皆さんキラキラと金色の輝きを放つブロンザイトという天然石をご存知ですか?
「礼儀・礼節の石」とも呼ばれる石で、仕事をこれから頑張りたい方におすすめのパワーストーンです。
そんなブロンザイトですが鉱物的にはジェイドと同じパイロキシン(輝石)の中の一種でエンスタタイト(頑火輝石)に分類されます。
詳しくご紹介していきますので最後までお読みください。
ブロンザイトの豆知識天然石コラム
産地について
ブロンザイトの主な産地はブラジルです。
その他にもアメリカ・オーストラリアなど世界各地で採掘されています。
日本でも古銅輝石として発見されていて、1889年の父島での発見を皮切りに日本各地で見つかっています。
その一部を紹介すると、兄島(東京)・婿島(東京)・開聞岳(鹿児島)・岳ノ辻(長崎)・宮良(沖縄)・泊海岸(青森)など全国各地で見つかっています。
日本で科学的に解析した初の隕石である「竹ノ内隕石」がブロンザイトと同じ成分であると言われている為、ブロンザイト=隕石という説も信憑性が出てきますね。
名前の由来について
ブロンザイトは外観がブロンズ(銅)に似ていることが名前の由来とされています。
エンスタタイトの中で鉄分が30%以下の石をブロンザイト、鉄分が30%以上の石をハイパーシーンと呼びます。
ブロンザイトとハイパーシーンは兄弟関係の天然石と言われていましたが、国際鉱物学連合(IMA)によって1989年、鉱物学的にはハイパーシーンやエンスタタイトと同じフェロシライト(鉄珪輝石)として分類されました。
ブロンザイトの見た目と輝きは?
ブロンザイトは茶色ベースの石にゴールドやブロンズの輝きが映える見た目をしています。
イリデッセンスと呼ばれる、鉄分の多い鉱物特有の輝きが虹色に見える光学効果のあるパワーストーンです。
このイリデッセンスがある石は角度によって色が変化しますので、見ているだけで深い癒しに導かれます。
ブロンザイト(鉄分が30%以下)はブラウン&ブロンズ、ハイパーシーン(鉄分が30%以上)はブラック&シルバーと、同じエンスタタイトでも鉄分の含有率で呼び名や色合いが変わります。
ブロンザイトの石の意味・石言葉
ブロンザイトには秘めたるパワーがあると言われていますのでいくつかご紹介します。
- 精神面での成長を即す
- 行動力を高める
- 信頼関係を強める
- 絆を深める
- 気持ちを切り替える
- 人脈を広げる
これらのパワーを秘めていますので、チームで絆を深め目標達成を目指したい方におすすめのパワーストーンです。
こんなアイテムに加工されています
ブロンザイトは丸玉のブレスレットやネックレスなどのアクセサリーに加工される事が多い天然石です。
男性向けの大玉ブレスレットが人気で、特に人との絆を深めビジネスを発展させたい方は身に付けると良いでしょう。
古代ローマ人は精神の混乱に対する薬として粉末のブロンザイトを使用していたと言われています。
ブロンザイトと相性の良い石
ブロンザイトと相性の良い石をご紹介します。
- シトリン:商売繁盛と富をもたらす
- ガーネット:新しいことにチャレンジする
- 翡翠:徳を高め成功を近づける
- ブラックオニキス:邪気を払う
- キャストライト:挑戦する意欲を高める
その他にも相性の良い石が多いので自分なりの組み合わせを見つけてみると良いでしょう。
ブロンザイトの基本情報(和名・原産地・硬度など)
和 名:古銅輝石(こどうきせき)
色 彩:黄褐色・灰色・金茶系
原産地:ブラジル、アメリカ、オーストリア、イギリス、南アフリカ、インド、ノルウェー、グリーンランド、他
組 成: (Fe2+,Mg)2Si2O6
硬 度:5.5
比 重:3.21~3.58
光沢:金属光沢
劈開性:完全
ブロンザイトの浄化・お手入れ
クラスター:〇
セージ:〇
日光浴:✕
月光浴:〇
水浴:✕
ブロンザイトのまとめ
今回ご紹介したブロンザイトは鉄分の多い天然石で、イリデッセンスと呼ばれる虹色に輝く光学効果のあるパワーストーンです。
礼儀・礼節の石と呼ばれていますので、少しでも落ち着きたいという方におすすめの天然石です。
ゴールドルチルの様なキラキラした石やタイガーアイのような輝きを放つ石もブロンザイトにはありますので、好みの石を見つけるのも面白いですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。