守護霊対話とは?
守護霊対話は、どんな人にもいる守護霊の考えや言葉を受け取って、占っている方に伝えるための占術です。守護霊は家族やご先祖様、ペットや恋人など、過去の人生で関わりがあった人物や動物であることが多いですが、中には神に近い高次元な存在が守護霊についている可能性があります。
守護霊対話のやり方は占術者によって異なり、そのまま話しかける方もいれば、何らかのアイテムを通じてメッセージを受け取る場合もあります。
守護霊はその人が考えていることや悩み、深層心理に至るまで、過去や現在、さらには近未来まで見えている存在です。
だからこそ、本人でも気づかないような問題の解決策や、今後気を付けた方が良いポイントなどをアドバイスしてもらえるのです。
守護霊対話の歴史
そもそも守護霊という概念は、ヨーロッパなどのキリスト教が広がっている国々を中心に、民間信仰されてきました。日本でも霊は妖怪など、物や家にとり付くものとして、恐れられると同時に崇める存在でした。
特にドイツでは守護霊を隔離できると考え、ウィーンの宝物殿で守護霊をガラス箱に入れて展示していた実績もあります。祖先が霊として、生きている子供たちを見守っているという考えは、日本だけに限らず世界中でなじみのある思想です。
人は守護霊など、普段は目に見えないものに見守られている気持ちがあることで、自身の行動を正していき、人生をより良い方向へと導こうとします。
そしてスピリチュアル界においての守護霊は、霊格が高い存在で周囲に存在する霊とは異なる存在だと考えられています。守護霊は生きている人間の人生の目的を果たすために、陰からあえて不幸や不運だと思われるような出来事を起こすことさえあると言われています。
つまり、今起きている幸福も不幸も、守護霊から課せられたクリアするべき宿命である可能性があります。守護霊対話は高次元な者と対話できるスピリチュアル能力を持った占術師が、直接守護霊とやり取りをして、アドバイスやメッセージを受け取ります。
沖縄県では守護神のまうがんという文化があり、住民は1人1人の神を決め、亡くなればまうがんもいなくなるという信仰があり、日本でも古くから守護霊が親しまれてきました。
守護霊対話で占えること
守護霊対話で占えることは、さまざまあります。目上の方々や親、祖父母など人生の先輩からアドバイスを受けることがあるように、守護霊対話も高次元から与えられる重要なメッセージを聞けるチャンスです。
守護霊は必要とするメッセージを届けてくれるため、人生の転機につながります。
ずっと見守ってきた守護霊だからこそ、メッセージは温かく優しいものだけとは限りません。その人が成長するためには、厳しい言葉を伝えられる可能性があります。
守護霊は魂を成長させ、より高みへ目指すための教育者としての役割を担っています。甘やかすメッセージだけでなく、本人にとって言われると心に刺さるような厳しい言葉も得られることが、守護霊対話の良さです。
アドバイスをきっかけに、自分の行動や心の持ち方を変えることにつながります。仕事をやめることや恋人と別れるなど、占う前は考えもしなかったような選択を、スムーズに選べるなど守護霊によって大きな決断を後押ししてもらえるケースもめずらしくありません。
人生に悩んだときや、自分の深層心理を知りたいときにも守護霊対話が、今後の道筋に光を当ててくれることでしょう。
守護霊対話のやり方
守護霊対話の基本的なやり方は、守護霊とチャネリングする方法です。チャネリングとは守護霊などの高次なものとつながる手段で、静かな環境で心を無にして、直感を研ぎ澄ますことで対話を試みます。
チャネリングによって閃くようにメッセージを受け取ることもあれば、色や形などのイメージが浮かぶこともあります。
また、占い師によってはタロットカードなどの道具を通じて、メッセージを受け取る方もいます。出たタロットカードが、守護霊のメッセージです。そして、カードの言葉こそが潜在意識を表現するもので、悩み事や選択肢について、的確なメッセージや気づきを得られます。
守護霊対話のまとめ
守護霊対話は守護霊のメッセージを読みとって、相談者に伝える占術です。また、チャネリングの練習を続けることで、自分自身でも守護霊と対話できるようになった例もあります。
守護霊はずっとその人を見守ってきてくれた存在で、誰よりも考えや行動を理解してくれています。人生の岐路に立った際には守護霊の言葉が、人生を切り拓くきっかけになるかもしれません。