色味も白っぽいので、他の石との組み合わせもしやすく、とても人気のある石です。
和名も「月長石」という名前がついているので、見た目だけではなく、いわれ的なものでも月に関係がありそうな...。
今日はそんなムーンストーンについて、紹介していきたいと思います。
ムーンストーンの豆知識天然石コラム
まるで月の光をそのまま石に封じ込めたような「ムーンストーン」。
柔らかな雰囲気と、神秘的な光り方でとても人気のある石です。
ムーンストーンは、男性女性どちらにも人気がありますが、昔からどちらかというと女性的な石とされてきたため、
特に女性にオススメの石です。
というのも、「月」というものがそもそも、女性の象徴のようなものとされているからです。
また、この石が月と関わり合いが深いものだということを示す理由のひとつとして、その語源があります。
「セレネー」というのがこの石の当初の呼び名で、月を意味します。
その語源はギリシア語の「Selenites(セレニテス)」とされていて、1600年代から宝石として知られていたようです。
また、「恋人の石」「愛情を表す石」「神秘性を持つ石」とも言われていて、ムーンストーンに関する不思議ないいつたえは沢山あります。
例えばアルベルトゥスの「鉱物書」やプリニウスの「博物誌」によると、
「この石は、月の満ち欠けに従ってその形も大きくなったり小さくなったりする」
とされていたり、
「ムーンストーンを口に含んで、月に向かいそっと願い事をすればかなう」
と言われていたり。
(実際は、口の中に入れてしまうと、間違えて飲んでしまう可能性があり危険です。)
また、「恋人たちを永遠に結びつけるチカラがある」とも昔から信じられてきていて、そんなことから今でも
恋人たちのお守りとして人気があったりします。
キラッとキャッツアイのような青や緑などの光が入りますが、その光は「シラー」と呼ばれていて、
その光り方が青くてとても美しいものは「ブルームーンストーン」などと呼ばれています。
ムーンストーンは、元はひとつの成分だったものが、1つの長石の中で二つの長石に分かれて形成されると言われています。
その穏やかな見た目や、月という神秘性の高いものと関連が高いことから、
「スピリチュアルなパワーを秘めている」
「サイキックなチカラを呼び覚ます」
「冷静になりたいときのお守り」
などともされています。
また、
「旅のおまもりにすると良い」
という言い伝えもありますが、これは古くにムーンストーンの光には夜道を照らすくらいの効果があると言われてきたからです。
以上のことから、ムーンストーンは
「恋愛に悩んでいる人(特に女性)」
「カップル」
「旅行を控えている人」
にプレゼントすると喜ばれる石だといえるでしょう。
ムーンストーンの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:月長石(げっちょうせき)
色 彩:白色、無色、灰色、褐色、淡青色など
石言葉:直観力を高める、恋愛成就、感情を鎮める、旅のお守り
原産地:インド、スリランカ、ミャンマー、タンアニア、マダガスカル、アメリカなど
結晶系:単斜晶系
光 沢:ガラス光沢
組 成:K(AlSi3O8)
硬 度:6.0〜6.5
比 重:2.55〜2.63
ムーンストーンのヒーリング
・サイキックなチカラを呼び起こす石
・冷静さを取り戻せる
・恋人同士が持つと絆を深めることができる
・女性をサポートしてくれる石
・旅のお守り
ムーンストーンと組み合わせると良い石
ラブラドライトと組み合わせると、「感受性を高めて、精神を安定させる」
サンストーンとの組み合わせは「太陽と月のように、様々なバランスを整える」
ムーンストーンの浄化・お手入れ
月と関係性の深い石なので、月光浴との相性が特に良いです。
クラスター ◯
セージ ◯
太陽光 ◯
月光 ◎
浴水 ◎