キャッツアイアパタイトの豆知識天然石コラム
産地について
キャッツアイアパタイトは、主にミャンマーやスリランカなどで産出される天然石です。アパタイト自体はほかにもブラジルやマダガスカルなど、世界各地で見つかる鉱物ですが、その中でも宝石品質のものは限定的です。
不透明なアパタイトも多い中、キャッツアイアパタイトは透明度が高く、さらにキャッツアイ効果を持つ天然石です。通常のアパタイトとくらべて希少性が高いことから、流通数が少なくコレクターに人気があります。
名前の由来について
そもそもアパタイトという名前は、石の名前ではなくアパタイトグループの総称です。これはギリシア語のごまかしやいつわりの意味を持つ「apate」が由来と考えられています。
由来となった背景には、アパタイトがトルマリンやペリドットなどの、似た色彩を持つ鉱物と間違えられていたためです。
現在も別の石と勘違いされていた名残から、アパタイトの名前は「パライバトルマリン」などの名称で販売されることがあります。
キャッツアイアパタイトの見た目と輝きは？
アパタイトはさまざまな色彩を持っており、代表的なものでは青色や緑色が挙げられます。
その中でもキャッツアイアパタイトは、光に当てると猫の目のように独特な輝きを放つ効果を持っています。
針状に並んでいるインクルージョンがあるアパタイトに対して、平行になるようカボションカットを施した際に、明るい光の筋が見えます。4条や6条の光が見えるスター効果も、キャッツアイと同じ原理です。
どんな効果が期待できる石なの？
キャッツアイアパタイトは、相手の本心を見抜く洞察力や観察力を養います。また人間関係を改善に導くなど、周囲の人々との関係性を良好に保つお守りとして人気です。
自分の魅力に気付き、第一印象をアップさせるヒーリングも持っているため、新しい環境に変わる予定がある方や、出会いを求めている方にもおすすめです。
こんなアイテムに加工されています
キャッツアイアパタイトは、宝石品質のものがごく少数です。そのため、キャッツアイ効果が見られる鉱石標本として販売されたり、パワーストーンブレスレットに加工されたりしています。
アパタイトの色合いはさまざまで、青色や緑色、黄色などを組み合わせたブレスレットも人気です。
通常のアパタイトと比べてキャッツアイアパタイトは希少ですので、見かけたら早めに入手することをおすすめします。
キャッツアイアパタイトの基本情報（原産地や石言葉など。）
和 名：燐灰石（りんかいせき）
色 彩：青色・緑色
石言葉：知性
原産地：ミャンマー・スリランカ・ブラジル
組 成：Ca5(PO4)3(F,Cl,OH)1
硬 度：5.0
比 重：3.16～3.23
キャッツアイアパタイトと組み合わせると良い石
カイヤナイトは「人生を見つめなおして適正に気づく」
フローライトは「人生の変化を柔軟に受け入れる」
トルマリンは「自分の長所に気づく」
ガーデンクォーツは「深い癒しをもたらす」
アベンチュリンは「すばやく新しい技術を習得する」
トパーズは「視野を広げて人生に気づきを与える」
チャロアイトは「周囲の人々を魅了する」
キャッツアイアパタイトのヒーリング
・片思いの相手との進展のチャンスを与える
・相手の本心を見抜く
・思考力と集中力を高める
・自分の適性に気付いて人生を好転させる
・第一印象をアップさせる
・ポジティブな思考を与える
・人間関係を改善して毎日を穏やかにする
・信頼される人間性を養う
キャッツアイアパタイトの浄化・お手入れ
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 ×
月光 〇
浴水 ×
キャッツアイアパタイトは長時間紫外線を浴びると、変質する恐れがあります。
短時間光にかざして、キャッツアイ効果を楽しむ分には問題ありませんが、浄化のために日光浴させることは控えましょう。
流水にさらすことも、変質の可能性があるためおすすめできません。
水や紫外線を避けて、水晶クラスターやホワイトセージを焚くなどの方法で浄化しましょう。
キャッツアイアパタイトのまとめ
キャッツアイアパタイトは、さまざまな色彩を持つアパタイトにキャッツアイ効果を持つ希少な天然石です。
自然が生み出した美しい輝きは、独特の魅力を持っており、見るたびに新しい気づきがあります。
ブレスレットなどのカジュアルアクセサリーのほかに、キャッツアイ効果が楽しめる鉱物標本なども販売されているため、ぜひその輝きを間近で楽しんでみてはいかがでしょうか。
