皆さんムオニナルスタ隕石という鉱物をご存知ですか?
ムオニナルスタは正確には天然石ではなく鉄隕石の一種です。
この隕石は約4億5千万年前に地球に落下したと言われているメテオライトで、地球にはない不思議なパワーを秘めていると言われています。
ウィドマンシュテッテン構造という不思議な模様が特徴的で、同じ鉄隕石(メテオライト)のギベオンに負けず劣らずのレアアイテムです。
今回はそんなムオニナルスタの産地や硬度、豆知識をご紹介させて頂きたいと思いますので、ぜひ最後までお読みください。
*画像はギベオンです。
ムオニナルスタの豆知識天然石コラム
産地について
ムオニナルスタの産地はスウェーデンや北極圏を中心に発見されています。
小惑星の衝突で発生した隕石と言われていますので、同様の鉱物が世界各地で発見されていることも納得できますね。
名前の由来について
ムオニナルスタはスウェーデンのノールボッテンのキルナのという地域で地元の子供たちに発見され、その地域を流れるムオニオ川に由来して1910年にAGHögbom教授に名付けられたと言われています。
その後、1948年にNilsGöranDavidMalmqvist教授によって研究されました。
世界中いくつか鉄隕石は見つかっていて、発見された場所で呼び名が変わりますので、いくつか紹介します。
- クラスノヤルスク隕石:ロシア・クラスノヤルスク
- アーニートゥ隕石:グリーンランド北西部
- ホバ隕石:ナミビア・オチョソンデュバ州
- ギベオン:ナミビア・ハルダブ州
- カンポデルシエロ:アルゼンチン
ムオニナルスタの見た目と輝きは?
ムオニナルスタの表面を研磨し酸につけると「ウィドマンシュテッテン構造」という不思議な網目模様が表面に現れ、この模様はニッケルの含有量であらわれると言われています。
ウィドマンシュテッテン構造は、超高温な環境かつ、100万年以上の長い年月をかけて自然に作られる模様なので、人工的にこのような模様を再現することは困難のようです。
鉄隕石のため、アクセサリーなどに加工する場合には汗で錆びやすくなるためロジウムメッキなどでコーティングされ販売されます。
ムオニナルスタの流通量は少なく希少価値が高いため、偽物も多く出回っていますので、購入する際は信用のおけるストーンショップで購入するようにしましょう。
ムオニナルスタの石の意味・石言葉
ムオニナルスタには秘めたるパワーがあると言われていますのでいくつかご紹介します。
- 人格形成
- エネルギーを活性化させる
- 意思を強くする
- ぶれない精神力を身に付ける
精神力高めぶれない気持ちを身に付けたい方におすすめのパワーストーンです。
また宇宙との対話や調和を望む方には、宇宙と交信する際の鍵となると言われています。
こんなアイテムに加工されています
ムオニナルスタはブレスレットやペンダントなどによく加工されます。
主張しすぎない色合いや特徴で男女問わずアクセサリーとして身に付けやすいためとても人気があります。
一粒でも重量感を感じる石ですので、ブレスレットなどに加工する際は重くなりすぎないように注意すると違和感なく身につけることができて良いかもしれません。
丸玉のネックレスよりもプレートやクロスの形をしたペンダントヘッドのネックレスが、ウィドマンシュテッテン構造が映えるため人気です。
隕石を加工したジュエリーは隕石ジュエリーと呼ばれることもあります。
ムオニナルスタと相性の良い石
クォーツなど万能なパワーストーンと合わせると良いでしょう。
また、その他の鉄隕石(メテオライト)とも同様の鉱物なので相性がよいと言われています。
ムオニナルスタの基本情報(和名・原産地・硬度など)
和 名:鉄隕石
色 彩:灰色
原産地:スウェーデン北部
組 成:ー
硬 度:ー
比 重:ー
光沢:金属光沢
劈開性:ー
ムオニナルスタの浄化・お手入れ
クラスター:〇
セージ:〇
日光浴:〇
月光浴:〇
水浴:✕
ムオニナルスタのまとめ
ムオニナルスタは80年万年前に飛来した隕石だと言われていて、現在までに40個ほど発見されているようです。
ギベオンと見分けるのは難しいですが、ムオニナルスタもギベオンも「ウィドマンシュテッテン構造」を有しますが若干の違いがあると言われています。
ほぼ同じ鉱物のため、ギベオンはアフリカのナミビア共和国、ムオニナルスタはスウェーデンと採れた場所で区別するのが良いでしょう。
どちらも宇宙からのパワーとロマンを感じる事ができるの石なのでストーンコレクターにとってはたまらないレアアイテムです。
最後までお読みいただきありがとうございます。