チャネリングとは?
チャネリングは高次の霊的な存在や、神、宇宙人や亡くなった方など、現実を超越した存在と交信する方法です。アメリカで1980年代に流行し、ニューエイジ運動が広がると同時にチャネリングの名前が広がっていきました。
チャネリングを行う人はチャネラー、まあはチャネルと呼び、いわゆる日本ではイタコにあたるシャーマンなどに近い存在だと考えられています。チャネリングは高次の存在から、今必要なメッセージや悩みの解消につながるアドバイスなどを受け取れます。
チャネリングの歴史
チャネリングの歴史は比較的新しく、はじまりは1972年にジェーン・ロバーツと夫のロバート・バッツが出版した「セスは語る」という書籍が由来と言われています。
チャネリングは、死者の魂を呼び出すイタコやシャーマンなどの霊媒に近く、日本では比較的古くからなじみのあるものでした。しかし、チャネリングの発祥の地であるアメリカでは、1980年代にマスコミがニューエイジを取り上げていく中で、新しいスピリチュアルの思想として紹介され、まだ30~40年ほどの歴史しかありません。
チャネリングは死者とのつながりを持つこともありますが、高次にある自分自身の魂であるハイヤーセルフや、天使、妖精などの現実では見ることが難しい、スピリチュアルなものにアクセスして、メッセージを受け取る傾向にあります。
また、ご先祖さまや守護霊と通信して、アドバイスを受け取るチャネリングも日本で浸透しています。
チャネリングの種類
チャネリングには主に2つの種類があり、それぞれ方法が少し異なります。
コンシャス・チャネリング
コンシャス・チャネリングは、チャネラーの意識がはっきりした状態でチャネリングを行う方法です。こちらは意識があるため、口述でメッセージを伝えるか、紙などにメモをとる方法が一般的です。
チャネラー自身もチャネリングを通じてどんなメッセージを受け取ったか記憶があるため、チャネリングが終わったあともアドバイスを伝えられます。
ただし、意識を起こしながらのチャネリングは比較的むずかしいと言われており、できる人は限られています。
アンコンシャス・チャネリング
アンコンシャス・チャネリングは、チャネラーがトランス状態に入っているときにチャネリングを実施する方法です。そのため、チャネラーは無意識でチャネリング中の出来事はほとんど覚えていません。
口述で行われることがほとんどで、日本の恐山のイタコなどの口寄せも、このトランス状態に入った状態で行う方が多いと言われています。
チャネリングは選ばれた者にしかできない特殊能力というイメージがあります。しかし、実は訓練によって性別や年齢に関係なく、どなたでもできるようになるものです。日頃からチャネリングを訓練することで、高次元からのメッセージを受け取れるようになったり、夢や直感などからも声が聴こえると言われています。
チャネリングのやり方
チャネリングのやり方は、その人によって違いがあり、トランス状態に入るまでのルーティーンがある方もいます。しかし、基本的な流れは同じです。
続けて訓練していくことで、チャネリングに成功しやすいコツを掴んでいけるため、ぜひ続けてみてはいかがでしょうか。
1.リラックスできる空間を作る
2.自然の音以外が聴こえないように窓を閉めるなどシャットアウトする
3.目を閉じて繰り返し深呼吸する
4.心を無にする
5.メッセージを受け取る
チャネリングは意識に集中できる環境を整えることが大切です。まずはリラックスできるように、一人になれる部屋で、窓や扉を閉めて余計な音をシャットアウトしましょう。
無意識な世界に入っていくため、深くゆっくりと呼吸を続けていきます。高次元のエネルギーを受け取れるように、心を無にしていきます。
心を無にすることは瞑想に近く、いきなり完全に思考や感情を抑えることは困難です。そのため、チャネリングができるようになるまでは練習が必要で、だんだんと心を無にするためのコツを掴んでいきます。
すると、イメージが思い浮かんだり、突然閃いたりと、チャネリングによるメッセージを受け取れる可能性があります。
チャネリングのまとめ
チャネリングはアメリカで生まれ、約40年の歴史がある比較的新しい占術の1つです。チャネリングによってハイヤーセルフや神などとつながり、人生に必要なメッセージを受け取れます。人生の選択で悩んだときや、成長したいとき、アドバイスやメッセージを通じて気づきを得られます。チャネリングはチャネラーに占いをお願いすることもできますが、練習を続けることで自分でも高次元とつながりを持てるようになると言われています。
チャネリングは瞑想のように心を落ち着ける効果もあるため、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。