ベスビアナイトの豆知識天然石コラム
産地について
べスビアナイトはノルウェー、フランスなど各地で見つかっている鉱物です。ベスビアナイトは内部の不純物によって色合いが変わることが特徴です。
色味や品質で呼び名がちがうことも特徴で、主に緑色、紫色、茶色などが混ざった色合いをベスビアナイトと呼びます。
鉱物名は約200年前に発見された、比較的新しいことも特徴です。
名前の由来について
最初に発見された場所が、イタリアのベスビオス火山が名前の由来です。ちなみに、宝石質のベスビアナイトは「アイドクレース」の名前で流通しています。
ちなみにアイドクレースは、発見当時ほかの宝石と似た見た目をしている別物として、ギリシャ語で「見せかけ」を意味する「アイドス」と「混ざり合った」という意味の「クレイシス」を組みあわせた言葉です。
アイドレースはとても輝きが強く、美しい宝石として長年人気があります。その美しさはヒスイともたとえられています。ちなみに青色が強いベスビアナイトは、「シプリン」と呼ばれています。
ヒスイによく似た全体的に緑色をしているベスビアナイトは、「カリフォルナイト」との別名が存在します。
和名ではベスブ石(ベスブせき)と呼ばれており、日本でも一部地域で産出される過去がありました。しかし市場で流通している石のほとんどは、ノルウェーやフランス、カナダなど産出量が多いところのベスビアナイトです。
ベスビアナイトの見た目と輝きは?
ベスビアナイトの見た目は、含まれる鉱物でかなり色合いが異なります。透明度はやや低く、緑色や紫色のツートンが定番です。ほかにも茶色、白色、青色などが混ざり合ったベスビアナイトも存在します。
同じ石でも色合いや透明度がまったく異なるため、一見すると同じ石には見えません。それゆえにほかの宝石と混同されていた時代もありますが、今では化学が発展したことでベスビアナイトだと明確に判断できるようになったのです。
いわゆる宝石質である光沢が強いアイドクレースの場合は、緑色を中心とした石が多いです。
どんな効果が期待できる石なの?
ベスビアナイトは人間関係を整える石と言われています。お互いの良さを認め合い、尊敬し合えるような関係性を目指していけます。特に持ち主に対しては、吉報をもたらす幸運を呼ぶ石としても知られています。
自分自身の精神が成長するため、周りに優しくできるだけでなくいざというトラブルのときも、動じずにスマートに対応できます。相手をゆるし、自分自身も成長していけるような、人としてのレベルを上げていける鉱物です。
こんなアイテムに加工されています
ベスビアナイトはそのままの色合いを楽しめる鉱物標本として販売されています。
宝石質のものはパワーストーンブレスレットや、ジュエリーとして流通しています。ツートンやトリコロールカラーのベスビアナイトも多く、1つでいろいろなカラーを楽しめる鉱物です。
見た目が華やかだからこそ、おしゃれなジュエリーとしてもおすすめです。
ベスビアナイトの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:ベスブ石
色 彩:緑色・黄色・青色など
石言葉:二人の愛
原産国:ノルウェー・フランスなど
組 成:Ca19(Fe,Mn)(AI,Mg,Fe)8AI4
硬 度:6.0~7.0
比 重:3.32~3.47
ベスビアナイトと組み合わせると良い石
翡翠は「持ち主に成功をもたらす」
セレナイトは「決断力を高める」
ルチルクォーツは「金運を高める」
シトリンは「金運を高める」
アマゾナイトは「雑念を振り払う」
ペリドットは「ポジティブな精神をもたらす」
ベスビアナイトのヒーリング
・お互いの良さを認め合える
・人間関係を良好にする
・持ち主に吉報をもたらす
・邪悪なものを払いのける
・自愛の精神で他者を大切にする
・ストレスやプレッシャーに強くなる
・真実の愛に気付く
・精神的な疲労をやわらげる
ベスビアナイトの浄化・お手入れ
ベスビアナイトはほかの鉱物が混ざり合って生まれている特殊な石です。それゆえに、むやみに太陽光にあてていると、変色する可能性があります。また、ほかの鉱物が混ざっているため、流水によって破損のリスクもあります。
もし浄化するときは、直接手で触れたり水で濡らしたりといった衝撃を与えない方法を選びましょう。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 ×
月光 〇
浴水 ×
ベスビアナイトのまとめ
ベスビアナイトは複数の鉱物の影響を受けて、2色や3色をした見た目が特徴です。緑色と紫色などのまったく異なる色合いが混ざった見た目は、とても美しく華やかです。
宝石質のものも存在しており、同じ石ですがアイドクレースの名前で流通しています。心を落ち着けて人間関係を整えていけるため、対人関係の悩みがある人におすすめです。