手相とは?
手相はなんと5000年以上前の古代インドで生まれたと言われる、非常に古い歴史を持つ占術です。仏教徒ともに中国、日本に伝わり、独自の進化を遂げてきました。
手相占いはその人によって違う手の線や指の長さなどを調べると、考え方や性格、運勢などを見極められると言われています。
実は手相は年齢を重ねるごとに変わっていき、定期的に確認することで運勢の変化を感じ取れるのです。
赤ちゃんの手にはほとんど手相がなく、年を重ねるたびに手相は増えていくと言われています。手相を観察し続けることで、自分自身の現在の運勢や、今後の転換期などを見極めていけます。
手相の歴史
手相は古代インドで生まれ、仏教と一緒に中国へ渡ってきました。そして平安時代に、日本に伝わったと言われています。手相は西洋手相術、東洋手相術などそれぞれの流派に分かれており、同じ手相でも見方が異なります。
近年では韓国などで、手相を整形する美容外科も人気を集めています。手相は1人として同じ人がいないため、その人の性格や運勢などを鑑定して、細かく読み解けるところが魅力です。
また、手相はその日を占うというよりも、数年先や数十年単位先の未来の状況や、運命などを調べることに適しています。
手相の種類
手相は左手と右手で異なることをご存知ですか?手相において、右手は後天的な運勢を表すもので、左手は先天的な運勢を表現していると言われています。
つまり、両方の手相を見れば生まれ持っての運勢と、生きている中で変化した運勢の両方を鑑定できるのです。両方の手相を見なくとも、ひとまずは現状の運勢を確認できる右手を見れば、今がどんな状況なのか、何に気を付けるべきなのか、判定可能です。
手相のやり方
手相では基本となる「基本七線」があります。ひとまずはこの7つの手相をチェックすれば、占う方の基本的な性格や運勢を鑑定できます。
初心者のうちはこの7つの手相を覚えることからはじめましょう。
生命線
生命線は親指の付け根から、手首の方に向かってカーブする線です。手相の中でもっともメジャーであり、多くの人が生命線の長さを確かめた経験があるのではないでしょうか。
生命線は長く、はっきりと出ているものほど健康で長生きできると言われています。また、性格も活動的で積極性があります。
そして、短い人は消極的な性格で、薄くなっている状態は今後の健康に注意が必要だと言われています。
頭脳線
頭脳線は親指と人差し指の間から、手のひらを横に伸びている線です。頭脳線を見ると、その人の知性や才能などをチェックできます。
頭脳線は頭の良し悪しを見分けるイメージがありますが、実際は思考方法を見極められる線です。頭脳戦が短い方は直感型で、すばやく行動できるタイプです。一方で、頭脳戦が長い人は考えてから行動に移すタイプと言われています。
また、頭脳線は二股に分かれているタイプは好奇心旺盛な気質があり、途中で切れているタイプは気分にムラが出やすいなど、さまざまな考え方の癖を読み解けます。
感情線
感情線は小指の下の部分から中指に向かって横に伸びる線です。感情面や恋愛傾向をチェックできる手相で、線が長いタイプは感情を表現することが得意で、短いタイプは感情的になりづらく、気持ちを閉じ込めてしまいやすい傾向にあります。
運命線
運命線は手のひらの真ん中を縦に伸びている線です。運命線が長いタイプは目標に向かってまっすぐ進んでいけるタイプであり、短い人はこれから目標を見つける可能性があります。
この運命線が途中で途切れるようであれば、そこで転職などの人生の変化が何度か起きると言われています。
太陽線
太陽線は、薬指の付け根から下に向かって伸びる縦の手相です。太陽線は人望や人気があるかわかる手相で、長く濃いほど人望があると言われています。
また、太陽線はない人もいるため、太陽線があるだけで人気や人望に恵まれる確率が高いと判断できます。
財運線
財運線は、小指の付け根から縦に伸びている線です。
財運線が長い人ほど、お金を稼ぎだす能力に長けており、短い人はこれから稼ぐ力を身に着けていける可能性があります。また、財運線がそもそも見当たらない人は、お金への関心が薄いタイプと言えるでしょう。
結婚線
小指の下から手の側面に向かって伸びる横の線が結婚線です。結婚線の数が多い人ほど恋愛も多く、その中で特に太い線が結婚する時期を示しています。
手相のまとめ
手相の数はとても多く、基本の7線だけでなく手相術によって数が異なり、注目するポイントや意味づけも変わってきます。手相は自分自身の運勢の変化を、思い立った時に調べられる占いでもあります。ぜひ基本の手相の鑑定方法を覚えて、自分自身や知人の手相をチェックしてはいかがでしょうか。