天然石コラムの目次
オラクルカードとは？
オラクルカードは、オラクル＝神託・大きな存在による言葉を受け取るためのカードです。
平均40～50枚のカードで構成されており、カードのテーマやデザインは多岐にわたります。
よくタロットカードと混同されますが、タロットは大アルカナ22枚と小アルカナ56枚で構成されており、カードのモチーフが決まっています。オラクルカードは枚数制限がなく、モチーフも自由でカードの作者の世界観や価値観が取り入れられています。
そのため、占い師に合ったオラクルカードが使われています。占い方はカードに聞きたい質問を決めたら直感的に引いたものからメッセージを受け取るスタイルが定番です。カードの絵柄や言葉、ガイドブックなどの情報や、受け取った感情やイメージをもとに、占う方へアドバイスやメッセージを届けます。
オラクルカードの歴史
オラクルカードは1970年代に登場した、「Secret Dakini Oracle」が記録に残っている最古のオラクルカードと言われています。こちらはインド神話の女神ダキニ天をモチーフにした、タントラを取り入れた内容です。ほかにもケルト神話やエジプトの叡智をモチーフにしたものなど、さまざまな文化や神話を取り扱ったオラクルカードが出版されました。
日本でオラクルカードが知られるようになったのは、日本語版が販売されはじめた1990年代後半。本格的に国内で作られたオラクルカードが発売されたのは、2000年代中盤頃と比較的最近のことです。
日本らしい日本の神様や観音様をモチーフにしたものや、パワーストーンなど、なじみのあるテーマのオラクルカードが続々登場し多くのファンを生み出しました。
オラクルカードの種類
オラクルカードの種類やモチーフは広範囲です。代表的なものは次のとおりです。
- 妖精・精霊
- 自然…宇宙・天体・花・動物・天然石・イルカ
- 言葉…漢字・いろは歌・古代文字・アファメーション
- 神様（仏様）…神様・女神・仏様・龍神様・観音様
- 古代…古代の伝承や神話・人生哲学・文明など
- 海外…ハワイ・インドなど
- タロット…タロットのシステムを取り入れたもの
カードのモチーフは物質的なものに限らず、漢字や神話などの物語まで幅広く取り扱われています。
ほかにも心理学やセラピーにまつわるキーワードや、メッセージを込めたオラクルカードなど、より精神に寄り添ったカードも販売されています。
現在日本だけでも数十種類のオラクルカードが販売されています。日本人になじみの深い漢字や、いろは歌、仏様など、和風のカードも高い人気を誇っています。
オラクルカードのやり方
オラクルカードのやり方は、カード単体を使う方法やほかの占いと組み合わせるスタイルがあります。
基本的にオラクルカードはガイドブックに使い方が掲載されているため、最初のうちはガイドブックに書かれているカードの説明やメッセージをもとに占います。
スピリチュアル占いが中心の占い師の中には、カードから直接受けたイメージやメッセージをそのまま伝える方もいます。タロットと比較して占い方は自由ですが、一応形式として次のような定番の占い方を紹介します。
質問を考える
オラクルカードには、向いている質問と向いていない質問があります。そのポイントとは、行動や考え方に対するアドバイスを受け取れる内容にすること。
たとえば、恋愛について占う場合、「〇〇さんは自分をどう思っているか知りたい」といった、相手の心理を読み解くような質問は適していません。
「〇〇さんと両想いになるために、または〇〇さんの本心を知るためには、自分は何をするべきか」といった行動に対するアドバイスを求めましょう。
これにより、オラクルカードのメッセージから、今後どんな行動をとるべきか、気を付ける内容など、より具体的なアドバイスを受け取れます。
カードに祈りを吹き込む
質問が決まったらカードを引く前に、祈りを吹き込みましょう。
基本的なやり方は、利き手ではない方にカードの束をもって、利き手で軽く握りこぶしを作ったあと、束を軽くコンコンとノックする方法です。
カードを叩く際は神聖な光が手元に集まってくるイメージを持つと、カードが浄化され質問が伝わりやすくなります。
カードをシャッフルして1枚引く
オラクルカードはタロットのように位置で意味が変わらないものがほとんどです。上下が混ざらない方法で自由にシャッフルしたら、質問を唱えながら1枚引きましょう。
カードに書かれているメッセージや、ガイドブックの解説文を見て、心に響いた点や印象に残る単語を拾っていき、カードが伝えたいことを読み解きます。
カードには美しいイラストも描かれているため、解説文だけでなくイラストから直接感じ取ったイメージや色、感情もリーディングに加えましょう。
オラクルカードのまとめ
オラクルカードはどう行動し、どういった考え方を持てばいいのか、未来に向けたアドバイスを受け取るためのカードです。
カードそのものが悩み事に対して解決する糸口となるような、メッセージを受け取る媒介となります。
カードをきっかけに、今まで想像もしなかった解決策や、気づきを得ることもあります。
カードのデザインもさまざまで、見ているだけでも楽しめるのがオラクルカードの魅力です。興味のあるモチーフやイラストのオラクルカードを見つけたら、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。
