グリーンモスコバイトの豆知識天然石コラム
産地について
グリーンモスコバイトの産地はブラジル・アメリカ・マダガスカルなどが主要産地です。
特にブラジルにあるミナスジェライス州ではさまざまな石が採取されており、モスコバイトの産地としても有名です。
また、グリーンモスコバイトはかつて日本でも多く採取されていました。新潟の橋立や青梅川(おうみがわ)、愛媛の肉淵谷などは比較的最近ではありますが、近年は日本での採取は行われていません。
名前の由来について
モスコバイト(白雲母)にクロムを含み、緑色の輝きを見せることから通称「グリーンモスコバイト」と呼ばれます。
他には「グリーンマイカ」、「フックサイト」、和名である「クロム雲母(くろむうんも)」と呼ばれることも多く、取り扱われる場所ごとに表記が微妙に異なることがあります。
「雲母(うんも)」とは、ケイ酸塩鉱物の分類名ですが、グリーンマイカという呼び名は雲母の英名である「mike(マイカ)」に由来しています。また、フックサイトという呼び名は1842年にドイツ・スウェーデンの科学者であるフックス氏が名付けたことが由来しています。
グリーンモスコバイトの見た目と輝きは?
深い緑色でラメのようなきらきらとした輝きが印象的な石です。クロムの含有量が多いほど深緑色の発色になります。
また、似ている石として「アベチュリン」があります。グリーンモスコバイトと同じく石の中にキラキラと輝きが見られますが、この輝きがグリーンモスコバイト(クロム雲母)です。グリーンモスコバイトとアベチュリンは別の鉱物として扱われていますが、同じ雲母を含む石として見た目もかなり似ているのが特徴です。
どんな効果が期待できる石なの?
心の傷やトラウマを癒し、ありのままを受け入れてくれる石です。
日々の疲れや忘れられない辛い気持ちを抱え込んでいる人に強いヒーリング効果が感じられるでしょう。対人関係を良好に保ち、常に穏やかな気持ちでいられるサポートが受けられます。職場や友人関係だけでなく、恋愛で相手に対するイライラを抱え込みやすい人も、ストレスを緩和し相手のことを受け入れやすくなります。
感情的になりやすいときや、落ち込んでしまいがちなとき、柔軟さを取り戻し冷静な考え方ができるようになるので、頭を使う仕事やすっきりしたいときにも良いでしょう。
こんなアイテムに加工されています
グリーンモスコバイトはブレスレット、ネックレス、ピアスなどのアクセサリー加工がされています。
神秘的で美しい見た目のためアクセサリーとしても人気がありますが、傷つきやすい石のため扱いに注意が必要です。原石のゴツゴツとした岩のような状態でも多く販売されています。
グリーンモスコバイトの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:クロム雲母(くろむうんも)・クロム石
色 彩:緑色
石言葉:あるがままを受け入れる
原産地:アフリカ(タンザニア)・スイス
組 成:KAI2(AlSi3O10)(OH,F)2+Cr
硬 度:2〜2.5
比 重:2.8〜2.9
グリーンモスコバイトと組み合わせると良い石
・タンザナイトは「冷静さを取り戻し、心を穏やかにする」
・シトリンは「金運を高め、リラックス状態に導く」
・クリスタルは「持ち主を守り、全体的なエネルギーを上昇」
・ヘマタイトは「悪運を遠ざけ、落ち着きを取り戻す」
グリーンモスコバイトのヒーリング
・気持ちをポジティブにする
・心に活力を取り戻す
・ありのままの自分を受け入れる
・ストレス緩和
・対人関係を良好にする
・過去の傷を癒す
・自己嫌悪を消し去る
・運気を回復させる
グリーンモスコバイトの浄化・お手入れ
グリーンモスコバイトは浴水によって表面が割れる・剥がれるなどの危険性があるため、それ以外の浄化方法を選んでください。
クラスター ◎
セージ ◎
太陽光 ◎
月光 ◎
浴水 ×
グリーンモスコバイトのまとめ
グリーンモスコバイト(別名:フックサイト、グリーンマイカ、クロム雲母)は、ヒーリング・リラックス効果が高く、疲れている人や忘れられない過去に苦しんでいる人を優しく包み込んでくれるでしょう。
独特のキラキラとした輝きも美しく、光に当てることで違った表情を楽しむことができます。通常のモスコバイトに比べて取り扱いが少なかったり、なかなか手に入りづらいこともあります。
ぜひ、グリーンモスコバイトでヒーリング効果を感じてみてはいかがでしょうか。