アルバイトとは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

アルバイトという天然石をご存知ですか？和名では曹長石と呼ばれており、ナトリウムやカルシウムなどを豊富に含んだ石です。思考をクリアにして、持ち主の混乱を落ち着けるなど、ストレスや多忙に悩んでいる方におすすめです。この記事ではアルバイトの産地や見た目の特徴をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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アルバイトの豆知識天然石コラム

産地について

アルバイトの主な産地はブラジルやカナダです。アルバイトはムーンストーンやアンデシンなどのフェルドスパー（長石）に数えられており、比較的広い地域で産出されます。

火成岩の大きな結晶であるペグマタイトの中に生成されることが多く、固いマグマの中を割るとその中に白っぽいアルバイトを確認できます。

含有されている組成や鉱物によって呼び名が異なり、見た目も白っぽいものが中心ですが黄色やピンク、緑がかったものなどめずらしい色彩のアルバイトも見つかっています。

名前の由来について

アルバイトという名前は、ラテン語で「白い」という意味を持った「albus」が由来です。産出するアルバイトのほとんどが白色をしているため、白い石という呼び名がつけられました。

ちなみに和名は曹長石と呼ばれており、ナトリウムを多く含んでいます。灰長石のアノーサイトとともに固まった状態で見つかることが多く、お互いの含有量で呼び名が分けられています。

アルバイト…アルバイト90～100％・アノーサイト0～10％
オリゴレークス…アルバイト70～90％・アノーサイト10～30％
アンデシン…アルバイト50～70％・アノーサイト30～50％
ラブラドライト…アルバイト30～50％・アノーサイト50～70％
バイトウナイト…アルバイト10～30％・アノーサイト70～90％
アノーサイト…アルバイト0～10％・アノーサイト90～100％

このように、ラブラドライトなどパワーストーンでおなじみの石は、アルバイトとアノーサイトが混ざり合ったものです。
アルバイトと呼ばれるものはアノーサイトをほとんど含まず、9割以上を占めている石です。

アルバイトの見た目と輝きは？

アルバイトはやや透明感がある乳白色の見た目をしています。原石結晶は一見するとチョークや貝殻のような見た目をしており、光沢はなくほかの石と固溶体になった状態で見つかります。

そのため、ほかの石と一緒になった原石のまま販売されることが多く、アクセサリーに加工されることはまれです。ほとんどは鉱物標本やインテリア用の石として流通しています。

どんな効果が期待できる石なの？

アルバイトは物事を解決に導くためのサポートをしてくれます。たとえば、困難に対して解決策のヒントに気づかせてくれたり、困難を乗り越えて人としてさらなる上のステージへと導いてくれたりします。

今の自分の力だけでは乗り越えることが難しい無理難題に対しても、勇気を持って立ち向かう強さを与えてくれます。問題を解決している最中も心が途中で折れることなく、最後までやり遂げる知恵とやる気を授けてくれることでしょう。

やがて積み重ねてきた努力が実り、大きな成功へとつながっていく手助けをしてくれます。また心を癒すヒーリングストーンでもあるため、ストレスを感じている方やマイナス思考になりやすい方にもおすすめです。

こんなアイテムに加工されています

アルバイトは主に原石結晶のまま販売されています。ごくまれに透明感があり、白一色のきれいな見た目のアルバイトも存在します。しかし、基本的にはほかの石と結合しており、白色というよりも黄色や褐色、灰色など複数の色が混ざり合ったアルバイトが販売されることがほとんどです。

硬度もやや低くアクセサリーとして流通することはめずらしいです。

アルバイトの基本情報（原産地や石言葉など。）

アルバイトと組み合わせると良い石

アルバイトのヒーリング

アルバイトの浄化・お手入れ

アルバイトのまとめ

アルバイトは長石の一種で、日本では曹長石と呼ばれています。アノーサイトと一緒に混ざった状態で見つかることが多く、その中でも半々の割合の石はラブラドライトというパワーストーンで人気の石です。

持ち主の問題解決能力を高め、心身を癒してくれるためむずかしい課題に取り組んで最後までやり遂げたい方におすすめです。