皆様、クリスタルシェルはご存じですか?
クリスタルシェルは、見た目そのままに貝殻の形をしています。
これは太古の貝殻が化石になり長い年月をかけて、石英の主成分の珪酸などが染み込みアゲート(瑪瑙)化したものです。
それからさらに、気の遠くなるほどの時間をかけて、表面や内部の石英結晶が成長し、貝と水晶が融合した奇跡のような見た目に仕上がります。
そんなクリスタルシェルについて紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
クリスタルシェルの豆知識天然石コラム
産地について
クリスタルシェルは、貝殻が長い時間をかけてペトリファイド化(化石化)したもので、化石になる過程でクォーツ(水晶)や瑪瑙、カルセドニー(玉髄)などのもととなる珪酸分が染み込みできたものです。現在市場に流通しているものの産地としてはインドネシアやモロッコの西サハラ、インドなどが挙げられます。
石英をはじめとした珪酸塩鉱物は造岩鉱物の一種のため世界中で産出されますが、クリスタルシェルのような化石化鉱物はベースの生物や植物がなければ生成されず条件にあった産地は限られ、水晶の結晶がついているものはさらに希少なため、産出量が非常に少ないレアストーンといえます。
名前の由来について
クリスタルシェルは読んで字のごとく貝殻(シェル)に因んでつけられた名前で、和名では貝瑪瑙などと呼ばれます。生成過程や貝から変質して瑪瑙化していることもあり別名でアゲートシェルとも呼ばれ、そのなかでも水晶結晶が付着し成長しているものをクリスタルシェル、クリスタルアゲートシェルなど、クリスタルと冠して呼ばれる場合があります。
ちなみにシェル以外にも木やサンゴなどの化石も同じように変質する場合もあり、ペトリファイドや同じく化石の意味を持つフォッシルという単語をつけて呼ばれることもあります。そのため、ペトリファイドシェルやフォッシルシェルとついているものが販売されている場合もありますが、こちらもクリスタルシェルと同じく化石貝のことを指します。
クリスタルシェルの見た目と輝きは?
クリスタルシェルの見た目は貝そのもので、一見すると通常の貝殻とさほど変わりません。しかし、アゲート化した化石のため、ものによっては透明感のある外観をしています。表面や貝内部で水晶結晶が成長しているクリスタルシェルは、細かな石英の結晶が固まり貝殻と共生したような、生物と天然石が融合した存在感のある不思議な見た目に仕上がるため、コレクターの間では置き石や鉱物標本として非常に人気があります。
どんな効果が期待できる石なの?
クリスタルシェルは心も身体も癒し、情熱を取り戻して前へ進むといった高いヒーリング効果があると言われています。精神の乱れにより不安感があったり、自信が持てなかったりする方に相性がよいでしょう。
また、固定観念を覆す、新しい考え方を取り入れる柔軟性を与えるといった石の意味も持っているため、新しいことにチャレンジしたい方や古い考えからアップデートしたい方などをサポートするパワーストーンとしてもおすすめです。
こんなアイテムに加工されています
クリスタルシェルは加工をせず標本や置き石として使われることがほとんどです。しかし、結晶が矯正していないペトリファイドシェルなどは、ビーズなどに加工してアクセサリーにする場合もあります。
クリスタルシェルの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:──
色 彩:貝殻に石英結晶が共生
石言葉:
原産地:アフリカ(タンザニア)・スイス
組 成:SiO₂
硬 度:──
比 重:──
クリスタルシェルと組み合わせると良い石
クリスタルシェルのヒーリング
・不安感、疲れを和らげる
・エネルギーを補う
・気力を蘇らせる
・固定観念を覆し新たな発想を得る
・柔軟な思考を手に入れる
クリスタルシェルの浄化・お手入れ
クラスター ◎
セージ ◎
太陽光 ×
月光 ◎
浴水 ×
クリスタルシェルのまとめ
クリスタルシェルは生物由来の貝が長い年月をかけて石英質になり、さらに石英結晶が一緒に成長した奇跡のような天然石です。クォーツと同じように浄化作用があり、エネルギーの補完や気力を高めるなどの能力を向上させるといったヒーリング効果が期待できます。浄化用の石をお探しの方や疲れや不安感で気力が失われてしまっている方へおすすめです。
また、凝り固まった常識を覆すような強い意味もあります。新鮮な発想を手に入れたい方や個性的な置き石が気になる方も、抜群の存在感を放つ一風変わったこの天然石をぜひチェックしてみてください。