マリガーネットの豆知識天然石コラム
産地について
マリガーネットは、西アフリカのマリ共和国のケイズで発見されたガーネットです。近年ではほかにもスリランカ、マダガスカル、タンザニアなどで産出されています。
マリガーネットは、カルシウムが含まれるグロッシュラーガーネットと、アンドラダイトガーネットの中間に位置する天然石です。
グロッシュラーのエメラルドのような濃い緑色に、アンドラダイトガーネットのような強い輝きの両方の特性を持っています。
名前の由来について
マリガーネットは発見の地である、マリ共和国が名前の由来です。1994年にセネガルとモーリタニアの国境近くのサハラ砂漠で、マリガーネットが見つかったのです。
マリ共和国の西部では、5.7億年~4億年前の苦灰岩と石灰岩による堆積層が広がっています。この土地では、緑簾石をはじめ、金緑石やガーネットなど、緑色系の天然石が多数産出されています。
マリガーネットの発見により、マリ共和国は黄色や緑色の結晶のガーネットが多く採れる地として知名度が高まっていきました。
マリガーネットの見た目と輝きは?
マリガーネットは、透明感が強い緑色の天然石です。
ほかにも、含まれる成分によって黄緑や薄緑、茶色系のカラーをしたマリガーネットも存在します。
また、マリガーネットは複数のガーネットが合わさった種類なので、1つの石で2色を持つバイカラーも見つかっています。さらに3色以上の複数の色が混在した、パーティーカラーのマリガーネットもあります。
基本的には透明度が高いものほど、宝石的価値が高く市場では重宝されています。
どんな効果が期待できる石なの?
マリガーネットは、情熱的なエネルギーを与えてくれる天然石です。
複数のガーネットが組み合わさっているので、ポジティブなエネルギーをくれると同時に心身を癒してくれるヒーリングストーンにもなります。
持ち主の心身のバランスを整えつつも、目標達成に向けて支えてくれる天然石です。
また、恋愛面では告白やプロポーズなどの重要なシーンを成功へと導く、恋愛成就のお守りでもあります。
こんなアイテムに加工されています
マリガーネットはパワーストーンブレスレットのほか、宝石として広く流通しています。宝石としての屈折率が、ルビーやサファイアと同じ1.77を誇っています。
強い輝きと緑や黄色などの豊富なカラーバリエーションにも注目が集まっています。バイカラーやパーティーカラーなどの、複数のカラーが合わさったマリガーネットは特に人気です。
天然が生み出した美しい混色は、混色宝石コレクターからも愛されています。
マリガーネットの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:柘榴石(ざくろいし)
色 彩:黄色・黄褐色・黄緑・赤褐色など
石言葉:挑戦・自立
原産地:マリ共和国、タンザニア、マダガスカル、スリランカ
組 成:(CaFe)3Al2(SiO4)3
硬 度:7.0
比 重:3.60~3.66
マリガーネットと組み合わせると良い石
ロードクロサイトは「良縁をもたらす・復縁」
カーネリアンは「突破力を高めて問題を解決する」
ロードライトガーネットは「パートナーとの関係を深める」
翡翠は「心身を癒して心に幸福をもたらす」
アクアマリンは「人間関係を円滑にする」
フローライトは「運の流れを良くしてチャンスを掴む」
ピンクカルセドニーは「人との絆を深めて仲間を増やす」
マリガーネットのヒーリング
・目標に向けて挑戦力を高める
・物事の成功まで継続する忍耐力
・自立を促して自分の手で成功をつかみとる
・心身の自由を得る
・壁を突破するエネルギーを与えてくれる
・物事を解決するためのひらめき
・創造力を高めてアイデアを生む
・意欲や情熱を高める
マリガーネットの浄化・お手入れ
マリガーネットは、どの浄化方法にも対応しています。汚れが気になるときは、ぬるま湯につけてやさしくスポンジなどで洗いましょう。
その後、表面に水の跡が残らないように、しっかりと水分を拭き取ってください。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 〇
月光 〇
浴水 〇
マリガーネットのまとめ
マリガーネットは近年マリ共和国で発見された、新しいガーネット族の1種です。緑や黄色を基調とした輝きは、通常のガーネットとは異なる魅力を放っています。
それでいて、ルビー並みの強い輝きを持つことから、存在感も抜群です。ガーネットの情熱や誠実性を持ち、同時に持ち主の心を癒してポジティブにしてくれますよ。
黄色と緑のバイカラーは心が華やかになる、繊細な美しさを醸し出しています。また、茶褐色と緑などの落ち着いた色の組み合わせのマリガーネットもおすすめです。
カラーバリエーションがとにかく豊富なので、自分好みのマリガーネットを探してみてください。