ロウカン翡翠とは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

ロウカン翡翠（ひすい）という宝石をご存知ですか？翡翠の中でも濃いエメラルドグリーンをした最高品質の石です。その美しい見た目から、ロウカン翡翠は「インペリアルジェード（翡翠の皇帝）」と呼ばれています。この記事では、ロウカン翡翠の産地や特徴をご紹介します。ぜひ最後までお読みください。

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ロウカン翡翠の豆知識天然石コラム

産地について

ロウカン翡翠は、主にミャンマー北部のカチン州で産出されています。ほかにも、ロシアや日本の新潟県、鳥取県の一部などで確認されています。

翡翠と言えば中国の工芸品が有名ですが、ロウカン翡翠は中国で産出されません。中国で見つかる翡翠は「ネフライト」という種類です。

ネフライトはカルシウムとマグネシウムなどを含んだ石で、半透明や不透明のものが一般的です。

そしてロウカン翡翠は「ジェダイト」と呼ばれる種類で、ソーダやアルミ珪酸化合物でできています。良質なロウカン翡翠は透明度が高く、濃いエメラルドグリーン色を持った存在感ある見た目をしています。

名前の由来について

ロウカンは漢字にすると「琅玕（ろうかん）」と表記します。この琅玕は、中国語の老抗（ろうかん）と読みが同じで、文字通り古い鉱山を意味する言葉です。

「古い鉱山からは品質の高い石がとれる」と考えられており、最高品質の翡翠＝ロウカンと呼ばれるようになったとの説があります。

ロウカン翡翠のエメラルドグリーンの見た目に似ていることから、美しい竹を例えるときにも「ろうかん」と呼ぶことがあります。

また、英語では「インペリアルジェイド」と呼ばれます。インペリアルは皇帝を意味する言葉で、まさに翡翠の皇帝と言える美しい見た目が世界中から愛されています。

ロウカン翡翠の見た目と輝きは？

ロウカン翡翠は透明度が高い、エメラルドグリーンの見た目をしています。通常の翡翠とくらべて透明感があり、独特のとろみを感じるテリを持っています。

とろみはまるでエメラルドグリーンに、油を垂らしたかのような模様を意味します。特に透明度が高く、傷がないものほど高値がつけられます。

近年ではロウカン翡翠のオリエンタルな見た目から、中国や日本だけでなくアメリカなどでも注目を集めています。

どんな効果が期待できる石なの？

翡翠は自己実現につながるような、学びを呼び寄せると考えられています。学業のお守りとして、未来に向けて運気を高めたい方におすすめです。

また、人々に健康と繁栄をもたらすとも考えられています。大切な家族やパートナーへの健康のお守りとして、プレゼントしてみてはいかがでしょうか。

こんなアイテムに加工されています

ロウカン翡翠は、一般的な翡翠とくらべて産出量が少なく希少です。そのため、ペンダントトップや指輪など、1粒状に加工されることが多いです。

価格は翡翠の中でもトップクラスで、最高品質になると数十万円の値がつきます。まさに一生ものの輝きとして、生涯にわたって身に着けたい至極の宝石です。

ロウカン翡翠の基本情報（原産地や石言葉など。）

ロウカン翡翠と組み合わせると良い石

ロウカン翡翠のヒーリング

ロウカン翡翠の浄化・お手入れ

ロウカン翡翠のまとめ

ロウカン翡翠は、濃いエメラルドグリーンが鮮やかな最高品質の翡翠です。ミャンマーを中心に日本の一部地域でも見つかっていますが、とても希少で高価な宝石です。

表面にある独特のとろみを楽しむには、大粒のリングやペンダントがおすすめです。最近ではアメリカでも人気があり、ますます需要が高まると予想されます。

一生に渡って寄り添える天然石なので、自分へのご褒美や大切な人への贈り物に選んでみてはいかがでしょうか。