皆様、エリートシュンガイトはご存じですか?
エリートという名前がついた特別な印象を与えるこのエリートシュンガイトですが、元となるシュンガイト自体も限定された地域でしか産出されない非常に希少な天然石として知られています。
炭素原子(C)によって構成されるためダイヤモンドと石墨に近く生成過程がよくわからない謎の石で、天然のフラーレンC60を含有している非常に珍しい鉱物です。
そんなシュンガイトのなかでも特に良質なもののことをエリートシュンガイトと呼び、コレクターの間で人気を博しています。
およそ20億年前、カンブリア紀の地層から発見されたシュンガイトは健康によい影響を与えるとして地元では古くから愛用され、かつてはロシア皇帝も積極的に使っていたと言われるほど、ヒーリング効果が高い石でもあります。
そんなシュンガイトについて紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
エリートシュンガイトの豆知識天然石コラム
産地について
シュンガイトはロシア近郊でのみ産出される、極めて希少な天然石です。現状ではロシアのカレリア共和国でのみ産出されると言われていますが、近年は隣国のカザフスタンでも採掘されはじめています。ブラジルのバイーア州でも一部発見されましたが量はほとんどとれておらず、市場に出回っているものはロシア産のみです。産地が限定されている時点で希少性は高まりますが、エリートシュンガイトは通常よりも炭素含有率が多く高品質のもののことを指すため、シュンガイトよりもさらに産出量が少なく、あまり市場に出回りません。
名前の由来について
エリートシュンガイトの元となるシュンガイトは、発見地のカレリア共和国シュンガ地方に因んで名付けられました。シュンガイトは複数種類あり、90~98%を炭素で構成されている最高品質のもののことをエリートシュンガイトと呼びます。また、エリートシュンガイトの別名としてはノーブルシュンガイト、シルバーシュンガイトなどが挙げられます。そのほか、一般に出回っているシュンガイトは炭素が64%前後で、30%以下の含有しているものなどもあります。
シュンガイトはロシア大帝のピョートル1世が医療に活用していたという逸話のほか、同地では活性炭のように古くから日常で水の浄化に使われていたなどのお話があります。そうした逸話の多いシュンガイトですが発見年は1879年と意外に新しく、どのように生成されるかはっきりしていないため鉱物種と正式には認められていません。
エリートシュンガイトの見た目と輝きは?
エリートシュンガイトは銀黒色の見た目をしており、金属光沢を持つ天然石として知られています。炭素を主体として構成する鉱石ですが非晶質のためダイヤモンドとは異なり透明感はありません。炭素含有率が高いエリートシュンガイトの見た目は一見するとヘマタイトのようにも見えますが、鉄を含むヘマタイトに比べ軽量なのが特徴です。
高品質なシュンガイトは金属光沢が強めですが、炭素64%の一般的なシュンガイトも光沢が見られ、30%以下のものは光沢のないマットな見た目をしています。炭素含有率が低いものは手で触れると炭の粉が手に付着し、ざらりとした感触があるなど見た目だけではなく手触りも違うため見分けはつきやすいでしょう。炭やヘマタイトを圧縮してイミテーションを作り、シュンガイトとして販売されている場合もあるため注意が必要です。
どんな効果が期待できる石なの?
エリートシュンガイトをはじめ、シュンガイト全般は医療用として使われてきた歴史があります。これは天然フラーレンにより活性酸素を吸着させたり、水の浄化能力を有していることから治療水や温泉に使用したりなど、近年の科学技術により実証された項目や、現在も美容などに活用できないか研究開発が進められていることからも、強いヒーリング効果がうかがえ、石の意味も自然治癒力や免疫力のアップなど、シュンガイトの特色が色濃く反映されています。
また、マイナスなエネルギーを吸収し、身体だけではなく精神を健康に保つサポートにも役立つ意味を持っています。ストレスの解消や精神的な疲労を緩和し、リラックスさせるといった効果も期待できるため、置石として部屋に飾るのもよいでしょう。
こんなアイテムに加工されています
エリートシュンガイトは金属光沢を持っており、ダイヤモンドと同じく炭素が主体ということで硬そうに見えますが硬度は低めで脆いという特性があるため、加工はしやすくビーズなどのアクセサリーパーツなどにも広く使われます。
エリートシュンガイトの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:シュンガ石(しゅんがせき)
色 彩:黒色、銀黒色、純度が高いエリートシュンガイトは金属光沢を持つ
石言葉:免疫力アップ、自然治癒力向上
原産地:ロシア・カレリア共和国、カザフスタン
組 成:C SiO₂ TiO₂ Ai₂O₃ FeO MgO CaO Na₂O K₂O S C H₂O
硬 度:3.5~4
比 重:1.84~1.98
エリートシュンガイトと組み合わせると良い石
・ヘマタイトは「負のエネルギーの除去。魔除けのお守り」
・アンバーは「ストレスの解消、不安感の緩和。仕事運や金運の上昇」
エリートシュンガイトのヒーリング
・自然治癒力向上
・免疫力アップ
・抗酸化作用
・活性酸素の除去
・水の浄化
・マイナスエネルギーを吸収
・リラックス効果
エリートシュンガイトの浄化・お手入れ
クラスター ◎
セージ 〇
太陽光 ◎
月光 ◎
浴水 ◎
塩 ×
エリートシュンガイトのまとめ
エリートシュンガイトは、太古の地層から発見された謎多き天然石と言われるシュンガイトのなかでも最高クラスの品質を持つものにつけられる名称です。健康のために実際使われていた歴史にある通り、高いヒーリング効果が期待できるため、免疫力アップや自然治癒力の向上を図りたい方におすすめの天然石といえるでしょう。
また、マイナスエネルギーを吸収して精神をよい状態に保つ意味をもっており、精神的な疲れが取れなくて悩んでいる人やストレスがかかりやすい環境にいる人にもよい効果が期待できるので、心身の健康が気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。