皆さん「クリソコラ」という天然石をご存知ですか?
ターコイズに似たとても美しい青緑色した天然石です。
なんとこのクリソコラ、あのソロモン王(古代イスラエルの王・イスラム教の預言者の1人)に愛された石と言われていて、別名 「キングソロモンストーン」と呼ばれています。
クリソコラは、まるで宇宙から見た地球のような色合いをしていることから「地球のような石」と呼ばれていて、魂と地球をむずびつけると、グラウディング実践者や地に足を付けた生活をしたい方から人気の天然石です。体に蓄積されたマイナスのエネルギーを、体外に出してくれるとも言われていて、お守り代わりに身に付けている方も多くいます。
鉱物としては「ケイ酸塩鉱物」の一種で、和名では「珪孔雀石」と呼ばれています。似た名前の「孔雀石(マラカイト)」とは組成が非常に似ていて、銅鉱床近くで採掘されるときも、マラカイトと一緒に発見されることが多くあります。どちらの石も孔雀の羽のような色合いで、原石を見ているだけで嫌なことを忘れさせてくれます。
今回は、そんなクリソコラについて詳しく紹介させていただきますので、最後までお読みください。
クリソコラの豆知識天然石コラム
産地について
クリソコラはアメリカ・メキシコ・チリ・ロシア・コンゴ・イスラエル・ペルー・イギリス・インドネシア・台湾など世界各国の銅床で産出されている天然石で、アメリカではクリソコラに水晶の成分が浸透した「ジェムシリカ」がとても人気があります。
ジェムシリカの正式名称はシリシファイド・クリソコラで、クリソコラに珪酸溶液が染み込み珪化した石をです。本来は不透明なクリソコラですがジェムシリカ は半透明で一味違った美しさがあります。
名前の由来について
名前の由来は、紀元前315年にテオフラストス(ギリシャの哲学者)がクリソコラには金を増やす力があると考え、ギリシャ語の「chrysos(金)」と「kolla(膠・にかわ・つなげる)」を組み合わせて名付けたと言われています。実際に古代ギリシャでは宝石師が金を接合する際の糊としてクリソコラを使用していたと言われていて、まさに「金をつなげる」という意味がぴったりな天然石です。
クリソコラの見た目と輝きは?
クリソコラの見た目はまるで地球の様な色合いで、「森の様なグリーン」と「海の様なブルー」で構成されています。人間にとってとても心地の良い色合いで見ているだけでとても癒されます。この石は樹脂の様な質感とガラスの様な光沢を併せ持っています。
クリソコラの石の意味・石言葉
クリソコラには多くの石の意味がありますのでご紹介します。
- 強力な財運をもたらす
- 人間関係をスムーズにする
- 心の疲れを取り除く
- 家庭内の絆を強くする
- 感受性を高める
- 大地との繋がりを強固なものとする
気になるのは「金をつなぐ」という名前に反しない、財運の上昇パワーで経営者やギャンブラーが好んで身に付けています。
こんなアイテムに加工されています
クリソコラは地球をイメージさせる石の為、大きめの丸玉に加工されたペンダントヘッドやブレスレットなどの人気が高いです。また、とても割れやすい石の為、細かいアクセサリーへの加工は難しいようです。原石もとても美しく、独特の光沢を自宅で楽しむのもおすすめです。
クリソコラの基本情報(和名・原産地・硬度など)
和 名:珪孔雀石(けいくじゃくせき)
色 彩:青色・青緑色
光沢:ガラス光沢
原産地:アメリカ・メキシコ・チリ・ロシア・コンゴ・イスラエル・ペルー・イギリス・インドネシア・台湾
組 成:Cu4H4[(OH)8 | Si4O10]・nH2O
硬 度:2~4
比 重:2.8~3.2
劈開性:完全
クリソコラの浄化・お手入れ
クラスター:〇
セージ:〇
日光浴:〇
月光浴:〇
水浴:✕
クリソコラのまとめ
今回は「宇宙から見た地球のような色合い」のクリソコラ」ついてご紹介させていただきました。
この石を世界初の有人宇宙飛行で地球は青かったの名言でお馴染みの「ガガーリン」が見たら、「クリソコラも青かった」と言うかもしれませんね。
余談ですが、私の好きなソロモン王の名言をご紹介してクリソコラの紹介を締めくくりたいと思います。
「惜しみなく与える者はなお多くを手にし 理不尽なほど与えない者はいずれ貧する。」