琥珀には、化石化する前に取り込まれた昆虫や木の葉などが固められて閉じ込められていることもあります。
あの有名な映画「ジュラシックパーク」の中に登場する恐竜たちも、血を吸った蚊が閉じ込められている「アンバー」が登場したりしています。
たしか、蚊の体内にある血液のDNAを使って恐竜を復活させるというお話です。
そんな大昔の息吹を感じることができるアンバーですが、ヨーロッパでは結構一般的な存在なのです。
例えば、ヨーロッパでアンバーをプレゼントする事は「幸運を贈る」という意味を持っていて積年の愛が花咲くと言われたりもしています。
イギリスでは結婚10年目にアンバー(琥珀)を贈る「琥珀婚」という風習があるぐらい有名なんですよ!
今回はそんなアンバーについて少し見ていきましょう。
アンバーの豆知識天然石コラム
アンバー(琥珀)は正確にいうと他の天然石のような鉱物ではありません。
では何なのか?というと、 厳密には約3000万年以上前の植物の樹液が化石化した有機物質です 。
古くから「装飾品」として重宝された物質で、神秘的な力を持っているといわれていたりしたそうですよ。
ちなみに、アンバーには大きくわけると2つの種類があります。
・地層に埋もれて固まったもの。
・地層が崩落して海に流れ出したもの。
そして、アンバーは海を漂っているところを見つけられたりすることもあります。
アンバーが海をただよう様子と、燃やすといい香りがするところから、マッコウクジラの吐き出した「竜涎香(りゅうぜんこう)」(アラビア語でanbar)に似ていることから、アンバーというふうに名付けられたそうです。
燃やすといい香りがするんですね!
中国では、古くはアンバーのことを「虎魄」と書き、「虎の魂が石となったもの」と信じられてきたそうです。
アンバーはなんとも不思議な人気アイテムなのです!
ちなみにアンバーは昔から精神を安定させると言われていたり、予言やテレパシー能力の開拓など、霊的な能力向上を促すパワーが秘められているとされます。
また、アンバーをこすると静電気を帯びる帯電効果があることから、良い運気を引き付けるとされ、金運、仕事運、人気運が良くなるといわれます。
なので、アンバーを持っている人は指でこする用にする良い運気が呼び込めるかもしれませんね。
いにしえより伝わってきた太古の記憶に耳を傾け、金運を呼び込み、幸せを掴み取る、そのためのパワーストーンです。
アンバーの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:琥珀(こはく)
色 彩:橙色、黄金色、蜂蜜色、緑色、青色、赤色など誕生石:ーー
石言葉:抱擁、活性、癒し、家族の繁栄、長寿、帝王、家長の威厳、大きな愛
原産地:バルト海沿岸部、ドミニカ共和国、リトアニア、ポモージェ地方、東プロイセン地方など結晶系:非晶系
組 成:C10H16O + H2S
硬 度:2.0~2.5
比 重:1.05~1.10
アンバーと組み合わせると良い石
アメジストとの組み合わせは「不安定な精神状態を楽にする」
アイオライトとの組み合わせは「マイナス感情を抜く」
アベンチュリンとの組み合わせは「自然の力でエネルギー循環をサポート」
アンバーのヒーリング
・精神の安定
・生きる喜びを高める
・自己肯定ができる
・ストレスで弱っている人の癒しになる
・不快感の軽減
・円滑な人間関係
・緊張緩和
・あがり症に効くお守り
・金運
・本番、勝負に強くなる
・余計な力みを抜く
アンバーの浄化・お手入れ
非常に柔らかく、壊れやすくなっています。
とても傷つきやすいので、取り扱いには充分な注意が必要です。
浄化はクラスターやセージ、月光浴などが好ましいです。
太陽光は避けましょう。
セージ ◎
太陽光 ×
月光 ◎
浴水 ◎