ブラックアイオライトの豆知識天然石コラム
産地について
ブラックアイオライトの主な産地はスリランカです。アイオライトの産地と言えばスリランカだけでなく、
マダガスカルやインド、タンザニアなどさまざまな国で見つかっています。
しかし、ブラックアイオライトは通常のアイオライトよりも濃い青色をしており、希少性が高い天然石です。それゆえアイオライトと比較して産出量が少なく、その多くがスリランカで見つかっているのです。
名前の由来について
ブラックアイオライトは、透明感がある青色が美しいアイオライトの中でも、ほとんど黒に近い濃い色をした見た目からブラックアイオライトと名付けられました。別名「ウォーターサファイア」と呼ばれており、深みのある青色にキラキラとした小さな光沢は神秘的で不思議な魅力を放っています。
アイオライトは和名で菫青石（きんせいせき）と呼ばれており、これはまるでスミレのような青色を持っていることが由来。日本でも古くからなじみのある天然石として、親しまれてきました。
ブラックアイオライトの見た目と輝きは？
ブラックアイオライトは透明感がほとんどない、黒っぽい色彩の天然石です。光に当てると濃い青色だとわかる藍色のカラーで、独特の高級感があります。
まるでスターサファイアのような、細かい光沢のシラー効果を持っており、銀河のような繊細なきらめきを堪能できます。一部のブラックアイオライトには、藍色のほかにシルバーに見える部分もあります。特に太陽光のもとでブラックアイオライトを見ると、灰色のシラー効果がよくわかる部分が強調され、美しさを楽しめます。
どんな効果が期待できる石なの？
ブラックアイオライトは、人生で進む方向を指し示してくれる羅針盤のようなパワーストーンだと言われています。夢に対してどう進むべきか、また目標がない人は目指すべきものを教えてくれます。
ほかにも、心に安定感をもたらして毎日落ち着いた日々を送れるよう、エネルギーを整えてくれるパワーストーンでもあります。蓄積したネガティブな気持ちをはらって、前向きに過ごしたい人にもおすすめです。
人間関係の改善やポジティブな考えを持つサポートをしてくれる石という側面もあります。ブラックアイオライトの神秘的な魅力は、持ち主のリーダーシップの発揮や新しい出会いをもたらすことにつながるのです。
こんなアイテムに加工されています
ブラックアイオライトは主にパワーストーンブレスレットに加工されています。通常のアイオライトよりも産出量が少なく、宝石のような透明感がないためアクセサリーというよりもパワーストーンとして用いられることが多いです。
ブラックアイオライトの基本情報（原産地や石言葉など。）
和 名：菫青石（きんせいせき）
色 彩：深みのある青色・藍色
石言葉：夢・目標
原産地：スリランカ
組 成：(Mg,Fe2+)2(Al2Si)[Al2Si4O18] 硬 度：7.0～7.5
比 重：2.60
ブラックアイオライトと組み合わせると良い石
アメジストは「周囲の人々との絆を深める」
アクアマリンは「幸福を呼ぶ」
ムーンストーンは「積極的に自己成長に取り組める」
チャロアイトは「判断力を鍛える」
サンストーンは「持ち主を明るい気分にさせる」
シトリンは「金運を育んで幸運をもたらす」
ブラックアイオライトのヒーリング
・自分らしさに気づく
・夢や目標を持って日々を過ごせる
・心に安定感をもたらす
・災いから身を守る
・落ち込んだ気持ちを癒す
・決断力を養って悩みを解消する
・リーダーシップを発揮する
・ネガティブな気持ちを取り払う
ブラックアイオライトの浄化・お手入れ
ブラックアイオライトは太陽光にさらすと、変色してしまうリスクがあります。保管の際は直射日光を避けた暗所に置いておきましょう。浄化するときは水晶クラスターのそばに置くか、ホワイトセージを焚くといった空間ごとの浄化がおすすめです。
水にさらす浄化方法も可能ですが、一部インクルージョンによるひび割れなどがあると、中に水が入り込んでブラックアイオライトが傷んでしまう原因になります。浄化の際はくれぐれも注意しましょう。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 ×
月光 〇
浴水 〇
ブラックアイオライトのまとめ
ブラックアイオライトは黒色のような濃い藍色が美しい天然石です。光にかざすとシラー効果によってシルバーのような繊細な輝きを楽しめる、奥深さを堪能できる石としても人気です。
通常のアイオライトとは異なる魅力を持っており、持ち主に目標と夢に向かって進む勇気や道を示してくれるパワーストーンでもあります。ネガティブなエネルギーを取り払って前向きにしてくれるため、夢に向かって突き進んでいきたい人はブラックアイオライトを身に着けてみてはいかがでしょうか。
