フォシルコーラルとは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

フォシルコーラルという天然石をご存じですか？珊瑚が化石になったもので、サンゴ特有の菊の花のような模様が入った見た目をしています。海のエネルギーをたくわえており、魔除けのお守りとして古くから親しまれてきました。そんなフォシルコーラルの産地や特徴をご紹介しますので、最後までお読みください。

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フォシルコーラルの豆知識天然石コラム

産地について

フォシルコーラルの主な産地は、インドネシアやモロッコです。ほかにもアメリカなど海岸近くに打ち上げられていたり、かつて海だった地層で発見されたりしています。

フォシルコーラルはサンゴが化石化したもので、少しずつ二酸化ケイ素が浸透していくことで、メノウになっていきました。なんと完全に化石になるまでには、何千年、何万年という長い年月が必要です。

インドネシアなどで見つかっているフォシルコーラルは、なんと2億年以上前から存在していたとの説もあります。2億年以上前は、恐竜が生きていた時代で、哺乳類の歴史がはじまった時期とも言われています。

そのように太古の昔に生きていた、サンゴが化石となって現代の私たちのところに存在する神秘的なものなのです。

名前の由来について

フォシルコーラルは、古生物を意味する「フォシル」とサンゴの「コーラル」を組みあわせた言葉です。

フォシルは古生物の遺体をあらわした言葉だけでなく、足跡や巣穴などの痕跡が後ほど見つかったり、掘り出されたりしたものの総称でもあります。

和名ではサンゴの模様がまるで菊のように見えることから、菊目石と呼ばれています。

フォシルコーラルの見た目と輝きは？

フォシルコーラルはサンゴの化石のことです。サンゴはベージュやオレンジ色、そしてアイボリーなどが定番です。

また、ほかにも濃いブラウンなども見つかっています。花のような模様がくっきりと見えるものの中には、視認できるように染色加工を施しているものもあります。

全体的に赤色や青色などに染めたフォシルコーラルもあり、天然の落ち着いた色味ではなくインテリアやアクセサリーとして着色した独特の見た目をしています。

フォシルコーラルは同じく、菊の花のような模様が入った菊花石と混同されますが、フォシルコーラルはあくまでもサンゴの化石です。

菊花石は岩の表面に、まるで菊の花のような模様が見える石で、特別天然記念物に制定されています。個人での発掘は禁止されており、流通量も少ないです。

どんな効果が期待できる石なの？

フォシルコーラルは、いろいろな災いから守ってくれると言われています。心を和ませるような癒しのエネルギーも持っており、持ち主のイライラをしずめて穏やかな日々をサポートしてくれます。

心身のエネルギーを活性化させてくれるため、毎日のだるさ、やる気の低下などをケアして、ポジティブな日々につながっていきます。いつも落ち込んでしまいがちになったり、弱腰で新しいことにチャレンジできなかったりといった悩みがある人のお守りにおすすめです。

また、強力な厄除けのお守りとして、昔から旅人のお守りにされていたとの歴史もあります。旅の道すがらに起きるトラブルに対して、冷静に対応して無事目的地にたどり着けるように、家族や友人から安全を願ってプレゼントされていました。

中国やチベットでは、まるで菊のような美しい模様から、装飾品として愛用されてきた長い歴史もあります。

こんなアイテムに加工されています

フォシルコーラルはそのままの模様を生かしたインテリア用品やアクセサリーに加工されています。

フォシルコーラルそのものは、サンゴの化石のため軽く壊れやすいです。そのまま身に着けるにはもろいため、表面を研磨したうえで樹脂などで固めた状態で販売されることが多いです。

加工されたものは表面がつやつやとなめらかで、まるでパールのようなしっとりとした輝きを楽しめます。また、1粒1粒色合いが異なり、自然ならではの風合いも魅力です。

フォシルコーラルの基本情報（原産地や石言葉など。）

フォシルコーラルと組み合わせると良い石

フォシルコーラルのヒーリング

フォシルコーラルの浄化・お手入れ

フォシルコーラルのまとめ

フォシルコーラルは何億年も前に生きていたサンゴが、そのまま化石になった太古のロマンを感じる鉱物です。

大地や海のエネルギーをたくわえており、強力な魔除けとして古くから親しまれてきました。また浄化や癒しのエネルギーもあるため、部屋に置いて清めたい人におすすめです。