皆さんマラカイトという天然石をご存知ですか?
マラカイトは邪気払いや強力なお守りとして人気で、持ち主の身に何かあった場合に身代わりとなって石が割れるという言い伝えがあります。
今回はそんな強力なパワーであなたの身を危険から守ってくれるマラカイトについて詳しくご紹介していきますので最後までお読みください。
マラカイトの豆知識天然石コラム
産地について
マラカイトの主な産地として有名なのはロシアのウラル山脈です。
その他にも南アフリカやコンゴなどでも採掘されていて、日本でも江戸時代~明治時代には秋田県の荒川鉱山などでも多く採掘されていたそうです。
マラカイトは銅の2次鉱物のため、銅が採掘される鉱山では見つかる可能性はあります。
2次鉱物とは、鉱物が大気や地下水に接触することで染み出した成分が集合体となった鉱物のことを言います。
名前の由来について
マラカイトの名前はギリシア語の【malache=葵(あおい)】が由来と言われています。
他にもギリシア語の【malakos=柔らかい】が由来とされている説などがあります。
和名の孔雀石は、マラカイトの見た目が孔雀の羽の様に見える事から名付けられました。
確かに見れば見るほど美しいグリーンに黒の縞模様が孔雀の羽のように見えます。
マラカイトの見た目と輝きは?
マラカイトの見た目は緑色のベースに黒の縞模様がまるで孔雀の羽の様です。
特徴的なこの縞模様が規則正しく並んでいるほど上質なマラカイトと判断され、価値に影響を与えます。
原石には光沢や輝きは感じませんが、パワーストーンなどのアクセサリーなどは磨いてあるため光沢があり美しく輝いてます。
マラカイトの石の意味・石言葉
マラカイトには秘めたるパワーがあると言われていますのでいくつかご紹介します。
- 強力なヒーリング
- 心身の癒やし
- 神経をリラックスさせる
- ストレスや緊張を緩める
- 強力な邪気払い
- 洞察力を高める
- 直感力を高める
- 人からの悪意を跳ね返す
- 災いを遠のける
マラカイトはこれらのパワーを秘めていますので、何か強力なお守りを身に付けたいという方にはおすすめなパワーストーンです。
こんなアイテムに加工されています
マラカイトは観賞用の原石や大玉の置物で販売されている場合が多く、アクセサリーとしてはビーズのブレスレットやネックレスに加工されます。
マラカイトにはいろいろな逸話があり紀元前4000年ごろにはマラカイトから銅を生成していたと言われています。
また、”古代エジプトでは粉末のアイシャドーがマラカイトだったと言われていたり、クレオパトラなどの貴族や王族も使用していたという逸話があります。
ただマラカイトの粉末は人の肌には刺激が強くかぶれる可能性がありますのでクレオパトラの逸話の真偽は不明です。
日本では粉末にしたマラカイトを絵の具(岩緑青・マウンテングリーン・青丹)や花火の発色剤として利用していました。
マラカイトと相性の良い石
マラカイトと相性の良い石をご紹介します。
- モリオン:邪気を払う
- アメジスト:直観力を高める
- ターコイズ:旅の御守り
- ラピスラズリ:幸運をもたらす
- ペリドット:ポジティブな気持ちにさせる
その他にも相性の良い石が多くありますので自分の目的にあった石をお探しください。
マラカイトの基本情報(和名・原産地・硬度など)
和 名:孔雀石(くじゃくいし)
色 彩: 緑色・濃淡の模様
原産地:ロシア(ウラル山脈)・コンゴ共和国・南アフリカ共和国
組 成: Cu2(OH)2(CO3)
硬 度:3.5~1.5
比 重: 3.6〜4.0
光沢:絹糸光沢
劈開性: 一方向に完全
マラカイトの浄化・お手入れ
クラスター:〇
セージ:〇
日光浴:✕
月光浴:〇
水浴:✕
マラカイトのまとめ
今回は持ち主を守る守護石「マラカイト」についてご紹介しました。
和名の孔雀石がピッタリな美しい天然石のため、原石や置物を部屋に飾って置きたくなる方も多いと思います。
マラカイトの孔雀の羽模様を楽しむなら原石よりも大きめの丸玉が綺麗に模様を見ることができるのでおすすめです。
鑑賞用だけでなく強力なお守りとしてのパワーを発揮してくれるのも心強い天然石ですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。