エジリン(アクマイト)の豆知識天然石コラム
産地について
エジリン(アクマイト)の主な産地は、ロシアやカナダなどで産出されます。もともとはノルウェーで発見され、1800年代から世間に流通しています。
ほかにもアフリカ大陸の南東部にあるマラウィ共和国も、エジリンがとれる地として知られています。別名アクマイトと呼ばれることもありますが、現在はエジリンの名称で流通するケースが増えています。
名前の由来について
エジリンはノルウェーで発見されたため、舞台である北欧神話に登場する、海神エーギル(Aegir)から名付けられました。
なぜエーギルが元になったのか、その理由は明らかになっていません。
また、和名では結晶の錐面が尖った形になっていることから「錐輝石(きりきせき)」と呼ばれています。
ガラスのようになめらかな光沢が美しい黒色は、インテリアとして人気があります。
エジリン(アクマイト)の見た目と輝きは?
エジリンはナトリウムと鉄が入った、ケイ酸塩鉱物です。この部分は鉄の影響で黒色になっており、石によっては光に当たると緑がかって見えるものや、深緑色のエジリンがあります。
エジリンはほかにも、白色の結晶が付着したものが多いです。この白色の結晶はカリ長石で、紫外線を照射すると赤っぽく蛍光する特性があります。
ケイ酸塩鉱物の黒色から、まるでキノコのように白色の結晶が生えている様子は神秘的です。また、白色の結晶がない黒一色のエジリンもあれば、黒と白が融合したかのような見た目のエジリンも存在します。また、黒色が斑点のように入っており、ほとんどが白色のカリ長石で構成されたエジリンもあります。
透明感はありませんが、表面になめらかな光沢があるエジリンは独特の美しさがあります。
どんな効果が期待できる石なの?
エジリンはその黒色から、悪い物を寄せ付けず断ち切ると言われています。たとえば悪縁を断ち切るきっかけを与えたり、続いている不運の連鎖を断ち切ったりする手助けをしてくれます。
また、体内の毒素を洗い流すデトックスの石でもあります。心の中に留まっているネガティブ感情や、心身の淀みを取り除いて思考をクリアにしてくれます。
最近悪いことが続きがちな方や、気分が沈みやすい方は、ぜひエジリンを近くに置くことをおすすめします。
こんなアイテムに加工されています
エジリンは独特の結晶の形から、それを観察できる原石結晶が販売されていることが多いです。そのままインテリアストーンとして飾っても、どんな部屋にも似合う白と黒を基調とした石です。
自室や寝室などに置いておくと、自身のエネルギーを浄化しつつ悪い物を寄せ付けない空間を作れます。
また、エジリンはパワーストーンブレスレットにも加工されています。黒一色のシンプルなデザインのため、性別や世代問わず身に着けやすいところが魅力です。
エジリン(アクマイト)の基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:錐輝石(きりきせき)
色 彩:黒色・緑色・褐色などが混合している
石言葉:断ち切る
原産地:ロシア、カナダ、ノルウェーなど
組 成:NaFeSi2O6
硬 度:6.0~6.5
比 重:3.55~3.60
エジリン(アクマイト)と組み合わせると良い石
アクチノライトは「悪運を払いのける」
モリオンは「マイナスエネルギーを寄せ付けない」
ヒーラーライトは「深い癒しをもたらす」
チャロアイトは「マイナスエネルギーを浄化する」
アメジストは「傷ついた心を癒す」
スギライトは「精神と肉体の安定をもたらす」
ラリマーは「感情に流されない」
エジリン(アクマイト)のヒーリング
・エネルギーを活性化させる
・悪循環を断ち切るきっかけを与える
・エネルギーを浄化して整える
・ネガティブ感情を寄せ付けない
・体内の毒素を排出するデトックスをサポート
・悪縁のつながりを切る
・自分のオーラを護る
・否定的なエネルギーを打ち消す
エジリン(アクマイト)の浄化・お手入れ
エジリンは日光と水に弱いため、浄化する際は負担にならないよう気を付けましょう。日光浴と、流水による浄化は避けて、水晶クラスターや水晶さざれ石の上に置く方法がおすすめです。
ほかにも、ホワイトセージを焚いた煙などの浄化方法も適しています。月光浴、音叉などの浄化もエジリンに負担をかけず、エネルギーを浄化できます。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 ×
月光 〇
浴水 ×
エジリン(アクマイト)のまとめ
エジリン(アクマイト)は黒色が美しい天然石で、そこに白色のカリ長石の結晶がついた味わい深い見た目をしています。黒色は邪気を払いのけて、悪縁を断ち切るきっかけを与えてくれます。
また、感情のバランスを整えたりエネルギーを浄化したりと、体内のデトックスもサポートしてくれます。現状に満足していない方や、前向きな方向へと変えていきたい方は、エジリンをお守りに身に着けてみてはいかがでしょうか。