オイルインクォーツの豆知識天然石コラム
産地について
オイルインクォーツは、水晶の中に石油が入っている天然石です。主に石油が多く産出されるアラブ首長国連邦、パキスタンなどの地域で産出されます。
産出されるクォーツは、通常六角中の片側のみ先端が尖った形状をしています。しかし、オイルインクォーツの多くは、両端が尖っているダブルターミネイテッド(両剣水晶)で発見されています。
もともとオイルインクォーツは数が少ないこともあり、宝石用にカット加工されず形を活かした原石結晶がそのまま市場に流通しています。
名前の由来について
オイルインクォーツは、クォーツの中に石油(オイル)が入った見た目から名付けられました。中には石油だけでなく、空気の気泡や別の成分のインクルージョンが含まれています。
太古の石油が中に閉じ込められた石として、とても強い地球のエネルギーを秘めていると考えられてきました。キラキラした石油の黄色いネオンカラーが点在しており、鉱石標本のクォーツとして高い人気があります。
また、高品質で石油の色が美しいオイルインクォーツは、一部宝石にも加工されています。
オイルインクォーツの見た目と輝きは?
オイルインクォーツは水晶が生成されていく過程で、偶然中に石油が入り込んだ石です。自然が生み出すオイルインクォーツは、石油の量や色が同じものは1つとしてありません。
オイルの色はオレンジや褐色のほか、緑や黒などもあります。透明な水晶の中に入ったオイルは、今から数百年~数千年もの前に閉じ込められたものです。見ているだけで悠久の時を感じられるロマンあふれる天然石です。
ちなみに中に入った石油の量に関係なく、ブラックライトに当てると青白く蛍光発色します。そのままでもオレンジや黄色のオイルがコロコロと転がる姿を楽しめる石ですが、光を当てることで違った表情が楽しめます。
どんな効果が期待できる石なの?
オイルインクォーツは、願望を達成させる優れたエネルギーがあると考えられています。石油が入った幻想的な見た目は、インクルージョンクォーツの一種として特別なパワーストーンです。
また、勇気や気力を養い挑戦力を高めるとも言われています。将来に向けて行動を起こしたい、チャレンジし続けたいといった願望がある方をサポートしてくれます。
さらに持ち主の潜在的なエネルギーを引き出すとも言われています。直感力を高めて才能を開花させることで、将来への道筋を指し示してくれますよ。
こんなアイテムに加工されています
オイルインクォーツは、原石のまま市場で販売されることが多いです。原石の形を活かして、ペンダントトップに加工された商品もあります。
天然石らしさを体験できるアクセサリーとして人気があります。手にすれば、神秘的な古代のロマンを感じられることでしょう。
オイルインクォーツの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:石油入り水晶
色 彩:水晶部分が透明・オイルは黄、茶、緑、黒など
石言葉:願望達成、エネルギー
原産地:パキスタン、アラブ諸国など石油の産出国
組 成:Sio2
硬 度:7.0
比 重:石による
オイルインクォーツと組み合わせると良い石
ブラックオニキスは「強力な邪気払いのお守り」
モリオンは「マイナスエネルギーを浄化する」
ローズクォーツは「持ち主の内面の美しさを輝かせる」
オルゴナイトは「ネガティブをポジティブな気持ちに変換する」
アメジストは「深い癒しをもたらす」
マラカイトは「ストレスや緊張をやわらげる」
シトリンは「新しい挑戦や事業をサポートする商売繁盛」
タイガーアイは「金運や仕事運を高める」
オイルインクォーツのヒーリング
・持ち主にやる気と気力を与える
・目標達成まで継続する力を養う
・生命エネルギーを活性化させる
・未来に向けて目を向ける
・運気を上昇して吉報をもたらす
・物事に挑戦する力を与える
・直感力を鍛える
・願いを叶えるための行動力を養う
オイルインクォーツの浄化・お手入れ
オイルインクォーツは、中に石油が入っているので長時間紫外線に晒すと変色するリスクがあります。日光浴以外の方法で定期的に浄化しましょう。
同じ水晶のさざれ石のそばに置く浄化方法は、相乗効果によってプラスのエネルギーを得ることができます。また、水晶のくもりが気になるときは、流水で軽く洗ったあとに、しっかりと水分を拭き取ってください。
毎日身に着けているうちに、汚れがついてくるので普段からていねいに扱うことも大切です。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 △
月光 〇
浴水 〇
オイルインクォーツのまとめ
オイルインクォーツは、水晶の生成過程で偶然石油が入り込んだことで生まれる不思議な天然石です。オイルの色や量はさまざまで、決して同じものが1つとして存在しません。
「これだ」と直感で気に入ったオイルインクォーツを見つけたら、ぜひ手元に迎えてみてはいかがでしょうか。