グランディディエライトの豆知識天然石コラム
産地について
グランディディエライトの主な産地は、マダガスカルです。発見されたのは1902年で、当時は透明感のない緑色をしていました。
しかし、2014年に新しい鉱床が見つかり、宝石として流通できるような高品質で、美しい青緑色を持ったグランディディエライトが採掘されています。2015年の経済誌フォーブスでも、世界で最も希少な宝石3位に選ばれており、今では世界的に知られる天然石になりました。
産出地であるマダガスカル南部の地質は、今から18~20億年もの前に形成されたと言われています。
そして約6億年前の氷成紀の地殻変動の影響で、一体が海底地盤になりました。その後の5億年にわたる地殻変動の影響で、海底地盤にアルカリ岩質マグマが噴出し、今のペグマタイト脈が形成されたと言われています。
ペグマタイト脈は、クォーツなどの元となる石英や長石を主成分とする岩石で、希少な宝石の数々が多く見つかっています。
名前の由来について
グランディディエライトは、発見者であるフランス人の博物学者、アルフレッド・グランディディエを元に名付けられました。
和名でもそのままグランディディエとして流通しており、日本でも希少な石として名前が知られています。透明度が高く宝石品質のものになるほど高値がつけられていて、ルースコレクターの間でも幻の宝石と言われています。
グランディディエライトの見た目と輝きは?
グランディディエライトは、美しい青緑色をした天然石です。宝石品質の透明度が高いものはめずらしく、ほとんどが不透明な青緑色をしていますが、研磨すると美しい光沢が見られます。
原石の中でも宝石品質はごくわずかで2014年から2016年に得られた原石800㎏のうち、宝石レベルの品質はわずか60gのみと非常に希少です。
高温で低圧の環境でなければ成長しないため、さまざまな条件が重なった結果生まれた奇跡の天然石と言われています。
どんな効果が期待できる石なの?
グランディディエライトは、緑色の癒しのパワーを持った天然石です。魂から体を癒し、思考をクリアにします。
達成したい目標や夢に向けて行動し続けたい方の背中を押してくれるヒーリングストーンとも言われていいます。集中力を高めて、目標をクリアするために進んでいきたい方のお守りとしておすすめです。
また、人生のビジョンを明確にすると言われています。そのため、今後の生き方に悩んでいる方や、自分が何したいのか明確化したい方も身に着けてみてはいかがでしょうか。
こんなアイテムに加工されています
グランディディエライトは、宝石品質のものが少ないため、ヒーリングブレスレットとして流通しています。
石によって透明度や色の濃さが異なり、中には濃い緑と薄緑が混ざったマーブル模様のグランディディエライトもあります。
産出量が少ない天然石ですので、お好みの色味のグランディディエライトがあれば、早めに入手しましょう。
グランディディエライトの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:珪酸塩鉱グランディディエ
色 彩:青緑色
石言葉:ビジョン・未来予知
原産地:マダガスカル
組 成:(Mg, Fe2+)Al3(BO3)(SiO4)O2)
硬 度:7.5
比 重:2.98
グランディディエライトと組み合わせると良い石
アマゾナイトは「夢や目標に向けて希望を持って進む」
アフリカンアベンチュリンは「人間関係を改善させる」
モリオンは「周囲のマイナスエネルギーを浄化する」
エメラルドは「心を深く癒してリラックスさせる」
ルビーは「やる気と情熱を与える」
レッドジャスパーは「トラウマを乗り越えて未来へ進む」
オニキスは「新しいステージへと導く」
グランディディエライトのヒーリング
・心身をリラックスさせる
・精神力を鍛える
・思考をクリアにして判断力を高める
・未来を見通す
・集中力をアップさせる
・好奇心を高めて新しいことに挑戦する
・持ち主の人生の可能性に気づく
グランディディエライトの浄化・お手入れ
グランディディエライトは、硬度が高いため扱いやすい天然石です。浄化したい際は、水晶クラスターのそばに置くか、ホワイトセージなどを焚く方法がおすすめです。
また、太陽光による紫外線を浴びると、変色する可能性があるため、日光浴は控えてください。流水も変質や変色の原因になるため、基本的には水にさらす方法も控えましょう。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 ×
月光 〇
浴水 ×
グランディディエライトのまとめ
グランディディエライトは、美しい緑色を持った天然石です。世界の中でもっとも希少な石のトップ10に数えられており、透明度が高いものほど高値がつけられています。
ヒーリングストーンとして持ち主を癒し、目標に向けて進むやる気と気力をもたらしてくれます。目標に向けて進んでいくお守りととしてぜひ身に着けてみてください。