフィライトは、優しい色味の薄いピンク、またはサーモンピンクを帯びた色味をしています。
結晶は横から見ると菱形の結晶で、スティルバイトとよく似ていますが、先端は鋭角に尖っています。また、稀に肌色に近い色味のスティルバイトと共存していることもあります。
輝きについては結晶を上から見た際に、アポフィライト独特のギラギラとした真珠光沢が表面に見ることができます。
どんな効果が期待できる石なの?
ピンクアポフィライトは、エネルギーの強化や、否定的な意識を洗い流し、自分らしく生きることを助けてくれると言われています。
そのほかにも、眠っている潜在的な意識や、感覚を呼び覚ます石と言われています。
また、インドでは瞑想を助ける石・霊力を与える石というヒーリング目的で人気が高い石でもあります。
こんなアイテムに加工されています
ピンクアポフィライトは硬度が低く水分含量が高いため、一定方向に割れやすい性質を持っています。そのため加工せず、原石の状態で販売されていることが多いです。
また、手の平サイズの小さい原石をマクラメ編みでネックレスに加工されていることもあるようです。
シナバークォーツの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:魚眼石
色 彩:薄いピンク、サーモンピンク
石言葉:霊力・サードアイの開眼
原産地:インド・南アフリカ共和国・ブラジル・ドイツ・アメリカなど
組 成:KCa4[(F,OH)│Si8O20]・8H2O
硬 度:5
比 重:2.3〜2.5
ピンクアポフィライトと組み合わせると良い石
アゼツライトは「潜在能力を引き出し、直感力を高める」
オパールは「愛する人との出会いをサポート」
ピンクアポフィライトのヒーリング
・エネルギーの強化
・否定的な考え・意識を洗い流す
・持ち主の自分らしさを取り戻す
・波動の同調や伝達を助ける
・第三の眼を開く
・持ち主の潜在化の考えを表す
・霊力を授ける
ピンクアポフィライトの浄化・お手入れ
ピンクアポフィライトは硬度が低く脆いため、流水にさらすなどの医師の刺激になる浄化方法は控えましょう。
また、熱にも弱い石となるため日光下には置かない様になど普段の取り扱いにも注意が必要です。
おすすめは、月光浴やセージの葉を焚いて煙で浄化、また音叉による浄化、水晶クラスターの側に置く方法です。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 ×
月光 〇
浴水 ×
ピンクアポフィライトのまとめ
ピンクアポフィライトは一部鉱山が閉山しているため、今後も上がり続けると予想されています。
また実際にインドではヒーリングに使用されていることが多い石でもあり、持ち主の潜在的な考えを引き出してくれる石として人気があります。
グリーンアポフィライトという緑色のアポフィライトは特にレアストーンとして人気がありますが、ピンクアポフィライトも鉱山が一部閉山していることもあり、年々レアストーンの仲間入りを果たすのではないかと推測しています。
ぜひお早めに入手してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございます。