ブラッドストーンとは？産地や硬度など、天然石が持つ特徴

バイヤー山本

皆さんはブラッドストーンという天然石をご存知ですか？

ブラッドストーンはジャスパーという鉱石の一種で、緑色の地に赤い斑点模様が見られるもののことをいい、この赤い斑点のように見える部分は緑泥石等を含むジャスパーの生地に酸化鉄等を含む鉱物が点在していることから、このような不思議な模様が表れます。

この石の赤い模様には興味深い逸話があり、ゴルゴダの丘で十字架にかけられ処刑されたイエス・キリストが流した血液が碧玉の上にしたたり落ちてできた石という言い伝えがあります。

今回はそんな神秘的な石「ブラッドストーン」について詳しくご紹介していきます。

 

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ブラッドストーンの豆知識天然石コラム

産地について

ブラッドストーンの主な産地はインドで、その他にもオーストラリア、ロシア、ブラジル、アメリカなどジャスパーが採掘される世界各地で産出されています。

名前の由来について

ブラッドストーンの名前の由来は見た目のとおり、血液を連想させることから英語の「血=blood」「石=stone」から名付けられたようです。

この石は古代エジプトのヘリオポリスという都市で産出されていたことから、「ヘリオトロープ」という別名で呼ばれる事も多く、古代ギリシャ語で「太陽」を意味する「ヘリオス」と、「方向」を意味する「トロポス」から由来しているとのことから「太陽と呼び戻す（太陽の方を向く）石」と呼ばれることもあります。

その他にも、見た目のイメージからか血石、血星石、血玉石、血玉髄などと呼ばれる事も

ブラッドストーンの見た目と輝きは？

ブラッドストーンの見た目は濃い緑色から黒色に赤い斑点があります。その赤い斑点模様がまるで血をたらしたような外見をしています。

見ようによっては不気味な石ですが、古代の人々は神聖な場所に多く利用していたようです。

似たような色合いのジャスパーで、赤い模様が斑点でなく龍のウロコの様な形をした石を「ドラゴンブラッドジャスパー」と呼び区別されています。

ブラッドストーンの石の意味・石言葉

ブラッドストーンには秘めたるパワーがあると言われていますのでいくつかご紹介します。

• 生きることへの欲求を高める
• 安産のお護り
• 一族の繁栄
• 明晰性を高める
• 困難を乗り越える
• 生命力を与える

これらのパワーを秘めていると言われていて、特に血液を多く消耗する出産に対して安産をもたらすと強く信じられています。そんなことからブラッドストーンは繁栄のお守りとして女性から人気があります。

こんなアイテムに加工されています

ブラッドストーンは丸玉のブレスレットやネックレスとして加工され流通しています。

また血液の浄化をイメージさせることからか、マッサージアイテムとして販売されたり、3月の誕生石・安産の御守りとしても人気で、妊娠中の方が身に付けていることが多くあります。

この石は、古代エジプトのバビロニア時代には護符や印章として利用されていたり、キリスト教会での宗教的装飾に使用されていたそうです。

ローマ時代にはストレスから来る血管の病である「心臓病」「高血圧症」に効果があると、ブラッドストーンを粉状に砕いて飲用したり、古代エジプトでは粉末にした石を蜂蜜と混ぜ合わせ止血剤として使用されていたと言われていますが、医学的根拠は定かではありません。

ブラッドストーンの基本情報（和名・原産地・硬度など）

ブラッドストーンの浄化・お手入れ

ブラッドストーンのまとめ

出産や安産の御守りとして女性から人気のブラッドストーンですが、古代バビロニアでは戦いに出陣する戦士の御守りとして兵士たちが身に付けていたと言われいます。

そんな理由から、何かに挑戦する人や新天地に挑む人にもおすすめできるパワーストーンとなっていますので、これから戦いに挑むという方におすすめです。

最後までお読みいただきありがとうございます。